Windows TV ゴシック
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Windows TV ゴシック(ウインドウズ ティービー ゴシック、Windows TV Gothic)とは、和文ゴシック体フォントの一つである。開発はタイプバンク[1]で、2007年(平成19年)にバージョン1が製作された。Windows 7 ・Windows 8に標準搭載されている。形式は OpenType(ベースはTrueType) である。
ARIB外字への対応
[編集]FM文字多重放送や字幕放送などで使用するARIB外字を私用領域に収録しているのが本フォントの特徴。
MicrosoftがユニコードコンソーシアムにおいてARIB外字のUnicode収録を提案し[2][3]、それらが2009年10月のUnicode 5.2に収録されたものの、本フォント自体は Unicode5.2 への対応がなされていない。
JIS規格への対応
[編集]本フォントは JIS X 0212-1990および、JIS X 0213:2004 にも対応しており、それ以外にも一部の漢字を表示可能[4]。
フォントファミリー
[編集]以下の6種類で構成されている。
- Windows TV ゴシック
- Windows TV 丸ゴシック
- Windows TV 太丸ゴシック
- Windows TV Pゴシック
- Windows TV P丸ゴシック
- Windows TV P太丸ゴシック
インストール
[編集]Windows 7に標準搭載されてはいるが、すぐ使える状態にはなっていない。
Windowsシステムの下位フォルダ Windows\ehome の中に WTVGOTHIC-R.ttc, WTVGOTHIC-RB.ttc, WTVGOTHIC-S.ttc とあるのがWindowsTVゴシックフォントファイル群で、それらをインストールすることで実際に使用できるようになる。
脚注
[編集]- ^ 株式会社タイプバンク(2010年12月現在、本フォントに関する情報は掲載されていない)
- ^ 絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第6回--Google・Apple提案とそのシナリオ - (page 2) CNET Japan 2020年1月29日
- ^ N3397 Japanese TV Symbols - ISO/IEC JTC1/SC2/WG2 ユニコードコンソーシアム 2008年3月11日
- ^ 例えば、人名などに多く使われている「𠮷」(上が「土」になっている「吉」(つちよし)、土 + 口、U+20BB7)など。