Z会ホールディングス
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒411-0033 静岡県三島市文教町1-9-11 |
設立 | 2015年5月7日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6010001167765 |
事業内容 | グループ各社の経営管理及びそれに附帯または関連する業務 |
代表者 | 藤井 孝昭(代表取締役社長) |
資本金 | 10億円 |
売上高 |
5億2800万円 (2023年3月期)[1] |
営業利益 |
▲7億2200万円 (2023年3月期)[1] |
経常利益 |
9億8200万円 (2023年3月期)[1] |
純利益 |
9億5900万円 (2023年3月期)[1] |
純資産 |
▲23億0500万円 (2023年3月期)[1] |
総資産 |
204億5000万円 (2023年3月期)[1] |
主要株主 | 増進会ホールディングス 100% |
主要子会社 |
株式会社栄光 株式会社エデュケーショナルネットワーク 株式会社シェーンコーポレーション 株式会社エー・アンド・アイ 株式会社国際交流センター 株式会社ゼニス スマートキッズ株式会社 株式会社アルティアセントラル 株式会社栄光アース |
外部リンク |
www |
株式会社Z会ホールディングス(ゼットかいホールディングス、英: Z-kai Holdings Inc.)は、静岡県三島市に本社を置き、株式会社栄光の「栄光ゼミナール」などをはじめとした、学習塾事業・家庭教師派遣事業を傘下に持つ企業。増進会ホールディングスの完全子会社たる中間持株会社。
本項では、実質的な前身である、栄光ホールディングス株式会社(えいこうホールディングス、英: Eikoh Holdings Inc.)についても述べる。
概要[編集]
2011年10月、株式交換方式により、株式会社栄光などを傘下にもつ持株会社、栄光ホールディングス株式会社が設立される。
2011年には札幌市に本社を置く進学会と資本業務提携を締結したが[2]、翌2012年に著作権侵害が発覚したことなどから、栄光側が資本業務提携の解消を進学会に通告した[3][4]。その後、社内に第三者委員会が設置されたが[5]、進学会側(有限会社進学会ホールディングス)は栄光HDの株式を保有し続け、2015年7月9日まで同社株の約30%を保有する筆頭株主であった。
2014年8月29日、学研ホールディングスと双方の株式を持ち合い資本業務提携すると発表[6][7]。主力の教育サービス事業に連携を広げるとしている[8]。なお後述のTOB実施後も業務提携は維持するとしている[9]。
2015年5月、同時点で第2位株主であった増進会出版社が、子会社を通じ栄光HDに対する株式公開買付(TOB)を実施することを表明。進学会HDなど既存の大株主もこれに賛同する意向を示したことから、増進会出版社の完全子会社となる見通しとなった[10]。
- 第一段階として、主として進学会HD保有株式を対象とした自己株式の公開買付が実施され[11]、同社はこれに応じ保有全株式を売却。2015年7月10日をもって筆頭株主が進学会HDから増進会出版社に移った[12][13]。なおこの自己株式公開買付の価格は、後述の第二段階の公開買付より100円低い1450円/株に設定されていた。
- 第二段階として、増進会出版社の完全子会社である株式会社ZEホールディングスによる株式公開買付が実施され[14]、2015年8月7日をもって株式会社ZEホールディングスが54.0%の株式を取得、増進会出版社は直接保有する42.18%と併せ96.18%を取得し、親会社となる[15]。
- 第三段階として、2015年9月16日に増進会出版社による株式売渡請求が行われ、栄光ホールディングスの株主は増進会出版社と株式会社ZEホールディングスのみとなった。2015年11月1日、株式会社ZEホールディングスは栄光ホールディングスを吸収合併した[16]。
沿革[編集]
「栄光ゼミナール#沿革」も参照
- 2011年10月 - 株式交換方式により、株式会社栄光などを傘下にもつ持株会社、栄光ホールディングス株式会社が設立。
- 2012年
- 1月 - 吸収分割により、株式会社栄光の管理部門及び関係会社管理部門の事業の一部を承継。
- 6月 - 信頼関係が築けないとして株式会社進学会に対し、同社との資本業務提携契約解消を通知。しかし進学会側(完全子会社の進学会ホールディングス含む)は株式保有を継続。
- 2014年8月 - 学研ホールディングスと双方の株式を持ち合い資本業務提携すると発表。
- 2015年
- 5月7日 - 増進会出版社の完全子会社である株式会社ZEホールディングスが設立される。
- 5月19日 - 増進会出版社が栄光ホールディングスに対するTOBを行うことを発表。
- 7月10日 - 筆頭株主だった進学会ホールディングスが、栄光ホールディングスの自己株式公開買付に応じ保有全株式を売却。増進会出版社が筆頭株主となる。
- 8月7日 - 増進会出版社が間接保有分含め約96%の株式を取得、子会社とする。
- 9月11日 - 上場廃止
- 9月16日 - 増進会出版社による株式売渡請求により、間接保有分含め同社の完全子会社となる。
- 11月1日 - 増進会出版社の子会社で株式公開買付を行った株式会社ZEホールディングスが、栄光ホールディングス株式会社を吸収合併。
- 2018年7月 - 株式会社ZEホールディングスが社名変更し株式会社Z会ホールディングスとなる。
子会社[編集]
- 株式会社栄光
- EIKOH SEMINAR AUSTRALIA PTY. LTD.
- Eikoh North America Inc.
- EIKOH VIETNAM CO., LTD.
- 株式会社エデュケーショナルネットワーク
- 株式会社エデュプレス
- 株式会社シェーンコーポレーション
- 株式会社エー・アンド・アイ
- 株式会社国際交流センター
- 株式会社ゼニス
- スマートキッズ株式会社
- 株式会社アルティアセントラル
- 株式会社栄光アース
脚注[編集]
- ^ a b c d e f 株式会社Z会ホールディングス 第8期決算公告
- ^ 株式会社進学会との資本業務提携契約締結に関するお知らせ - 栄光・2011年3月18日
- ^ 株式会社進学会との資本業務提携の解消に関するお知らせ - 栄光ホールディングス・2012年6月6日
- ^ “栄光HD、筆頭株主の提案否決 株主総会”. 共同通信. (2012年6月27日) 2014年8月30日閲覧。
- ^ “第三者委が調査報告書 栄光HD、進学会との対立で”. 日本経済新聞. (2012年12月12日) 2014年8月30日閲覧。
- ^ “栄光と学研が資本提携 教育のIT活用で協力”. 共同通信. (2014年8月29日) 2014年8月30日閲覧。
- ^ “株式会社学研ホールディングスとの業務資本提携及び第三者割当の引受に関するお知らせ” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社 (2014年8月29日). 2014年8月30日閲覧。
- ^ “学研HDと栄光HD、株持ち合いを強化”. 日本経済新聞. (2014年8月29日) 2014年8月30日閲覧。
- ^ “株式会社学研ホールディングスとの業務資本提携の変更に関するお知らせ” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社 (2015年6月26日). 2015年8月2日閲覧。
- ^ 株式会社ZEホールディングスによる栄光ホールディングス株式会社(証券コード6053)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ - 栄光ホールディングス・2015年5月19日
- ^ “自己株式の取得及び自己株式の公開買付けに関するお知らせ” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社 (2015年5月19日). 2015年8月2日閲覧。
- ^ “自己株式の公開買付けの結果及び取得終了並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社 (2015年6月17日). 2015年8月2日閲覧。
- ^ “(訂正)「自己株式の公開買付けの結果及び取得終了並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」の一部訂正について” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社 (2015年6月25日). 2015年8月2日閲覧。
- ^ “株式会社ZEホールディングスによる栄光ホールディングス株式会社(証券コード6053)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社・株式会社増進会出版社・株式会社ZEホールディングス (2015年6月18日). 2015年8月2日閲覧。
- ^ “株式会社ZEホールディングスによる当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社、主要株主である筆頭株主及び主要株主の異動に関するお知らせ” (PDF). 栄光ホールディングス株式会社 (2015年8月1日). 2015年8月2日閲覧。
- ^ 2015年9月16日付臨時報告書