Wikipedia:査読依頼/八幡愚童訓 20080716
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蒙古襲来に関する重要な史料のひとつにかかわらず、甚だにわずかな内容でしたので加筆致しました。ただ、日本史は自分としては専門を異にする分野ですし、鎌倉時代の知識についても全く自信が無く(汗、記事内容も百科事典の説明を切り貼りして作った感がどうにも否めません。説明の過不足や妥当性について等々専門の方々に査読をお願い致したいと思います。 Haydar 2008年7月16日 (水) 21:09 (UTC)
- 【査読】 ──専門家の方による審査結果。
- 【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価頂いた結果。
- 【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
- 【感想】 ──専門外の方による感想。
- 歴史は専門外なので、資料論的な立場からすこし思ったことを。
- まず、資料を百科事典で引くときは、原本成立、諸本の状況および系統論、諸本の比較、資料としての性格・内容、享受・研究史上における利用のされかた、を参照したいものと思います。そこから考えると、本項目は諸本の状況および比較について少し述べられたに過ぎないように思います。たまたま図書館の書架にあった川添昭二『蒙古襲来研究史論』(雄山閣、1977)を覗きみたのに過ぎないのですが、本資料は江戸の蒙古襲来研究の時代より重要な資料として扱われていたらしいこと、資料として正確性を疑われ、一部検証が行われ(正確性が確認された)たということもあったようです(川添は30年ほどまえのものですので現在での資料価値はよくわかりません)。また、このような資料の場合、思想史的意義などもあるのではないのでしょうか。そのようなことがまとまっていればありがたかろう、というように思いました。 Kzhr 2008年7月17日 (木) 06:06 (UTC)
- 早速のコメント有難うございます。『八幡愚童訓』は飽くまで宗教文書であり、その主張する中心は「八幡神の威徳を称揚する」ことにあるような資料ですから、文永・弘安の役の状況について詳細が書かれてあっても、この前提の上で述べられている。ということのようですね。書いている時はなかなか頭が回らなかったのですが、現行ではご指摘のあったとおり、1)原本成立、2)諸本の状況および系統論、3)諸本の比較、4)資料としての性格・内容、5)享受・研究史上における利用のされかた、6)思想史的意義、などはどれも必要ですが現行の記事では不十分ないし記事化されていませんね。Kzhrさんがあげられたこれらの項目分けをもとに整理し、御紹介された川添論文などを参考にして今後記事の増補を行いたいと思います。『八幡愚童訓』の資料論については、小野尚志『八幡愚童訓諸本研究 -- 論考と資料』(三弥井書店、2001年9月)が最新のものになるんでしょうか。
- ただ、査読依頼を出した後でこう言うのもなんですが、自分の専門の項目だったらある程度何とかなったかもしれませんが、これらを調べて記事にするのは自分にはやや荷が勝ち過ぎる感がありますので、むしろ加筆依頼に出した方が良かったのかも知れません(汗 --Haydar 2008年7月19日 (土) 20:36 (UTC)
- 【その他】 ──表記・文体など