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Wikipedia:秀逸な記事の選考/菌糸 20080306

賛成/条件付賛成/保留/反対 0/1/1/0 この項目の選考期間は、2008年6月6日 (金) 14:14 (UTC)(2008年6月6日 23:14 (JST))までです。 (ノート) 《推薦理由》菌類学の基本的な項目ですが、ほぼ大事なことは書き切れていると思います。できる限り範囲を広げてありますし。 Ks 2008年3月6日 (木) 14:14 (UTC)[返信]

(コメント)平易な文章でまとめてあり読みやすいと思います。ただ3cmなど具体的な数字が挙げられている箇所では、どの文献の何ページを参照したのかを明示してほしいと思います。また参考文献の書き方がバラバラなので、Wikipedia:出典を明記するを参考に体裁を整えてください。内容については専門外なので触れません。--かぼ 2008年3月6日 (木) 14:25 (UTC)[返信]
(条件付き賛成)私も、ちょっとだけ執筆に参加してますが、詳細に記述された項目だと思います。ただ、もう少し改善点を挙げておきます。
  1. 改善済みY tambe 2008年3月7日 (金) 09:54 (UTC)--章立ての論理構造について、見直した方がいいんじゃないかと思います。現状では、各セクションが羅列されているだけに見えて、「各論はきっちり書かれてるけど、総論が弱い」という印象を与えます。実際によく読むと総論も書かれてはいるのだけど、要は文章構成の問題で、すみずみまで読まないと判りにくいし、セクション構造の拙さが、それを助長してるんじゃないかと(逆に言うと、セクション構造だけきちんとすれば、体裁を整えるのが可能)。要は、よく言われるように「大事なことだけ先に言え」、ということです。また構成の見直しに当たっては分類、構造、成長、機能などのように、思い切ったセクション分けにした方がいいと思います。おおざっぱにいうと、例えば「菌糸の○○」というセクションは、「菌糸と○○」「○○の菌糸」よりも重要度が高いだろうと思いますので、それらをメインに、それ以外のセクションはそのメインのセクションのどれかの中のサブセクションに出来ないかを検討すべきでしょう(当然、説明の順番も変わってくる可能性があります)。そうすることで、「総論と各論」「特筆性が高い特徴と、そうでもない特徴」などが、構成だけで読者に伝わりやすくなるため、「情報を羅列してるだけ」という印象は一気に払拭されることでしょう。[返信]
  2. 改善済みY tambe 2008年3月7日 (金) 09:54 (UTC)--同様な傾向がパラグラフ単位でも見られます。個々のパラグラフの文章はすごくいいのに、並べ方だけで損をしてるというか。例えば、現在の「一般的構造」の冒頭は4パラグラフからなりますが、現在の「1→2→3→4」ではなくて、「1→4→3」の順にならべ、2番目のパラグラフは「菌糸の成長」の冒頭に持っていった方がいいと思います。[返信]
  3. 菌糸の役割というか位置付けについて、おおざっぱに概説するセクションを設けて、身近な例を示しつつ概説すると、よりイメージが掴みやすくなるかもしれない、と思いました。栄養体としての役割だけでなく、いわゆる「カビが根をはる」ことで除去しづらいことだとか、あるいはキノコの食感だとかについても、(決して長々とでなく)一言二言触れられるのではないかと。
  4. 現在の選考基準から見ると、参考文献が不足していると判断されるだろうと思いますので、思い切った追加が必要かと思います。私も自分が書いた部分については後で追加しますが、参考文献の記載法について、とりあえずKsさんの考える方式(シカゴマニュアルスタイルなり何なり)で、スタイルを決めておいていただけると助かります。それに合わせて書きますので。general referencesを提示し、脚注方式を避ける、というやり方もあるかとは思いますが(腸炎ビブリオなどはそうしてますが)、今の時流では、そうする必要性を上手く主張できないと、反対意見に押し負けてしまいかねない、と思いますので(と、選考の段階で言うのもなんですが……先に査読依頼に持って来ていただけてれば)。
  5. 一部を残し改善済みY tambe 2008年5月1日 (木) 03:17 (UTC)--(2008年3月7日 (金) 09:54 (UTC)追加)以下の用語については文中になかったので、言及しておく必要があるのではないかと思います。(1)有隔菌糸、(2)無隔菌糸、(3)真性菌糸(仮性菌糸との対語)、(4)ドリポア隔壁(内容については述べられていますが、名称が挙がっていないようなので)。[返信]
以下はマイナーなポイントですが
  1. 栄養菌糸と気中菌糸を、同じ画像の中で判りやすく、巨視的に示した写真があれば、と思いました。例えば、寒天培地に生やした断面を撮像したものとか(寒天片でのスライドカルチャーなら、もうしばらくしたら準備できるかもしれませんが、マクロにはあまりいい写真がとれるか自信がない)。もし写真が難しいようなら、作図も検討しますので、声をかけて下さい。
(2008年4月23日 (水) 12:03 (UTC)追記)とりあえず撮ってみました。--Y tambe
この場合、空中に伸びているようではありますが、実際にはガラス表面を這っているのですから、気中菌糸ではないのではないでしょうか?--Ks 2008年4月23日 (水) 12:21 (UTC)[返信]
ああ、そうか……英語版en:Hyphaに貼っちゃおうかと思ってたので、その前に指摘していただいて助かりました(向こうで恥をかかずにすんだ ^^;)。一応、2mmくらいの厚みの寒天を使ってスライドカルチャーしたものを直接観察(カバーグラスを外して固定するのでなく)してまして、スライドガラスとカバーグラスの間の、約2mmくらいの隙間で生えてるものを通常の光学顕微鏡で見てます(サブロー培地だと、この培養条件だとガラスにべったり菌糸が付きますが、コーンミールでは生育が悪くて、却ってガラスにはあまり付いてない感じではある)。でも確かに、画像の上の方は気中菌糸とガラス表面を這ってる菌糸の両方が混じってる状態ですね(というより、うねうねとしてるのはガラス表面を這ってるヤツでしょうね…確かに) 一応、位相差像も撮れないことはないですが、そもそもがそういう状態で培養してますので、気中菌糸以外のものが混じってくるのは避けられないと思います。まぁ、この程度が私に用意できるものの限界ということで勘弁願いたく。ただまぁ要するに、「こんな感じの図が欲しい」ということで、何か心当たりがありましたら、ぜひ「餅は餅屋」ということで、宜しくお願いします。--Y tambe 2008年4月23日 (水) 12:43 (UTC)[返信]
  1. 改善済みY tambe 2008年5月1日 (木) 03:17 (UTC)--一般的な菌糸の太さについて記述していただけると助かります(放線菌菌糸のところとも関わってくるので)。あと、長さについて記述することは可能でしょうか? もし可能ならば(1)一般的に知られてるのではこれくらい、(2)こんなに長くなる特殊なケースも知られてる、などの記述ができれば、よりイメージが膨らむと思います。[返信]
  2. 構造のところで、隔壁について最初に述べた概説のところでも、まず隔壁に孔があり、細胞同士を完全に分離するものとは限らないことに言及しておくべき(一文程度の短い文章で)だと思います。これは他の多細胞生物と大きく異なる特徴なので、概説/特徴として最初に述べておくことで、後の詳説を理解することを助けるでしょう。
以上です。--Y tambe 2008年3月7日 (金) 03:20 (UTC)[返信]
(保留)期限ぎりぎりですみませんが、「保留」に1票。事情で職場からは書き込むことができないので文献を見ながらのコメントではないのですが、秀逸と呼ぶにはまだ問題があるように思います。たとえば核の移動は壁孔経由ではなくその脇に穴を開けてだったと思うのですが、生理とかは20年近く前に勉強したままあんまりアップデートしていないので最新の知識でしっかりしたことを言っているという自信はありません。できたら専門家による査読が望ましいと思います。最近菌学会は普及啓蒙に熱心なようです(この間の大会シンポジウムでもそういうのがありました)ので、頼めばやってくれる人もいると思います。明間 民央 2008年6月5日 (木) 13:39 (UTC)[返信]