Wikipedia:査読依頼/白血病 20111207

白血病 - ノート[編集]

とりあえず、歴史に関する事柄以外は2005年以降の文献を用い、今話題の白血病幹細胞に関しては日本語の総説論文レベルでは最新の知見を盛り込んでいると思っています。義務教育終了レベルでは難しいかもしれませんが、この主題をある程度の網羅性を持って、尚且つわかりやすく説明するのにどうしたらいいかも悩んでいます。ご査読、あるいは単なる感想でもお寄せいただいたら幸いですぱたごん 2011年12月7日 (水) 13:22 (UTC)[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価頂いた結果。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
非常に詳細で包括的な優れた記事だと思います。さて、一読して気になった件としては、セクションの構成があります。名前の由来および血液の色と今昔のセクションに関しては、サブセクションに下げた上で、"歴史"という節を置いたほうが良いのではないかと感じました。また、英語版と比較すると、治療法の節はもう少し詳細な記述ができると思いますし、意味的にもサブセクションとして区切った方が見通しが良くなるかと考えます。--yghwtrrl 2011年12月7日 (水) 16:04 (UTC)[返信]
ご査読ありがとうございます。構成と治療節ですか!?たしかに英語版の方がすっきりしてますね。見直してみます。少しばかり時間をください。--ぱたごん 2011年12月8日 (木) 09:35 (UTC)[返信]
yghwtrrlさん 大変時間がかかってしまいましたが、ご指摘をふまえて全面的に見直してみました。--ぱたごん 2012年1月12日 (木) 11:47 (UTC)[返信]
浅学の身で恐縮ですが、血液疾患について一応一通りの教育がある者としてコメントいたします。当該項目はAML、ALL、CML、CLLの四大疾患を概括する名称としての「白血病」およびその類縁疾患(ATL等)を広範的に解説した非常に壮大な意欲作であり、記事の信頼性に関しても、精度および正確度ともにきわめて慎重に執筆されたということがみてとれる、超大作であると言えるでしょう。現時点で良質な記事に選出していることからも、この記事の質の高さについて既に一定の評価がなされていることは明らかなので、この先、質の上でのブラッシュアップは本当に些細なものになると思います。理想を言えばこの記事を読む人が遍く、白血病の病態について理解できる程度まで文章が洗練することが可能であれば、この先は記述をいかに咀嚼するかが一番のポイントになると思います。
さて、この点に関して読者にとって一番のハードルとなるのが、既存記事との棲み分けになるのではないでしょうか。もちろん一口に「読者」といってもニーズは様々でしょう。「白血病」と称するやまいについてちょっと興味をもった主婦、「急性前骨髄性白血病」と診断された若者、白血病に罹った文豪を卒論のテーマに選んだ人文系の学生……などなど挙げだしたらきりがありません。しかし血液疾患について前提知識をほとんど持ち合わせていない彼らにとってスタート地点は、やはりこの「白血病」という記事になると思います。そういう意味でこの名前空間は、既存の(あるいは将来的に立項されるであろう)関連記事に対しての良い「道しるべ」となれば、百科事典としての責務をまっとうできたと言えるのではないでしょうか。
そのような目線で見ると、現在のこの記事は正確性や細部の精度に妥協をしないかわりに、内容に関する俯瞰性が少なからず失われてしまっているように感じます。もっとも記事のテーマがテーマだけにそのバランスは限りなく困難なものになると思います。教科書で勉強して個人的に抱いた印象ですが、急性白血病と慢性白血病とでは、イヌとネコほどに……いや、ラーメンとスパゲッティくらいにしておきましょうか……異なる概念だと解釈しています。それを歴史的な事情で「黄色いめん類」みたいな感じでひとくくりの名前にしてしまったから話がややこしくなってしまったのでしょう。
以下私の妄言
  • ラーメンは、味ごとに塩、しょうゆ、みそ、とんこつ……などの種類がある(染色性での分類)
  • さらにそれに関して、「塩とんこつ」「みそしょうゆ」など中間的なものもいくらでも存在する → ナンバリングして分類しよう!(FAB分類)
  • 実はラーメンは師弟関係に結ばれた血統がある!?(DNA解析)
  • ラーメンはその師弟関係ごとに「家系」「二郎系」みたいなかんじで分類できる……かも?(WHO分類)
  • スパゲッティはイタリアのものだけど、ナポリタンは日本人の発案!?(CMLの系統解析)
  • サラダスパゲッティは麺類ってよりはサラダだよね。。コンビニではサラダ売り場に置いてあるし…(CLLと悪性リンパ腫の分類の見直し)
  • どうやら「麺」って漢字は本来小麦粉の記事をのばしたものを指すらしい。現代におけるラーメンやスパゲッティは、のばしたものだけじゃないから、漢字はやめて平仮名で「めん」って書こう。(「癌」と「がん」の違い)
  • 調べてみたら、黄色いうどん、らーめん風の春雨とか、そば粉で作ったスパゲッティなんかもあるみたいだけど……これも「黄色いめん類」だよ…ね?(白血病の類縁疾患)
……失礼しました。。。このあたりのことをわかりやすく説明するためには……考えるだけで頭が痛くなりますね。。とりあえず、読者が興味をもちやすいのは、「#原因」、「#疫学(性差、好発年齢、遺伝性の有無なども)」、「#検査」、「#症状と合併症」、「#経過と予後」、「#治療と副作用」、「#社会との関連(行政による支援など)」、「#研究史と今後の展望」あたりではないでしょうか。もしかしたら、分類やその他もろもろの基礎医学的なことは、思い切って分割、再構成などの抜本的な見直しを図ってもよいかもしれません。。あと、分類に関しては折角「白血病裂孔」というご労作があるのですから、そちらについても触れておいた方が良いのではないでしょうか。
こんなところでしょうか。。説明がかなり漠然としていて申し訳ありません。もちろん現状の記事もとても素晴らしいことは疑いありませんが、ぱたごんさんの熱意に敬意を表しつつ、自分なりに駄文を重ねてみました。--Damena 2012年1月29日 (日) 12:07 (UTC)[返信]
  • Damenaさん、ご丁寧なご指導ありがとうございます。そうですね、「白血病」と称するやまいについてちょっと興味をもった主婦、「急性前骨髄性白血病」と診断された若者、白血病に罹った文豪を卒論のテーマに選んだ人文系の学生・・・全員にとって100点満点の記事は製作不可能ですね。たしかに「白血病って簡単に言うとどんな病気?200文字以内で答えてね ハート」みたいなニーズが多いのは承知しています。逆に白血病と診断された患者家族は専門医にセカンドオピニオンを求めるような勢いで記事を読まれることでしょう。ラーメンとスパゲッティの例えは見事ですね。どっちも白血病に名前が付いてますからね、ましてMPD/MDSに分類されている白血病などはどう扱うべきなのか・・・慢性骨髄単球性白血病は白血病の名は付いているけど白血病なのか?キリがないですね。そもそも白血病記事は「白血病って簡単に言うとどんな病気?200文字以内で答えてね ハート」というニーズにだけ答えて、これ以上を求めるニーズに対しては各子記事への振り分けだけすればいいのかも知れません。まあ、白血病記事では各病型についてはざっとしかかいてませんが・・Damenaさんにご指摘いただいた部分の加筆を試みますか。現状で115kの記事ですが果たしてどこまで大きい記事になることやら

ちょっと考えさせて下さい。--ぱたごん 2012年1月29日 (日) 12:41 (UTC)[返信]

まあ単なる振り分け記事にするってのは味気ないでしょうし、詳細すぎる小項目主義は読者にとってはあまり親切とは言えないかもしれないのですけどね。。大昔のドイツの病理学者が得体のしれないこの疾患を「血が白くなる病」と呼んだのを現代の多くの医療者がこれに倣っているように、ラーメンもスパゲッティも一緒くたにして、これら外国から来た得体のしれない食べ物を「黄色いめん類」って総称して田舎のおばあちゃんに説明するくらいのおおらかさも必要でしょうね。章立てや項目同士の兼ね合いなどは、医療系学生用の教材(試験前に読むような薄いアンチョコ本)なんかも参考になるかもしれません。まあ困難な課題ですが、ひょんなことでアイディアが生まれるかもしれません。私からもお手伝いできる部分があれば、ぜひお力添えをしたいと思っているのでよろしくお願いいたします。--Damena 2012年1月29日 (日) 12:57 (UTC)[返信]
Damenaさん。時間かかってしまいましたが見直してみました。いかがでしょう?--ぱたごん 2012年2月12日 (日) 08:15 (UTC)[返信]
興味深く読ませていただきました。かゆいところに手の届くすばらしい仕上がりだと思います。--Damena 2012年2月12日 (日) 13:54 (UTC)[返信]
【感想】 ──専門外の方による感想。
見事な力作だと思います。ただ、やはり専門外の読者には難しい・読みにくい部分が散見されます。私もいつも苦労するところなので、人のことは言えないのですが…。とくに概要節の冒頭にはもう少し改善の余地があるかと思います。まず、白血病のなかの分類から話を始めるよりも、白血病全体に共通する性質を、大雑把でもよいので先に説明し、それからサブカテゴリごとの違いを述べるほうがわかりやすいのではないでしょうか。また、全体像がつかめる前に例外(低形成性白血病)に言及されてしまうと、読む側は混乱してしまいます。一旦は典型的なケースに絞って一通り解説してから、ただし例外もあると述べる順序のほうが理解しやすいかと思います。
癌とがんの違いの話は興味深く読みましたが、面白い内容だからこそ出典はぜひとも欲しいところです。また、「急性白血病では死亡率は4割」のような統計数値には、必ず出典をつけ、いつ・どこのデータなのかを明示する必要があると考えます。--Trca 2012年1月23日 (月) 20:28 (UTC)[返信]
Trcaさん ご査読ありがとうございます。ご指摘ごもっともです。見直してみます。少しばかり時間ください。直し終わりましたら、ここで報告いたします。--ぱたごん 2012年1月24日 (火) 10:14 (UTC)[返信]
Trcaさん、大変時間がかかってしまいましたがご指摘を踏まえて見直してみました。白血病の4分類はどうしても外せないので冒頭には残しておきましたが、概要では白血病全体に共通する性質を先頭に置き、サブカテゴリごとの違いは概要のラストに移しました。--ぱたごん 2012年1月28日 (土) 09:32 (UTC)[返信]
【その他】 ──表記・文体など