YS-11(ワイエスいちいち)は、日本航空機製造が製造したターボプロップエンジン方式の双発旅客機。第二次世界大戦後に初めて日本のメーカーが開発した旅客機である。一般には「ワイエスじゅういち」、または「ワイエスイレブン」と呼ばれている。時刻表ではおもにYS1およびYSと表記されていた。
機種名であるYS-11の「YS」は輸送機設計研究協会の「輸送機」と「設計」の頭文字「Y」と「S」をとったもの。一方、「11」の最初の「1」は搭載を検討していたエンジンの候補にふられた番号で、実際に選定された「ダート10」の番号は「1」であった。後ろの「1」は検討された機体仕様案の番号で……