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YAMATO☆Dancing

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「YAMATO☆Dancing」
BOYS AND MENシングル
初出アルバム『威風堂々〜B.M.C.A.〜
B面 「One For All, All For One 〜夢は叶えるもの〜」
「Let's Go」
リリース
規格 CDシングル音楽配信
ジャンル J-POP
時間
レーベル Virgin Music
作詞・作曲 タイラヨオ(SUPA LOVE)(作詞)
Miki Fujisue(作曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 2016年度年間28位(オリコン)[2]
  • 週間2位(Billboard Japan
  • 2016年度年間29位(Billboard Japan)[3]
  • 2016年度年間4位(タワーレコード[4]
  • BOYS AND MEN シングル 年表
    Wanna be!
    (2016年)

    【配信限定】
    サンバdeバケーション
    (2016年)
    YAMATO☆
    Dancing
    」(2016年)
    ドラMAX!!! 〜オレらの憧れ竜戦士〜
    (2017年)
    テンプレートを表示

    YAMATO☆Dancing」(ヤマト・ダンシング)は、日本の男性グループ・BOYS AND MENの楽曲。シングル2016年8月24日Virgin Musicからリリースされた。BOYS AND MENの17作目のシングルで[5]、メジャーとしては4作目、Virgin Musicとの専属契約後の最初のシングルである。

    背景

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    キングレコードからリリースされた「Wanna be!」から約7か月ぶりで、メンバーの脱退により11人組から10人組となってから最初のシングルCDリリースである[注 1]。この間、5月に配信限定シングル「サンバdeバケーション」、6月に所属事務所であるフォーチュンエンターテイメントのタレントによる企画「フォーチュンオールスターズ」としてのシングル「Power Of Dream」のリリースを挟んでいる[5]

    2016年6月9日、BOYS AND MENはユニバーサルミュージックのレーベルVirgin Musicとの専属契約が決定したことを発表[6]。ユニバーサルミュージックは、メジャー第2弾シングル「BOYMEN NINJA」の販売元として携わったことがある。それと同じタイミングで、BOYS AND MENが本人役を演じる映画『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』の公開と、「YAMATO☆Dancing」がその主題歌に、カップリングに収録された「One For All, All For One 〜夢は叶えるもの〜」が劇中歌に使用されることが発表された[7]

    ユニバーサルミュージックは、この曲が「BOYS AND MENの新たなテーマソング」であるとアピールしている[8]。BOYS AND MENはヤンキー風な学ラン姿をトレードマークとしているが、歌手活動においてはCDリリースごとにその楽曲に合わせた様々な衣装を用いており、シングルのジャケット写真(表題曲パフォーマンス時の衣装)が学ラン姿であることは少なかった[9]。この曲では「原点回帰」として、CDジャケット、ミュージック・ビデオ、ライブ・パフォーマンスの全てにおいて、この曲のために新調された学ランを用いている[10][11]

    このシングルはセールスにおいて大きな成果を上げ、BOYS AND MENは後述のようにこの曲で全国区の音楽番組や著名な音楽イベントに出演する機会を得た。2016年末に第58回日本レコード大賞において新人賞を受賞し、12月30日の授賞式でこの「YAMATO☆Dancing」を披露した。

    リリース形態、アートワーク

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    CDシングルは、初回限定盤・通常盤・初回限定ピクチャー・レーベル盤全10種の計12形態でリリースされた。初回限定盤と通常盤のカップリングには、「One For All…」のほか、水野勝辻本達規本田剛文・平松賢人・吉原雅斗の5名が歌う新曲「Let's Go」を収録。通常盤にはこれら3曲のカラオケ・バージョンも収録されている。初回限定盤には、「YAMATO☆Dancing」のミュージック・ビデオとそのメイキング映像を収録したDVDが付属する。

    アートワークは、「和学ランを纏い、金鯱バイクに乗り全国へと突き進む」というイメージを表現したもの[8]。初回限定ピクチャー・レーベル盤は、メンバー10名のそれぞれのテーマカラーを背景にしたソロ・アーティスト写真を用いたディスクジャケット仕様である[12]。この和学ランは曲名にちなんで「YAMATO学ラン」と名付けられた。

    制作、音楽性

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    「YAMATO☆Dancing」は、タイラヨオ(SUPA LOVE)が作詞を、藤末樹(クレジットでは「Miki Fujisue」)が作曲と編曲を担った。BOYS AND MENの一連の楽曲プロデュースを手掛けてきたYUMIKOは、このシングルでは表題曲の制作には携わっていない。

    BOYS AND MENメンバーはこの曲について、「活動してきた5年間が全て詰まった作品」[10]、「原点に立ち返った、男気あふれる歌詞の楽曲」[13]、「まさに名刺みたいな曲。名古屋弁も入っているし、自分たちが軸に置いているものが歌詞の中に込められている。」[14]、などと解説している。バックトラックについて、「音数も多いし、いろんな効果音も入っていて、ラップもある。今までの曲とは違った要素が入っている。」と述べている[15]

    プロモーション、ライブ・パフォーマンス

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    シングルに関する情報を公開した6月中旬から、リリース時期の8月下旬までの間、活動拠点である東海地方を中心に数多くのリリースイベントを開催した。8月23日に東京・ヴィーナスフォートにて開催されたイベントは、約1,000人の観客を動員した[16]

    このシングルのリリース時に、『ミュージャック[17]・『魁!ミュージック』など、活動拠点である中京エリア制作のもの以外の音楽番組に出演した。『魁!ミュージック』では、8月度のマンスリーアーティストとして出演[18]。『バズリズム[19]・『シブヤノオト[20] 出演で、全国ネットの音楽番組でパフォーマンスを披露する機会を得た。9月3日に『第23回東京ガールズコレクション』、9月17日に『イナズマロックフェス2016』に出演し、ステージで「YAMATO☆Dancing」を披露した[21][22]

    チャート成績

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    オリコンチャートでは、8月24日付のデイリーチャートで1位を獲得[23]。リリース初週に自己最高の売上記録となる約21.1万枚を売り上げ、週間ランキングでは2位を記録した[24]Billboard Japan週間シングル・セールス・チャートTop Singles Salesでは、2位を記録した[25]

    収録トラック

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    通常盤

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    1. 「YAMATO☆Dancing」(作詞: タイラヨオ(SUPA LOVE)、作曲・編曲: Miki Fujisue) – 3:54
    2. 「One For All, All For One 〜夢は叶えるもの〜」(作詞: BOYS AND MEN、補作詞: YUMIKO、作曲・編曲: Yusuke Shirato) – 4:38
    3. 「Let's Go」(作詞: Kanata Okajima、作曲・編曲: StoneFox・HANI LOVE) – 3:47
    4. 「YAMATO☆Dancing(カラオケver.)」 – 3:54
    5. 「One For All, All For One 〜夢は叶えるもの〜(カラオケver.)」 – 4:38
    6. 「Let's Go(カラオケver.)」 – 3:44

    初回限定盤

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    CD
    1. 「YAMATO☆Dancing」
    2. 「One For All, All For One 〜夢は叶えるもの〜」
    3. 「Let's Go」
    DVD
    • 「YAMATO☆Dancing -Music Video-」
    • 「YAMATO☆Dancing -Making Video-」

    初回限定ピクチャレーベル盤

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    全種類共通

    1. 「YAMATO☆Dancing」
    2. 「One For All, All For One 〜夢は叶えるもの〜」

    脚注

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    注釈

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    1. ^ フォーチュンオールスターズ名義のシングル「Power Of Dream」を除く。

    出典

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    1. ^ 日本レコード協会 ゴールドディスク認定 : 月次認定作品 認定年月:2016年 9月”. 2017年5月12日閲覧。
    2. ^ オリコン年間 CDシングルランキング 2016年度 21〜30位”. oricon ME. 2017年5月12日閲覧。
    3. ^ Billboard Japan Top Singles Sales Year End Charts”. Billboard Japan. 2017年5月12日閲覧。
    4. ^ “タワーレコードの年間チャート「2016 ベストセラーズ」発表”. Tower Records. (2016年12月5日). https://tower.jp/article/news/2016/12/05/n101 
    5. ^ a b ボイメンWalker2, p. 76-81, 「ボイメンビジュアルヒストリー 2015〜2017」.
    6. ^ BOYS AND MENメジャー専属契約 決定!!”. BOYS AND MEN OFFICIAL SITE (2016年6月10日). 2016年9月22日閲覧。
    7. ^ “ボイメン新作映画はグループの軌跡を追った青春作、主題歌シングルも”. 音楽ナタリー. (2016年6月10日). https://natalie.mu/music/news/190344 2016年9月22日閲覧。 
    8. ^ a b BOYS AND MEN - YAMATO☆Dancing[通常盤]”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2016年9月22日閲覧。
    9. ^ 「BM 衣装図鑑」『ボイメンWalker』、角川マガジンズ、2015年9月、64-71頁、ISBN 9784048947114 
    10. ^ a b “ボイメン、「5年間が全て詰まった」新曲MV一部解禁 和学ランも新調”. ORICON STYLE. (2016年7月20日). https://www.oricon.co.jp/news/2075403/full/ 2016年9月22日閲覧。 
    11. ^ 【ボイメン】セクシーでワイルドな振りに萌え萌え!? BOYS AND MENシングル『YAMATO☆Dancing』リリース【インタビュー】”. mimot. - うれピア総研. Pia Corporation (2016年8月24日). 2016年9月22日閲覧。
    12. ^ “ボイメン、新曲のメンバーソロ写真&ピクチャーレーベル公開”. M-ON! MUSIC. (2016年7月10日). http://www.m-on-music.jp/0000145875/ 2016年9月22日閲覧。 
    13. ^ “BOYS AND MEN メジャー第一弾『YAMATO☆Dancing』リリース 「原点に立ち返る」”. エキサイトミュージック. (2016年8月17日). https://www.excite.co.jp/news/article/E1470375116013/ 2016年9月22日閲覧。 
    14. ^ 東海エリアを代表するエンタテインメントグループ、“ボイメン”ことBOYS AND MENのニューシングルに迫る!”. EMGT MUSIC (2016年8月19日). 2016年9月22日閲覧。
    15. ^ 【インタビュー】BOYS AND MEN 誠 “ボイメン”ファミリーの愛を力に全力疾走!! One For All,All For Oneで結ばれた堅い絆”. rankingbox (2016年8月24日). 2016年9月22日閲覧。
    16. ^ “【イベントレポート】BOYS AND MEN「男の生き様見せてやる!」”. BARKS. (2016年8月25日). https://www.barks.jp/news/?id=1000130116 2016年9月22日閲覧。 
    17. ^ “『ミュージャック』人気女優がボイメンの素顔を暴露!?”. TV LIFE. (2016年8月12日). http://www.tvlife.jp/2016/08/12/69496 2016年9月22日閲覧。 
    18. ^ フジテレビ系「魁!ミュージック」8月度マンスリーアーティストに決定!”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2016年7月22日). 2016年9月22日閲覧。
    19. ^ “「バズリズム」で石井竜也が真相告白!WHITE ASH、TPD、ボイメン、yonigeも登場”. 音楽ナタリー. (2016年8月19日). https://natalie.mu/music/news/198800 2016年9月22日閲覧。 
    20. ^ “NHK音楽番組「シブヤノオト」9月4日生放送に欅坂46、スカパラ、ボイメン、刀剣男士らが出演決定”. music.jpニュース. (2016年9月22日). https://music-book.jp/music/news/news/123501 2016年9月22日閲覧。 
    21. ^ “ボイメン:TGC初登場で「元気」届ける 念願のステージで全力パフォーマンス”. MANTANWEB. (2016年9月3日). https://mantan-web.jp/article/20160903dog00m200025000c.html 2016年9月22日閲覧。 
    22. ^ “「イナズマロック フェス2016」終幕!「来年、さらにパワーアップして戻ってきます」”. RO69. (2016年9月20日). https://rockinon.com/news/detail/148752 2016年9月22日閲覧。 
    23. ^ “ボイメン新曲、発売初日に首位獲得”. 時事通信. (2016年8月25日). http://www.jiji.com/jc/article?k=g160587&g=ent 2016年9月22日閲覧。 
    24. ^ “名古屋発“ボイメン”の勢いが止まらない!最新シングルがいきなり2倍の売上で自己最高記録に”. music.jpニュース. (2016年8月30日). https://music-book.jp/music/news/news/123451 2016年9月22日閲覧。 
    25. ^ “キスマイ、ボイメンとの初動7万枚差を覆しシングル・チャート首位”. Billboard Japan. (2016年8月29日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/41369/2 2016年9月22日閲覧。 

    参考文献

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    外部リンク

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