Wikipedia:査読依頼/福山城 (備後国) 20080122

福山城 (備後国) - ノート[編集]

細かく書き加えましたが、纏まりが悪くなったような気もしますので、より分かりやすい記述あるいは指摘や訂正などあればお願いいたします。たなしん 2008年1月22日 (火) 15:13 (UTC)[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価頂いた結果。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
網羅的に詳細に細かく書かれている、良い記事だと思いました。ただしその分どうしても長くなってしまい、読者の読む気を削ぎ、そのため「わかりにくい記事」になっているようにも思いました。私もかなり長い記事を書く方なので他人事ではないんですが、長い記事では特に「詳しさや正確さ」だけでなく、「わかりやすさと読みやすさ」にも配慮し、両者のバランスを追求していくことが重要だと思います。その点で言うと、もう少し「わかりやすさ」への配慮が必要だと思います。具体的には、今の「概要」のセクションの内容と構成を見直して、「軽く読めるけれど、そこを読んだだけで、「わかった気になれる」あるいは「福山城の全容を一分で語れ」と言われても困らない程度になれる、ような文章にすることを提案します。同様だった例として、Wikipedia:査読依頼/密室殺人 20060626およびノート:密室殺人の流れを見ていただければ、私の意図するところが、より伝わりやすいかもしれません。
また特に専門外の人が読むことを想定する必要があるため、「その分野全体(つまり日本の城全部)を俯瞰的に見たとき、どういう位置付けにあるのか」ということを、概説として述べる必要があると思います。秀逸な記事に選ばれている姫路城の冒頭、概要のセクションが参考になると思います。ひょっとしたら特記することがない、と判断されたのかもしれませんが、例えば「日本に○○個残っている○○な城の一つにあたる」という一文を加えるだけでも(そしてその「○○個」の数がそれなりに多いものであったとしても)、この分野に明るくない人にとって、ぐっとイメージが掴みやすくなります。
それから、細かい部分についてはまだ精読してないのですが、現時点で気付いたポイントとして
  • 画像の使われ方が気になりました。冒頭の一枚の後、複数の写真が並べられてますが、これはそれぞれ城の構造を示している各論の節に、それぞれ持っていくべきだと思います。また、この構造や建築物については、城全体の敷地の見取り図(写真ではなく、イラストによる「図示」がまず第一)を作成し、それを最初に示すべきだと思いました。城郭関係では、こういったイラストを作成されてた方が何人かおられたと思いますので、イラストの自作が無理であれば、そういった方を探すか、ウィキプロジェクトで相談ないし依頼してみてはどうか、と思います。
  • また冒頭の「国の史跡。」や概要の「輪郭式平山城。」などの表現は省略せず、正しく文章として書くべきです(「国の史跡に選ばれている。」「城郭の様式としては輪郭式平山城に分類される。」…正確な表現かどうかはわかりませんが、そんな感じ)。こういった形で「名詞を並べる」というのは、一見短いし「簡潔」だと思われがちですが、却って専門外の人にとって理解を妨げる要因になります。「出来るだけ平易な文章で書く」ことで「簡潔さ」を追求するべきだろうと(例えば上の例だと「選定されている」より「選ばれている」……まぁこれくらいならば違わない、とは思わなくもないですが)。この辺りについては、先に挙げた姫路城の文章がよく練られていると感じましたので、参考にできる部分が多いのではないかと思います。
以上、参考になりましたら幸いです。--Y tambe 2008年1月31日 (木) 03:13 (UTC)[返信]
大変参考になります。ご指摘の点をできる範囲で直してみましたが、イラストの作成には少し時間がかかりそうです。他にも何かありましたら御教示いただけると幸いです。ありがとうございます。たなしん 2008年2月1日 (金) 13:31 (UTC)[返信]
【感想】 ──専門外の方による感想。
ただの感想ということでご無礼します。
明治以降の城の扱いをめぐる歴史がきちんと書いてあることが大変に私好みで、以前から気にしておりました。旧城下町であった町はどこでも、広大だった城地をどう利用したか、また城という歴史遺産をどう活用したか、という観点だけで十分に歴史になりえますもんね。とても楽しく読ませていただきました。また、縄張り・普請・作事という築城の3ポイントも押えてあり、よい記事ですよね(というか私はこんな高レベルな城記事を書いたことがない身なので偉そうなことはとてもいえた立場ではないのですが)。
一応、気になった点をいくつか挙げておきます。冗長という問題をあえて無視して書くことをご容赦ください。
  1. 福山周辺の地理関係を冒頭で挙げているのはとてもよいと思うのですが、地名を列挙されても土地勘のないものにはやはり苦しいですね。軽い地図があるとよいと思います。
  2. 全体にうわもの(建築物)については詳しいですが、この城郭は主郭部の発掘調査などはなされていないのでしょうか(最近のいわゆる緊急調査以外の発掘はないのでしょうか)。出土物や、遺構から新しい知見があったとすれば、書いておくべきかと思います。
  3. 近現代の福山城についての記載があるのは先ほども書いたとおり大変に好きなのですが、うわものの再建や史跡保存に積極的に動いたのは行政か、篤志家か、はたまた市民だったのでしょうか?行動した主語を考えると、もっと面白いモノができてくると思います。また、行政の公園整備の構想と、史跡の保護は意外に矛盾することも多いので、そのあたりも調べてみると面白いかもしれません。
以上です。私自身が勉強にさせてもらっている記事になんて恥知らずなことを、と汗顔しつつ。Aboshi 2008年3月16日 (日) 16:34 (UTC)[返信]
  1. 地名については懸念していました。ただ、これを省くと情報として不足を感じますので、あえて記載しましたが、やはり、何か理解の助けになるものが必要なようですね。とはいえ、関係する地名を全て盛り込むとあまりに広大かつ高密度な図になってしまいますので、方法を検討してみます。
  2. 福山城は学術的な調査はおろか遺構の整備も殆ど行われていません。遺構の保存状態が悪いのもそういった経緯があるのですが、これについてもう少し掘り下げた方がよさそうですね。
  3. この視点については見落としていました。大変参考になります。上記を念頭に記述を整理したいと思います。--たなしん 2008年3月18日 (火) 14:22 (UTC)[返信]
【その他】 ──表記・文体など