コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

class (音楽グループ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
class
出身地 日本の旗 日本
活動期間 1993年 - 1996年
2003年 - 2004年(再結成)
2008年 - 2009年(新体制)
レーベル アポロン M-ONE
(1993年 - 1996年)
よしもとアール・アンド・シー
GMA Records
事務所 GMAエンタープライズ
公式サイト class Official Site
旧メンバー

classクラス)は、日本男性デュオグループ。デビュー曲の「夏の日の1993」は販売枚数170万枚を超えるミリオンヒットを記録した。1996年に解散したが、2003年に再結成。さらに2008年より、日浦孝則に代わり、class所属のGMAエンタープライズ元代表取締役である岡崎公聡がメンバーとなり再始動したが、2009年津久井克行が死去したことにより活動を終了した。

メンバー

[編集]

1993-1996年、2003-2004年のメンバー

[編集]
群馬県桐生市出身。
TV出演時の立ち位置は向かって左で、アコースティックギターを弾きながら歌唱する。ハスキーな歌声が特徴で、時たまサングラスをかけている場合がある。
2009年10月2日 14時01分 すい臓がんで死去、享年49。
広島県東広島市出身。
TV出演時の立ち位置は向かって右で、エレキギターを弾きながら歌唱する。
作詞又は作曲がclass名義になっている楽曲は実際には日浦の作詞または作曲であると公表している。
現在はインディーズレーベルVanilla Sky Recordsで活動中。
同レーベルからソロとして初のアルバムとなる『心のベル』もリリースしている。

2008-2009年のメンバー

[編集]
  • 津久井克行
北海道釧路市出身。
元スケートインターハイ選手。ゴルフクラブメーカー、GMAブランドのティーティーオー元株式会社代表取締役。classが所属するGMAエンタープライズの元代表取締役でもある。

概要

[編集]

横浜のクラブの米軍基地などで外国人を相手にハウスバンドでR&Bのカバー曲を中心に音楽活動をしていた津久井と、一度はソロデビューを果たしたがアマチュアに戻りシステムエンジニアをしながらオリジナル曲をストックしデモテープを持ち込んでいた日浦。 この2人が、「日本でサイモン&ガーファンクルのようなデュオをつくりたい」というプロデューサーによって引き合わされ、結成。 初めて2人が顔をあわせた時、30歳を過ぎても音楽にハマっている者同士、同属意識のようなものを感じたという。

デビューは日浦、津久井ともに33歳と異例の遅咲きのデビューとなった。デビュー曲の『夏の日の1993』は販売枚数170万枚を超えるヒットとなり、その後シングル7枚、アルバム6枚をリリース。

1996年3月31日に解散。

2003年にはデビュー10周年記念として再結成し『夏の日の1993〜2003 up to date session〜』をリリース、ライブを開催。2004年には7枚目のアルバム『夏記(かき)』をリリースした。

2008年4月に日浦孝則が脱退、津久井克行岡崎公聡という組み合わせで再始動した[注釈 1]

2008年12月、シングル「冬の日の2009」をリリース。「冬の日のクラス会」も開催した。2009年には、津久井は「(『冬の日の2009』で)、紅白出場を目指す」と言っていた。オリジナルフルアルバム『十六年と一日』を発表。しかし2009年10月、津久井が50歳の誕生日を目前に、膵臓癌のため死去。大きなステージは、同年8月6日に開催された神宮外苑花火大会神宮球場が最後となった。

ディスコグラフィ

[編集]

シングル

[編集]
  1. 夏の日の1993」(1993年4月21日)
  2. もう君を離さない」(1993年10月18日)
  3. 「Holiday」(1994年3月28日)
  4. 「永遠の素顔」(1994年5月16日)
  5. 「百万本の雨」(1994年10月31日)
  6. 「夏にかかるWedding Song」(1995年5月25日)
  7. 「君だけが知ってる」(1995年10月21日)
  8. 「夏の日の1993〜2003 up to date session〜」(2003年7月9日)セルフカバー
  9. 冬の日の2009」(2008年12月3日)改作セルフカバー

アルバム

[編集]

オリジナルアルバム

[編集]
  1. Mellow Prism』(1993年7月26日)
  2. DuO』(1993年11月15日)
  3. Re-Prologue』(1994年4月25日)
  4. That's cool!』(1995年6月22日)
  5. 『夏記』(2004年7月21日)ミニアルバム
  6. 『十六年と一日』(2009年4月22日)

ベストアルバム

[編集]
  1. CLASSIX』(1994年11月14日)
  2. class book-class 1993to1996 Best-』(1996年3月28日)
  3. 『究極のベスト! class』(2005年7月27日)
  4. 『BEST of BEST』(2007年6月27日)
  5. 『プレミアム・ベスト class』(2009年8月26日)

その他

[編集]
  発売日 収録アルバム 収録曲 規格 規格品番
オムニバス 1994年11月2日 Snow Kiss…IngII〜for Friends〜 White Winter CD FHCF-2189
オムニバス 1995年11月10日 a Noёl! 聖夜 CD AMCM-4234
オムニバス 1996年10月2日 雨のち晴れ Rainy Day CD KTCR-1390
TV主題歌 2002年9月4日 スーパー・セレクト TV THEMES「ヒーロー」 夏の日の1993 CD KICX-7102
CD-BOX 2003年 J-POP CAFE 夏の日の1993 4CD WQCL-180~3
オムニバス 2003年3月26日 J-POP 90's Red 夏の日の1993 CCCD AVCD-17290
オムニバス 2005年4月6日 DUO DUET SONGS COMPILE 夏の日の1993 2CD MHCL-533/4
CD-BOX 2005年12月1日 Hits on TV 夏の日の1993 4CD DMCA-40170
オムニバス 2006年7月5日 Summer 夏の日の1993 2CD MHCL-839/40
オムニバス 2007年4月25日 R35 Sweet J-Ballads 夏の日の1993 CD WPCL-10398
オムニバス 2007年7月4日 Hot Summer 夏の日の1993 2CD MHCL-1116/7
オムニバス 2007年7月9日 Summer Time 夏の日の1993 CD FLCF-4241
オムニバス 2007年10月24日 GIFT 夏の日の1993(Sea Side ver.) CD BZCS-5013
オムニバス 2008年3月26日 J-ポッパー伝説[DJ 和 in No.1 J-POP MIX] 夏の日の1993 CD AICL-1909
オムニバス 2008年10月8日 決定盤!!「ニュー・ミュージックの時代」ベスト 夏の日の1993 2CD PCCK-20006
オムニバス 2009年1月21日 とくダネ!朝のヒットスタジオ Vol.3 夏の日の1993 CD UICZ-8049
オムニバス 2009年7月1日 BEST SUMMER 夏の日の1993 2CD MHCL-1547/8
オムニバス 2009年9月16日 Around 40's Karaoke Best Songs『Sing!Sing!Sing!2』 夏の日の1993 CD TKCA-73463
オムニバス 2010年3月17日 胸キュン90's〜ひとりで聴きたい恋の歌〜 夏の日の1993 2CD AVCD-38047/8
オムニバス 2010年5月19日 決定盤!!ドライヴ・ミュージック~ヴォーカル編 ベスト 夏の日の1993 2CD PCCK-20053
オムニバス 2010年6月30日 PERFECT SUMMER 夏の日の1993 2CD MHCL-1774/5
オムニバス 2010年8月18日 クライマックス・クール〜男性ヴォーカル・セレクション 夏の日の1993 2CD MHCL-1793/4
CD-BOX 不明 J-POPアンソロジー 夏の日の1993 12CD GSD3501-12

タイアップ曲一覧

[編集]

M-onederful

[編集]

Class、KENJIRO井上武英の4人による限定ユニット。

  1. 「Endless World」(1995年6月5日発売)映画「きけ、わだつみの声 Last Friends」イメージソング。

出演

[編集]

テレビ

[編集]
NHK
日本テレビ系
TBS系
フジテレビ系
テレビ朝日系

ほか

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 【新メンバーによる再デビューにまつわる経緯について】 2008年4月、それまでのメンバーであった日浦が脱退し、岡崎が加入した。 日浦脱退の原因については「家庭の事情」と公表されたが、日浦は自身のブログ2008年9月18日付けエントリ「え〜、うっそ〜?」よりでそれについて強く否定、「脱退」という表現にも「もともと、もう無いもの(Classが解散してしまった、の意)から抜ける(脱退する)って事は無理でしょ?」とし、2003年2008年の再活動についても一時的な活動だったと述べている。 また、日浦に代わる新メンバーの岡崎は「所属事務所が新メンバーとして白羽の矢を立てた」事になっているが、所属事務所GMAエンタープライズ元代表取締役にも名を連ねている。日浦は津久井と岡崎による「再結成」には同意しているものの、自身のサイトで「さてさて、そうなんですよねえ、新しい class ねえ。僕も、てっきり、『オーディションで選ぶんだ・・』って聞いていたのでねえ、プロの(注;ミュージシャンである)方が新たに参加してくれるものだと思っていたのですが、残念です(注:岡崎はプロゴルファーコーチや会社経営者であり、ゴルフや企業経営に関してはプロであるが、ミュージシャンの経歴はない)。もう、始まったことですし、まさに、"覆水盆に返らず"です。」と新メンバーについては否定的なスタンスのコメントを残した。 しかし、その後、日浦は自身のブログで、「俺も、最初、岡崎氏が参加する事となった新生classには、何故?どうして?って思ったんだけど、今回の「冬の日の2009」の音やプロモーション展開に触れて、「あっ、これは、これで有りじゃないか!?」って思うようになった」「せっかく始まったことなので、俺は、新生classを応援したいと思う。そして、是非、次へとつなげていって欲しい」と好意的なコメントを寄せた。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
  • class所属事務所の公式サイト
  • class コロムビアミュージックによる公式サイト
  • class ワーナーミュージック・アーティストページ
  • paper island 日浦孝則のオフィシャルサイト