Wikipedia:秀逸な記事の選考/カアバ 20220203

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賛成/条件付賛成/保留/反対 3/0/0/0 この項目は選考基準の「賛成票が3票以上」かつ「賛成票が全体票数の3/4以上」を満たしています。2022年4月15日 (金) 09:31 (UTC)(2022年4月15日 (金) 18:31 (JST))までに異論が無ければ、この項目は秀逸な記事となります。

  • (推薦)自薦です。サウジアラビアにあるイスラームの聖地についての記事です。2021年10月に良質な記事に選出されましたが、査読依頼を経て、より記事が洗練され、秀逸な記事にふさわしい記事になったと考えるので推薦いたします。--Takenari Higuchi会話2022年2月3日 (木) 10:02 (UTC)[返信]
  • (コメント)記事で出典に使われている文献のうち、下記の文献を参照し、150個ぐらいの脚注について出典の記述と記事の記述の突き合わせ確認を行いました。
    • 水谷周『イスラームの原点―カアバ聖殿』国書刊行会〈イスラーム信仰叢書〉、2010年。ISBN 978-4-336-05207-0
    • 水谷周『イスラーム巡礼のすべて』国書刊行会〈イスラーム信仰叢書〉、2010年。ISBN 978-4-336-05204-9
    • 蔀勇造『物語 アラビアの歴史』中央公論新社〈中公新書〉、2018年。ISBN 978-4-12-102496-1
    • 羽田正『モスクが語るイスラム史』中公新書、1994年。ISBN 4-12-101177-5。(※記事で使われているのは2016年の増補版)
    • 佐藤次高『イスラーム世界の興隆』中央公論新社、1997年。ISBN 4-12-403408-3。(※記事で使われているのは2008年の文庫版)
    • 佐藤次高『イスラーム 知の営み』山川出版社〈イスラームを知る〉、2009年。ISBN 978-4-634-47461-1
    • 坂本勉『イスラーム巡礼』岩波書店〈岩波新書〉、2000年。ISBN 4-00-430677-9
    • 医王秀行『預言者ムハンマドとアラブ社会―信仰・暦・巡礼・交易・税からイスラム化の時代を読み解く』福村出版、2012年。ISBN 978-4571310201
    • グスタフ・E・フォン・グルーネバウム『イスラームの祭り』伊吹寛子訳、法政大学出版局〈イスラーム文化叢書〉、2002年。ISBN 978-4-588-23805-5
    • 『西アジア史I』佐藤次高 編、山川出版社〈新版 世界各国史〉、2002年。ISBN 4-634-41380-9
  • いくつかの微修正は行いましたが、大きな問題は特にないようです。確認した佐藤次高『イスラーム世界の興隆』と羽田正『モスクが語るイスラム史』は記事が使っているものとは版が違いますが、ページ数は異なるものの記事と同内容がほぼ確認できました。
  • ややささいな点になりますが、以下の点について気にましたのでご返答いただけますと幸いです。
    • (佐藤 2008, p. 51.)からの「アッラーフが地上で最初に創造したのはカアバであった…」で始まる引用が書かれていますが、私が確認した1997年版 p.44 では「カアバ」表記ではなく「カーバ」表記でした。増補版を確認していないので修正しませんでしたが、基本的に引用時に記述を変更するのはNGです。東京高裁平成3年12月19日判決の法政大学懸賞論文事件では、送り仮名の変更や読点の削除のようなレベルの改変でも同一性保持権侵害と判示されています。Takenari Higuchiさんが、この変更を著作権法第20条2項で許容される改変とお考えならばわたしからは特に何もしませんが、そうでないならば、引用時には出典先の表記を使用するか、表記を引用時に変更したことを注釈や括弧書きなどの形で明示することがお勧めします。
    • 同じ話ですが、(水谷 2010b, p. 37.)からの引用で「アッラーはこのカアバを毎年60万人が巡礼すると約束され…」と「アッラーは毎夜、大地の人を見られる…」という2つの引用があります。これらの引用元では、「カアバ」ではなく「カアバ聖殿」、「マスジド・ハラーム」ではなく「聖マスジド」と記されています。上と同じ話ですが、引用するならば元の表現のまま引用することをお勧めします。
--Yapparina会話2022年2月13日 (日) 08:52 (UTC)[返信]
@Yapparinaさん ありがとうございます。
  • 佐藤 (2008) を確認しましたが、文庫版でも確かに「カーバ」表記でした。したがって引用部分を「カアバ」から「カーバ」に修正しました。また、「スッラト・アル=アルド」としていた部分も佐藤 (2008) では「スッラト・アルアルド」だったので、こちらも修正しました。
  • 水谷 (2010b) は手元にないので今すぐ修正することは出来ませんが、日本時間の2月14日中には確認できるので、確認でき次第すみやかに修正し、そのむねご報告いたします。
--Takenari Higuchi会話2022年2月13日 (日) 09:57 (UTC)[返信]
水谷 (2010b) からの引用部分を修正しました。--Takenari Higuchi会話2022年2月14日 (月) 03:44 (UTC)[返信]
(賛成)いいんじゃないでしょうか。(´・ω-)b --Yapparina会話2022年2月19日 (土) 01:28 (UTC)[返信]
  • コメント 非常に充実した内容になっているものと思います。「所在地」の節で、「聖地の確定」というのが繰り返し行われたことが記載されていますが、これはどういうものなのでしょう。どの範囲までを聖地とするかを誰かが決めているのでしょうか。少し気になりました。「イスマーイールの囲い所」の写真がないのでどんなものか気になったのですが、File:Hajr Ismail, Makkah.jpgこの半円形のものですかね。他に使えそうな画像としてFile:Kaaba washing ceremony (IMG19201694).jpg洗浄作業の様子とか、File:Kaaba-plan.svg平面図とかありましたがどうでしょうか。これはあくまで感想であって、記事の改良を求めるものではないのですが、ムスリムの人たちが神聖視しているものは結局何なのでしょうね。カアバは何度か建て直されているようだし、部材も最近になっても平気で交換していますよね。神殿は神聖だけれどそれを構成しているものはあくまで物質であって、偶像崇拝を否定する教義からも、ムスリムが皆で神聖視しているという概念が大事、みたいなことなのでしょうか。--Tam0031会話2022年4月5日 (火) 15:35 (UTC)[返信]
    • 返信 ありがとうございます。聖地について、イスラーム成立以前から存在しており、イスラーム成立後も逐次定められている旨について加筆しました。また、いただいたイスマーイールの囲い所、清掃の様子、平面図のほか、「ムスリムのみ」と書かれたマッカへの案内標識の画像を追加しました。
    • 私はムスリムではないので、イスラームにおけるカアバの重要性を理屈では分かっても彼らの感覚的なものには到底理解が及びませんが、「世界の中心」であるカアバを通してアッラーフに近づけること、また、ムハンマドの時代からの歴史的な連続性を感じることが出来る点なのかなと感じました。もちろんムハンマドの時代のカアバと現在のカアバは物質的に言えば全くの別物ですが、やはり黒石やマカーム・イブラーヒームなど当時のまま残っているものもあるわけです。カアバの内部の様子が写真などで普通に公開されていることは驚きましたが、カアバの内部にアッラーフがいるわけではないので特におかしなことではないのでしょうね。書いていてとても興味深い主題でした。--Takenari Higuchi会話2022年4月6日 (水) 03:19 (UTC)[返信]
      • 賛成 ありがとうございます。しっかりした記事になっているものと思います。--Tam0031会話2022年4月6日 (水) 13:42 (UTC)[返信]
        • すみません、追加いただいた平面図では西辺の長さが12.04メートルなのですが、本文では12.40メートルになっています。おそらく12.04の方が正当ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。--Tam0031会話2022年4月7日 (木) 15:36 (UTC)[返信]
          • 返信 ありがとうございます。当該記述の出典となっている『イスラームの原点―カアバ聖殿』のp.182, 183.を確認しましたが、書き間違いなのか誤解なのか、確かに12.40メートルと記載されていました。幸い西辺の長さは12.04メートルであると記されている資料があったので、当該記述を修正するとともに大きさにまつわる出典をそちらに差し替えました。また、注釈で「水谷(2010b)は12.40メートルとしている」という旨を追加しました。--Takenari Higuchi会話2022年4月8日 (金) 07:48 (UTC)[返信]
  • 賛成 名前の由来のところでは様々な説について言及していたり、歴史や構造、管理方法についても豊富な出典から詳しく説明されています。--山形祐介会話2022年4月8日 (金) 09:31 (UTC)[返信]

通過要件を満たした状態が1週間継続したため、通過となります。--アリシア-jawiki会話 - 投稿記録2022年4月15日 (金) 11:07 (UTC)[返信]