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Wikipedia:外来語表記法/ウズベク語

この文書は、ウズベク語由来の外来語について、表記を決めるための参考資料を提示するものです。特定の表記を強制するものではありません。もちろん、編集は大胆に。

この文書を利用する際には、Wikipedia:外来語表記法も参照して下さい。

現在、ウズベキスタンの公用語として使用されているウズベク語ではラテン文字を使用して表記しますが、ソビエト連邦統治下においてキリル文字が使用されていた影響もあり、現在でもキリル文字を使用した表記は多く見られます。したがって、以下ではラテン文字とキリル文字両方の表記を併記して外来語表記法を記すこととします。

母音について

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  • A, Аについて:「ア」([ɑ])で転写する場合と、「エ」([æ])で転写する場合があります。前者の例としてはアンディジャン (Andijon)が、後者の例としてはウルゲンチ (Urganch) やアッサローム・アレイクムの「レ」があります。
  • I, Иについて:基本的に「イ」で転写しますが、「エ」で転写する場合もあります。(例:テルメズ - Termiz)
  • U, Уについて:基本的に「ウ」音で転写します。
  • E, Еについて:基本的に「エ」音で転写します。

子音について

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  • B, Бについて:「バ」行で転写します。
  • Ch, Чについて:「チャ」行で転写します。
  • D, Дについて:「ダ」「ディ」「ドゥ」「デ」「ド」で転写します。「ダ」「ヂ」「ヅ」「デ」「ド」ではないので注意してください。
  • F, Фについて:「ファ」「フィ」「フ」「フェ」「フォ」で転写します。(例:フェルガナ - Farg'ona)
  • G, Гについて:「ガ」行で転写します。
  • H, Ҳについて:「ハ」行で転写します。
  • J, Жについて:「ジャ」「ジ」「ジュ」「ジェ」「ジョ」で転写します。(例:ジザフ - Jizzax)
  • K, Кについて:「カ」行で転写します。「キャ」「キュ」「キョ」で転写することもあります。(例:タシュケント - Toshkent)
  • Q, Қについて:「カ」行で転写します。(例:サマルカンド - Samarqand)
  • L, Лについて:「ラ」行で転写します。
  • M, Мについて:「マ」行で転写します。
  • N, Нについて:「ナ」行で転写します。
  • P, Пについて:「パ」行で転写します。
  • R, Рについて:「ラ」行で転写します。
  • S, Сについて:「サ」行で転写します。
  • Sh, Шについて:「シャ」「シ」「シュ」「シェ」「ショ」で転写します。
  • T, Тについて:「タ」行で転写します。
  • V, Вについて:基本的に、母音の前では「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」([v])で、子音の前もしくは語尾に付く場合は「ワ」や「ウ」([w])で転写します。しかし、例外もあります。(例:ピーワ - Pivo[2]
  • X, Хについて:ラテン文字では「X」もしくは「KH」で転写されます。「ハ」行で転写します。「カ」行や「サ」行ではないので注意してください。(例:ホージャ - Xojaジザフ - Jizzax)
  • Y, Йについて:「ヤ」「イ」「ユ」「エ」「ヨ」で転写します。「I」の後ろに続いて「iy」となった場合は「イー」とイの長音になります。(例:ナヴァーイー - Navoiy)
  • Z, Зについて:「ザ」行で転写します。
  • g', Ғについて:gに逆アポストロフィが付加されたもので、アラビア語غに相当します。「ガ」行で転写します。(例:フェルガナ - Farg'ona)

人名表記について

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ウズベク人の姓には語尾に「-ev」もしくは「-ov」がついている場合が多く見られます。これはソビエト連邦統治下で行われたロシア化に起因しているものが多く、これらに含まれる「E」や「O」、「V」はロシア語ЕОВと同じく「エ」、「オ」、「フ」で転写します。例としてはウズベキスタン大統領のイスラム・カリ (Islom Karimov)があります。

ロシア語由来の語について

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ロシア語に起源のある語については当言語の表記法に準じます。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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