Wikipedia:査読依頼/グレンコーの虐殺 20060518

グレンコーの虐殺 - ノート[編集]

一般の方の視点からみて分かりにくいなど、どのような印象かを知り、改善するために依頼いたします。いま気になっているのは、多く出てくる用語・横文字に対して、どこまで説明すべきかという点です。それ以外にも、気になったことなどあればお願いします。--S kitahashi(Plé)2006年5月17日 (水) 15:35 (UTC)[返信]

  • (書評)この分野については、以前ジャコバイトをざっと読みした程度の知識しか持ち合わせていませんが、それでも十分読み進め、理解することができました。文章も判りやすく、また図説も概ね適切に用いられており、ほとんどこのまま秀逸な記事になっていてもおかしくないと思いました。その上でいくつかコメントします。
    • 用語、横文字についての説明は、現状でもほぼ十分だと思います。最初から最後まで通して読む途中、いくつかひっかかったところはありましたが、脚注、または内部リンクで十分補われており理解可能でした。私よりも周辺知識量の多い人であれば、文章途中で解説を挟むより、むしろ現在の形式の方が読みやすいと思いますので、現状の構成を支持します。
    • 文章表現としても、ほとんど問題ないですが、一カ所だけひっかかったところがありました。「事件の影響」の最後の一文ですが、「キャンベル姓の者は、厳密にはいまだグレンコーの「罪」を許されておらず」とは、具体的にはどういうことを意味しているのでしょうか。まず「誰が許していないのか」、法的に、という意味なのか、それとも社会的に、という意味なのか、また「厳密」というのは、どういう点を指しているのか、些細な点ですがちょっと気になったので。
    • それから上の質問とも少し関係するのですが、この事件の後、(1)ロバート・キャンベルを含む「実行犯」ら、(2)「被害者」となったマクドナルド氏族の生き残り、(3)キャンベル氏族とマクドナルド氏族の関係、が、どうなったのか、という点が気になりました。事件が大局に与えた影響については、十分な説明があり理解できましたが、もうすこし事件の顛末について(もちろん、その情報があれば、ということですが)書かれていればなあ、と思いました。
    • 途中、推敲の痕跡だと思いますが、内部リンクがなかったり、出現順が逆転(初出時にはなく、後から出た方からリンクされているもの)している点が、いくつか残っているようです。校正やwikifyの最終的なチェックをすることをおすすめします。
    • 冒頭の地図はGoogle Mapへのリンクになっていますが……できればブリテン全体の地図は自前のところのが欲しいかな、と思いました。正直、途中の拡大地図だけでは地理的な感覚がぴんとこなかったので。どちらかと言えば、Google Mapの方は補助的に使う方がよいのではないかと。
    • それと、細かい校正的な話になりますが、途中1パラグラフだけからなる小セクションが連続している点が、若干気になりました。確かに、小セクションの見出しがある方が効果的だとは思いますし、そこらへんは恐らく承知の上で敢えてやっていることなのだとは思いますが。
以上です。興味深い記事をありがとうございました。--Y tambe 2006年5月18日 (木) 09:06 (UTC)[返信]
ご指摘ありがとうございます。さっそく直してみました。パラグラフのことは私も気になるといえばなるのですが、大きい文字があったほうが理解の助けになるかなと思った次第です。--S kitahashi(Plé)2006年5月18日 (木) 11:00 (UTC)[返信]
(コメント)編集により、上に挙げた問題点はほぼすべて解決されたと思います。--Y tambe 2006年5月22日 (月) 11:20 (UTC)[返信]

(書評)はじめまして。グレンコーの虐殺の記事、おもしろく読ませていただきました。新参者ですが、せっかくですのでいくつか思ったことを書いてみたいと思います。

  • 大枠の流れで、最初の「背景」と「経緯」の記述が、すこし混沌としているように感じました。具体的には次の点が気になります。
    • 「誓約署名」の最初のパラグラフに書かれていることは、むしろ「背景」の内容に近いように思いました。「背景」ではスコットランドで「名誉革命体制に従う風潮が主流となった」と述べているのに、「経緯」では「スコットランドが安定したというには程遠い状況で」と述べていますが、このあたりはすっきりとまとめて記述した方がわかりやすいと思います。
    • フランスとの戦争の必要性についても、「背景」と「経緯」にあまり記述を分散しないほうがすんなり読めると思います。
  • 次いで個別の節の内容についてですが、「背景」の最初のパラグラフで、イングランドがハイランド人を味方に引き入れたがっていたことが書かれていますが、それに対応させてハイランドの状況がもう少し書かれていると、理解が深まると思います。ジャコバイトの記事でもハイランドがジャコバイトの最大の支持基盤だったと書かれているのですが、その一方で必ずしも一枚岩ではないことがあちこちの記述から読み取れます。このあたりがきちんと文章化されていると、イングランドがつけこむ隙がどこにあったのかが見えやすくなってよいと思います。
  • 「経緯」の最初のパラグラフは、節の概要を提供しようとしているのだと思いますが、グレンコーの虐殺を全然知らない人にとってはちんぷんかんぷんなので、不要だと思います。冒頭になにかほしいのであれば、もっと「背景」の節とすんなりつながる内容のほうがよいと思います。
  • 記述の一貫性からは、「影響」の節でイングランドの当初の「ハイランド人を味方に引き入れる」という目的がどうなったのか、触れてあると親切だと思います。よめば当然推測できることではありますが。
  • ほかにいくつか細かい点で気づいたことを申し上げます。
    • ジェームズ2世については、当時の立場を簡潔に一言加えるとわかりやすいと思いました。
    • ロバートキャンベルの立場の説明は、キャプションだけですますのではなく本文にも一言ある方がよいのはないでしょうか。
    • 古い英語のことはよくわからないのですが、命令書の翻訳の文体が上司から部下への命令としては相当の敬体を使っているような印象をうけました。具体的には、例えばbe toなどは現代英語の感覚で読むとかなり強い命令のように感じるのに、「配慮されるべき」という訳語にすこし違和感を感じました。また"this you are to put in Execution"、"without Feud or Favor"などはすこし自由に訳しすぎかなという印象を受けましたが、以上はすべて門外漢のいい加減な印象ですので、捨て置いてくださってかまいません。それと、英語版にあるファクシミリの画像が、由緒正しいものなら日本語版にも貼ってあっても、イメージがふくらんで楽しいかなと思います。
    • 歌詞は英語と対訳の行がずれているので、横をそろえた方が見やすいと思います。途中訳だけ改行していないところがありますが、意図的なものでしょうか?
    • リダイレクトになってるリンク(虐殺事件、ウエストミンスター)があるようなので、せっかくなのでリダイレクトが回避されている方が親切かなと思いました。

以上、まとまりなく長々と書いてしまい、申し訳ありません。管理業務と平行して、このような読み応えのある記事を作成なさっていることに、失礼ながら感服しますとともに、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。Aotake 2006年6月8日 (木) 02:26 (UTC)[返信]

  • (編集)貴重なコメントありがとうございます。なまじ知っているとついつい説明を省いてしまうことがあり、ご指摘は大変助かります。ひとまず対応したつもりですが、まだわかりにくいかもしれません。歌詞についてですが、今はとりあえず行を揃えてみました。英語の脚韻etcを再現する力などなく、詩として翻訳したので踏み込んだ意訳になっています。このあたり違和感を覚える方が多いかもしれません。そのときは練り直してみますが、私の英語力では限界があります(それは命令書の翻訳で明らかになってしまいましたが)。微妙なニュアンスなど、自分で翻訳しておきながら、手に余る部分が少なくありません。もし気になったところがあれば、直接手を加えていただけると助かります。べつに私の記事というわけでもないので。
    ともかく、色々いじってみました。いかがなもんでしょうか。--S kitahashi(Plé)2006年6月8日 (木) 06:42 (UTC)[返信]
    • (コメント)短い時間に鮮やかにお応えくださってありがとうございました。すばらしい手際に恐れ入ります。私の意見としましては、とても読みやすくなって、イギリス史をほとんど知らない人にもわかりやすい記事になっていると思います。私自身、とても勉強になりました。ありがとうございます。歌詞の部分は、私はけっこう好きだと思いました。日本語の語感としてリズムもよいと思いますし、いまのままでもかまわないと思います。命令書の方は古い英語なのでほんとうにちょっと手出しできませんが、I’ll strive to be at you with a stronger partyのあたり、今の訳でいいのかな、とちょっと思います(先のコメントではうまく表現できずに書いてしまい、すみません)。リダイレクト回避など細かいところまでコメントをしてお手数をおかけしてしまいましたが、S kitahashiさんが丁寧に時間をかけて書かれている記事なので、手を加えてもし逆にお手数を増やしたら、と思わなくもないのですが、私にも直せるような点がもし目につきましたら、こんどは編集に参加させていただくかもしれません。その時はよろしくお願いいたします。Aotake 2006年6月8日 (木) 17:01 (UTC)[返信]