ytv京橋ビル
ytv京橋ビル | |
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西側より。2008年撮影。 | |
情報 | |
旧名称 | 讀賣テレビ本社ビル |
用途 | オフィスビル |
旧用途 | 放送局 |
設計者 | 日建設計・鹿島建設[1] |
施工 | 鹿島建設 |
建築主 | 讀賣テレビ放送 |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造(高層棟5階以上) |
敷地面積 | 8,264 m² [1] |
建築面積 | 4,891 m² [1] |
延床面積 | 29,674 m² [1] |
階数 | 地下2階・地上14階・塔屋2階[1] |
着工 | 1986年4月 |
竣工 | 1988年4月18日 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区城見2-2-33 |
座標 | 北緯34度41分39.7秒 東経135度32分1.3秒 / 北緯34.694361度 東経135.533694度座標: 北緯34度41分39.7秒 東経135度32分1.3秒 / 北緯34.694361度 東経135.533694度 |
ytv京橋ビル(ワイティーヴィーきょうばしビル)は、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク(以下、OBPと略記)にある建築物である。1988年から2019年まで、讀賣テレビ放送(以下、ytvと略記)の2代目本社として放送事業を行っていた。
歴史
[編集]ytvは、1958年に大阪市北区岩井町(現 東天満1丁目)で本放送を開始した。
大阪砲兵工廠跡地のうち第二寝屋川北側の一帯はOBPとして整備されることとなり、1980年より土地区画整理事業が開始された。ytvはその中の北東端、寝屋川を挟んで京橋駅に近い一角に新社屋を建設することとなった。1986年4月に着工。約2年の工期ののち1988年4月18日に竣工し、同年8月より新社屋からの放送を開始した[2]。
自社制作番組の拡充による就業人員増加や、空調機器や放送機器の更新時期に差し掛かったことから、OBP内で従来の本社から南西に400mほどの位置にあったシアターBRAVA!跡地に3代目となる新本社ビルの建設を決定した[3]。新社屋は2016年10月27日に着工。竹中工務店により施工され、2019年1月31日に竣工した[4]。同年9月1日には新社屋からの放送に切り替えられた[5]。それまでのytv本社ビルは「ytv京橋ビル」に建物名を変更し、2020年5月7日、パナソニックの社内カンパニーであるコネクティッドソリューションズ社(2022年よりパナソニック コネクト株式会社)モバイルソリューションズ事業部およびストレージ事業開発センターが入居した。実験設備等を導入するにあたり耐荷重の要件があったが、テレビスタジオであった本ビルはこの条件に合致していた。OBPの街びらきには松下幸之助が関わっていたことも進出の理由の一つとなった[6]。
建築
[編集]設計は日建設計および鹿島建設で、鹿島建設により施工されrた。大型テレビスタジオを主体とした低層棟と、事務室などからなる高層棟で構成される。外装はプレキャストコンクリート、打放しコンクリート、ガラス繊維補強セメントなどを組み合わせているが、外観デザインの統一が図られている。高層棟上部にはパラボラアンテナを外装に組み込んだ。建物内部についても、自然採光や天然木の採用など良好な執務空間への配慮がなされている。本建物は1989年に第30回BCS賞を受賞[1]。2019年竣工の3代目社屋も第65回BCS賞を受賞している[7]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 第30回受賞作品 讀賣テレビ放送新社屋 (PDF)
- ^ OBPの歴史(OBP大阪ビジネスパーク協議会)
- ^ “読売テレビ放送、大阪ビジネスパークに新本社-制作番組増で手狭に”. 日刊工業新聞. (2014年9月1日). オリジナルの2014年9月3日時点におけるアーカイブ。 2024年8月22日閲覧。
- ^ 10plaza(讀賣テレビ放送)
- ^ "読売テレビ新社屋 放送開始について" (Press release). 讀賣テレビ放送. 28 August 2019. 2024年8月22日閲覧。
- ^ “OBPstyle vol.47 「入り交じる」をテーマにワークプレイス改革 パナソニック コネクティッドソリューション社移転から見る大手企業の挑戦”. 大阪ビジネスパーク協議会. 2024年8月22日閲覧。
- ^ “第65回受賞作品(2024年)読売テレビ新社屋”. 日本建設業連合会 (2024年8月8日). 2024年8月22日閲覧。