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「モンスターハンターのモンスター一覧」の版間の差分

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Digarg (会話 | 投稿記録)
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: 雌のジャギィ。
: 雌のジャギィ。
: 垂れ下がった耳に灰色と橙色の体色が特徴。オスとは違い尾にトゲは生えていないが、オスに比べると大型でランポスぐらいの大きさ。
: 垂れ下がった耳に灰色と橙色の体色が特徴。オスとは違い尾にトゲは生えていないが、オスに比べると大型でランポスぐらいの大きさ。
: 普段は巣の周辺で行動し巣を守りながら子育てを行う。
: 普段は巣の周辺で行動し巣を守りながら子育てを行う。そのためかオスに比べると活動的ではなく、時折巣の近くで睡眠を取っていることがある
: だが、縄張りに侵入されると目を覚まし、その体格を生かしたタックルで侵入者を吹っ飛ばしてくる。


=== ドスジャギィ ===
=== ドスジャギィ ===
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: 異なる鳴き声を使い分けて、ジャギィやジャギィノスを呼び寄せたり、攻撃を指示してハンターを袋叩きにする。
: 異なる鳴き声を使い分けて、ジャギィやジャギィノスを呼び寄せたり、攻撃を指示してハンターを袋叩きにする。
: 自身も棘の付いた尻尾を振り回したり、全身を使ったタックルで攻撃する。
: 自身も棘の付いた尻尾を振り回したり、全身を使ったタックルで攻撃する。

<!--
=== バギィ ===
=== バギィ ===
: '''MH3'''に登場。
: '''MH3'''に登場。
: 頭部の前方に突き出た鶏冠と青白い体色、背中に生えた黒灰色の体毛が特徴の小型鳥竜種。攻撃手段や習性など、ジャギィとの類似点が多々あることから、ジャギィの近縁種と考えられている。
: 寒冷地帯に生息しており、リーダーであるドスバギィを中心とした群れで生活している。
: ジャギィとは違い、雌雄での特徴の違いや体格差は見られない。
: 食料の乏しい極寒地帯で狩りの成功率を上げるために、催眠効果を持つ液体を口から吐き出す。
: この液体を浴びると強烈な眠気に襲われ、やがては眠ってしまう。ヒプノックやグラビモスなどが出す睡眠ガスやガノトトスのヒレの睡眠毒に比べると即効性は低いため、回復アイテムを使えば眠り状態にならない。


=== ドスバギィ ===
=== ドスバギィ ===
: '''MH3'''に登場。
: '''MH3'''に登場。
: バギィの群れを率いるリーダー。
-->
: 頭部の立派な鶏冠が特徴。
: ドスジャギィと同様、異なる鳴き声で群れを統率し、手下のバギィを呼び寄せたり、敵を取り囲んで催眠液を一斉発射させて眠らせようとする。
: その統率力の高さと戦略性の高い狩りを行う知能の高さに加え、自身も催眠液で眠らせたり、その体格を生かしたタックルや尻尾で攻撃してくる。


== 飛竜種 ==
== 飛竜種 ==

2009年8月14日 (金) 00:07時点における版

モンスターハンターのモンスター一覧(-いちらん)は、株式会社カプコンから発売されたオンラインアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一覧である。モンスターは詳しく生態分けされている。本項目では公式に分けられているモンスターの種族別で分けた一覧とする。なお、モンスターの説明において、行動・生態などはシリーズごとに多少の相違が見られる。その場合、以下の略称を用いて、相違点を説明する。

  • 「モンスターハンター」→「MH
  • 「モンスターハンター G」→「MHG
  • 「モンスターハンター ポータブル」→「MHP
  • 「モンスターハンター ドス」→「MH2
  • 「モンスターハンター ポータブル2nd」→「MHP2
  • 「モンスターハンター フロンティア オンライン」→「MHF
  • 「モンスターハンター ポータブル2ndG」→「MHP2G
  • 「モンスターハンター トライ」→「MH3

概説

ハンターの狩りの対象であり、モンスターハンターの世界における象徴ともいえる存在。草食種などは家畜として飼われ、労働力となる場合もあるが、大半のモンスターは縄張りに侵入してきたハンター達を襲ってくる。特に古龍種に関しては街を襲ってくることも。シリーズを経るごとにモンスターの種類も増えていき、通常のモンスターとは違う、亜種や希少種といったものも登場する。飛竜種を始めとして、多くのモンスターには別名が付けられている。また、大型モンスターの中には個体差によるサイズの差が存在する。特に大型の個体をキングサイズ、大型の個体をビッグサイズ、小型の個体をスモールサイズと呼ぶ。

原種
通常のモンスターのこと。亜種が登場してから、区別して呼ばれるようになった。
亜種
原種とは違う体色、行動パターンを取る。総じて原種より強力な能力を持つ。
希少種
亜種の中でも特に珍しい種で、見ることさえ難しいとされる。現在確認されているのは、リオレウス、リオレイア、ヒプノックの三体のみ。
変種
外見は原種と同じだが、弱点部位と属性、剥ぎ取れる素材が違う。

草食種

モンスターハンターの世界において、食物連鎖の最下層に位置する種族。一部のモンスターは家畜として労働力や食料となるほか、武器防具や家屋の柱、日用品の素材として使われこの世界の人類文明を支えている。フィールド上では、食肉の調達や、加工品の原料となる毛皮や角、小型の骨を採取する目的で狩猟される。

アプトノス

鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 トノス科 全長:約801cm 全高:約248cm 足の大きさ:約55cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
草食性のモンスター。ハドロサウルス科に属する恐竜のように、頭部に装飾を持つのが特徴。5、6頭の群れを成して生活する。
適応力が高く、極端な気候の地域を除く広範囲にわたって生息している。
大きいが体力がなく臆病で、飛竜が現れたり、群れの誰かが狩られたことに気づくと一目散に逃げていくが、中には尻尾や頭突きで反撃してくるものもいる。
群れには、サイズが一回り小さい子供も存在する他、リーダー格の巨大な個体も存在する。
霜降り質の肉は非常に美味。また、荷物を運ぶなど、家畜として利用されている姿も見られる。

アプケロス

鳥盤目 鎚尾亜目 地竜下目 ケロス科 全長:約963cm 全高:約339cm 足の大きさ:約74cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
亀のような甲羅と、アンキロサウルスの尾に棘を生やしたような尻尾が特徴の草食竜。
草食竜の中では縄張り意識が強く攻撃的で、縄張りに入ったハンターには積極的に攻撃を仕掛けてくる。
ハンターを発見すると後ろ足で立つ、体勢を低くして尻尾を振り回すなどの威嚇行動をする。
移動速度は遅いものの、他のモンスターなどは無視して付きまとうように追いかけてくる。
卵は美食家に人気があり、納品クエストのターゲットにされるほど。

ケルビ

偶蹄目 ケルビ科 雄 全長:約229cm 全高:約105cm 足の大きさ:約7cm 雌 全長:約208cm 全高:約105cm 足の大きさ:約7cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
角を持つ、鹿に似たモンスター。警戒心が高く、群れで生息する。
ハンターが接近したり、捕食者である飛竜がくるとピョンピョンと跳ねて逃げてしまう。
角が長く耳がピンと立ったものが雄で、まれに角を振るってハンターに立ち向かってくることもある。
群れのリーダーの雄は他の雄よりも大きく、角も太く大きい立派なものを生やしている。
ケルビの角は薬品の素材や武具の飾りとして重宝する。

ガウシカ

偶蹄目 ガウシカ科 全長:約250cm 全高:約242cm 足の大きさ:約25cm】
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
雪山に生息する、シカ型モンスター。左右に大きく発達した角を持つ。
普段はおとなしいが、危害を加えられると突進したり大きな角を振り回して攻撃してくる。
上質な角は家の装飾等に珍重される。

モス

偶蹄目 モス科 全長:約114cm 全高:約132cm 足の大きさ:約25cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
背中にコケが生えている豚型モンスター。
特産キノコが大好物である。キノコを探して歩いているので、モスが匂いを嗅いでいる採取ポイントでは、キノコを採ることができる。
キノコを探すことしか頭にないため、戦闘状態になっても逃げ出さずに探し続ける。
怒ると硬い頭を武器に突進してくる。

ポポ

長鼻目 奇鼻上科 ポポ科 全長:約656cm 全高:約356cm 足の大きさ:約65cm】
MH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
全身長い毛で覆われ、巨大な2本の牙を持った草食性のモンスター。雪山に生息する。
群れで生活し、群れ内の子供を脅かす存在に対しては時として非常に勇敢になる。
彼らの舌は「ポポノタン」と呼ばれ、珍味として有名で、食材として利用したり、ギルドに買い取られたりする。
アプトノスと同じく、家畜としても利用されている。

エビオス

MH3に登場。
水の中で暮らしている草食のモンスター。海水・淡水問わず生活できる。
首長竜のような身体と背中に生えた一対の背びれ、扇のようにひれが発達した尻尾が特徴。
常に水上あるいは水中で活動しており、水底に生えている藻や水草を食べている。
危害を加えられると、敵を尻尾ではたき飛ばして逃げるが、大型モンスターとの戦闘に巻き込まれるとパニックを起こしてめちゃくちゃに泳ぎ回る。

リノプロス

MH3に登場。
砂原の岩場に生息する草食モンスター。
プロトケラトプスのような扇状の襟飾りを持つ。
縄張り意識が強く、ハンターを見つけると硬い頭部を武器に猛スピードで突進してくる。
ハンターを吹っ飛ばすパワーを持っているが、知能はあまり良くなく、岩や木にぶつかるように誘導すると突進の勢いのままに激突して目を回す。

甲虫種

昆虫型の生物。体液は緑色。フィールド上では無限に発生する場合が多く、大型モンスターと闘う際などには、体当たりや麻痺毒によってハンターの行動を妨害してくる事がある。雑魚として登場するモンスター以外に、アイテムや食料の中にも甲虫種に含まれる生物がいる。

カンタロスやランゴスタの場合、甲殻そのものは武具に利用されるほど頑丈だが、体節が脆いため物理的な攻撃で倒すと砕け散ってしまい、素材が入手できなくなる。毒弾や毒属性の武器、毒けむり玉を使って衰弱させ倒すと死骸が残り、素材を剥ぎ取れる。毒以外の攻撃でも、稀に剥ぎ取れる状態で倒せることがある。

カンタロス

【殻虫目 棘虫亜目 カンタロス科 全長:約224cm 全高:約263cm 足の大きさ:約12cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ヘラクレスオオカブトのような二本の角を持ったモンスター。
同じ甲虫種のランゴスタと比べ外殻が発達している。
地上を歩き回っているが、ハンターを見つけるとバッタの様に発達した後脚で飛び跳ね、頭部の角と鋭利な羽根で体当たりをしてくる。
カンタロスはギリシャ語カブトムシを意味する言葉である。

ランゴスタ

【殻虫目 針尾亜目 ランゴスタ科 全長:約227cm 全高:約119cm 足の大きさ:約9cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
巨大な型モンスターで、他のモンスターの体液を吸うことから巨大なとも言われる。
獲物を見つけると、尻の針から麻痺毒を注入して仕留める。
同じ甲虫種のカンタロスと比べ飛行能力が発達している。
ランゴスタはスペイン語でロブスターを意味する言葉である。

クイーンランゴスタ

別名 - 女王虫
MHP2Gに登場。
ランゴスタの群れを束ねる女王蜂のモンスター。仲間が倒され、群れの危機を察知すると現れる。
通常のランゴスタと比べ遥かに巨大な体を持ち、耐久力も高い。
毒針や突進で攻撃を仕掛けるほか、腹部から酸性の体液を噴霧して広範囲攻撃を行うことがあり、これを浴びると防御力が低下してしまう。
通常のランゴスタを複数引き連れて出現し、統率のとれた行動で一斉に襲い掛かってくる。
初期にはアイテムの説明文に存在が記載されていたのみだったが、MHP2では特定のクエストに巨大なランゴスタの個体が登場し、さらにMHP2Gではモーションやグラフィックが一新され、新ボスモンスターとしての扱いを受けることとなった。

大雷光虫

【殻虫目 閃虫亜目 ライコウチュウ科 全長:測定不能 全高:測定不能 足の大きさ:測定不能】
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
「雷光虫」が古龍の体内など、特殊な環境で巨大化したもの。
放電能力が高く、ハンターに体当たり攻撃をしてくる。
なお、原種である「雷光虫」はアイテムとして登場している。
外見は身の丈ほどもある青白い光球で、攻撃時にはより強く発光し、色も赤く変化する。
巨大化した個体とされるが、撃退した際に入手できるアイテムは通常の雷光虫や虫の死骸であったりする。
また撃退時や視点を切り替えて姿を拡大して見た際には、内部に小さな羽虫が飛んでいる姿を見ることが出来る。
ヤマツカミが口から吐き出し、攻撃の手段とすることもある。
その場合の大雷光虫は一定時間が経つと動きが不安定になり始め、最終的には爆発を起こして消滅する。

ブナハブラ

別名 - 飛甲虫
MH3に登場。
MH3におけるMH2PGまでのランゴスタのような存在。
赤い甲殻の頭部が特徴。
ランゴスタ同様、尻の針から麻痺毒を注入して獲物の自由を奪う。
また、腹部には酸が溜め込まれており、尻の針から飛ばして攻撃してくる。この酸に当たると防御力が低下してしまう。

オルタロス

別名 - 甲虫
MH3に登場。
黄色い甲殻の頭部と爪、上に突き出た腹部が特徴の型モンスター。
普段はアリ塚や小さな巣穴の中に棲んでおり、食料を確保するために外に出てくる。
主にキノコやハチミツ、木の実などを好んで食料にしており、それらをミツアリのように腹部に溜め込んで巣に持ち帰る。その際の腹部は通常の倍近くの大きさに膨れる他、中身によって色が変化する。
この状態でオルタロスを倒すと、必ず腹部の中身か腹部そのものを落とす。特にキノコはマカ壷で熟成されたような状態で見つかることも多い。

獣人種

いわゆる人型のモンスターで、大型の種類は確認されていない。疾走時に四足となる種族もいるが、普段は二足歩行で道具を用いる知性を持つ。独自の社会を形成したり、村や街で人類と共生する者もいる。

アイルー

【食雑目 アイルー科 全長:約39cm 全高:約116cm 足の大きさ:約13cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
猫型の獣人種。モンスターハンターのマスコットキャラ。
直立した猫という外見の通り、マタタビに目が無い。白い毛皮を持つが、人里へ働きに来る者の中には、多種多様な毛色の個体がいる。
砂漠や森林部に集落を作り、木の中や岩の中に住居を構える。人間の言葉を理解でき、ナ行や語尾が「ニャ」と変化してしまうものの、喋ることも可能。
MHP2Gで登場した依頼仲介アイルーのネコートさんは人間同様に話すが、驚いたりすると語尾に「ニャ」や「ミャ」がついてしまう。
ハンターズギルドに協力し狩場で救助隊として活動する者、街で給仕や作業助手として働く者のほか、道具屋を経営する者、狩人ネコと呼ばれるハンターを生業とする者、美容師として各地を放浪する者など、多彩な職種で人間社会にも適応している。
MHP2Gでオトモアイルーとして狩りに同行するのは、ハンターズギルドと契約し、見習いとして人間のハンターから指導を受けている個体。
普段はおとなしいが、怒ると石鎚を振るって攻撃してくる他、大小タル爆弾の投擲や爆弾を掲げて走りながらの自爆攻撃を仕掛け、時には大小のタル爆弾Gを使うこともある。特殊な防水技術を持っているため、雨の中でも爆弾を使用できる。
異文化である人間社会への適応、タルや石槌のような道具の作成といった知能を持ち、笑う、残念がるといった喜怒哀楽を表現することもできる。
亜種であるメラルーとは、協調して盗品転売のような活動も行っている。
特徴的な鳴き声は、音響担当のスタッフが飼っている本物の猫の声が音源で、この猫はアイルーのシャム猫風の毛色のモデルでもあったことが、公式サイトのコラムで明かされた。

メラルー

【食雑目 アイルー科 全長:約39cm 全高:約116cm 足の大きさ:約13cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
黒猫型の獣人種。アイルーの亜種。
危害を加えられない限りハンターと敵対的な行動はしないアイルーと違い、ハンターを見つけると突進し、猫の手を模したピックでアイテムをかすめ取る。
アイルー同様マタタビに目が無く、狙ったハンターがマタタビを持っていると最優先でマタタビを盗んでいく。
体を白く塗りアイルーになりすまし、店先の商品を盗んだりする者もいる。
また、彼らの紙幣のようなアイテムも存在し、アイルー達と交易をする場合もあって、お互いを「同胞」と呼んでいる。
アイルーとメラルーは同じ集落で生活しており、そこにハンターから盗んだものを持ち帰っていることもある。

チャチャブー

【食雑目 チャチャブー科 全長:約71cm 全高:約110cm 足の大きさ:約10cm】
別名 - 奇面族
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
古塔や森丘などに生息する木の実のマスクを被った獣人種。
普段は鉱石やキノコに似せた物の下に潜み、地中に隠れている。
小型ながら非常に体力が多く、手に持っている鉈は飛竜種並みの攻撃力を誇り、ハンターをしつこく付け狙う。
また爆弾や睡眠効果のある煙玉を投げてくることもある。
樹海の中心部の巨木内で集落を営んでいる。
人とも獣ともつかない独特な姿は、もともとアイルーのボツデザインとして公式サイトで公開されていた物だった。

キングチャチャブー

【食雑目 チャチャブー科 全長:約79cm 全高154cm 足の大きさ:約15cm】
別名 - 奇面王
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
チャチャブーたちを統率するやや大型の個体。
頭には火のついた『肉焼きセット』を載せており、巨大な棍棒を武器にしている。
MHP2までは外見や得られる素材の異なるチャチャブーであったが、MHP2Gよりボスモンスターの扱いを受けることになったほか、頭の肉焼きセットを噴火させて周囲に爆発を巻き起こす攻撃を用いる。
怒ると炎はさらに激しく燃えるようになる。
樹海にある集落にはキングチャチャブーのものとされる立派な住居がある。

チャチャ

【食雑目 チャチャブー科 全長:約??cm 全高:約??cm 足の大きさ:約??cm】
MH3に登場。
奇面族の子供。MHP2Gにおけるオトモアイルーのような存在。
シングルモード時、ハンターの行動に影響を与える「踊り」や、武器による攻撃で支援してくれる。
奇面族に見られる凶暴さはあまりなく、性格は見栄っ張りながらおっちょこちょいで陽気。
一人前になるために、自分だけの立派な仮面を探す旅に出るが、モンスターの襲撃にあった所をハンターに助けられた。
その恩返しと仮面探しのためにモガの村に留まる。

鳥竜種

二足歩行し、大型モンスターとしては細身の体を持つ種族である。生態系の中層を占めていて、小型の肉食竜から中型の飛竜をも含む。

この種族は全て「イグルエイビス」という鳥脚亜目を祖先とし、ランポスを代表とする走竜下目は「ケプトス」、イャンクックを代表とする鳥脚下目は「ボルドル」がそれぞれの共通した祖先である。

※現実世界での恐竜に見られる鳥脚亜目とは全く別なので注意。鳥竜種は竜盤目の鳥脚亜目、実際の鳥脚亜目鳥盤目である。

ランポス

竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ランポス科 全長:約578cm 全高:約194cm 足の大きさ:約45cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
青い鱗に黒い縞模様が特徴の鳥竜種。小型の獣脚類、ドロマエオサウルス類に似ているが羽毛はなく、鱗で覆われている。群れで行動し、敵を発見すると鳴き声で仲間を呼ぶ。手首から先が扇状に広がり、爪が7本存在する。また、ドロマエオサウルス類の様に、後肢には大きな鉤爪が備わっている。
動きは直線的で、強力に見える前肢は全く使用せず、噛み付きと飛びかかりが主な攻撃である。ゲネポス、イーオスなどのモンスターも基本的な動作は同様である。
MH2(繁殖期・ランポス営巣エリアのみ)、MHP2では、巣穴の付近で休眠行動を取るボスモンスターを、周辺のランポスが攻撃する事がある。

ドスランポス

竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ランポス科 全長:約738.4cm 全高:約250cm 足の大きさ:約60cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ランポスの群れのリーダー。大柄な体格と赤いトサカが特徴。前肢・後肢の爪も大きく肥大化しており赤い。
森と丘での戦闘では、戦闘時に3頭のランポスを呼び出していた。子分であるランポスは、ドスランポスの呼び出しがあるまでテリトリー内の所定位置で待機している。MH2以降は戦闘場所が密林へと移行したため、この習性は見られない。
ドスランポスをはじめとして、ランポス系モンスターの群れのリーダーとなる者は、耐久力などが通常の個体を大きく上回っている。またダメージを受けて追い込まれるとエリアを移動して体勢をたてなおすなど、知能も高い。

ギアノス

竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ギアノス科】
MHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
主に雪山に生息する、白と水色の鱗を持つ鳥竜種。姿はランポスに酷似しており、ランポスの群れに紛れていることもあった。そのためランポスの亜種とされており、白ランポスと呼ばれていたが、MHP2でギアノスと言う正式名称がつけられた。
基本的にはランポス系特有の直線的な飛びつき攻撃をしてくるが、ランポスとは違い氷液を吹きかけることも出来る。MH2、MHFでは氷液に触れると「雪だるま」と呼ばれる状態異常に陥るが、MHP2ではダメージのみに調整されている。MHGやMHPでは氷液を吐くことはない。

ドスギアノス

【竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ギアノス科 全長:約738.4cm】
MHP2MHP2Gに登場。
ギアノスのリーダー。緑色のトサカと肥大化した爪を持つ。
ギアノスと同様に氷液を吐き、食らうとダメージだけでなく「雪だるま」状態になってしまう。 この状態に陥ると、シリーズによって多少異なるものの、基本的に移動しか出来なくなってしまう。

ゲネポス

【竜盤目 脚亜目 走竜下目 ゲネポス科 全長:約577cm 全高:約194cm 足の大きさ:約45cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ランポスに似ていて、橙色と緑色がまだらになった体色をもつ。口先の牙が長くなっており、これは神経性の麻痺毒を備えている。前肢の指は3本で、ランポスと同様に後肢に鉤爪をもつ。頭には一対のとさかを備えている。主に砂漠や沼地に生息していて、イーオスの群に混じっていることもある。

ドスゲネポス

【竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 ゲネポス科 全長:約732.1cm 全高:約244cm 足の大きさ:約45cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ゲネポスのリーダー。ゲネポス特有の、左右に張り出した一対のとさかが翼のような形に長大化している。また麻痺牙の長さと、麻痺毒の持続時間が、通常のゲネポスより長い。

イーオス

【竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 イーオス科 全長:約581cm 全高:約190cm 足の大きさ:約45cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
眼はかなり小さく、毒々しい赤色をした鱗は小さく目立たないため皮膚はぬめったような質感で、頭部が丸く膨らんだ形になっている。さらに身体も、前肢の指は2本で、後肢に鉤爪を持たないなど、他のランポス系統モンスターとは外見の差が激しい。牙の本数も少ないが、喉元の毒袋で分泌した毒液を吐きつける能力を持つ。
暖かい場所を好み、生息場所は火山や沼地、ジャングルと幅広い。他の鳥竜種の群に混ざっていることもあり、ランポス系モンスターのなかでは随一の体力を誇る。

ドスイーオス

【竜盤目 鳥脚亜目 走竜下目 イーオス科 全長:約774.6cm 全高:約241cm 足の大きさ:58cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
イーオスのリーダー。膨らんだ頭の上に、さらに紫色の大きなトサカがある。毒の継続時間もイーオスより長く、上位クラスのドスイーオスは小型飛竜並の体力をもつ者もいる。

イャンクック

【竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 クック科 全長:約919.8cm 全高:241cm 足の大きさ:約58cm】
原種別名 - 怪鳥
亜種別名 - 青怪鳥
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
桃色の甲殻や巨大なくちばし、大きな襟巻き状の耳が特徴の鳥竜種。大きな耳のおかげで聴覚が発達しているが、それ故に、間近で大きな音を鳴らされると気絶したような状態になる。
くちばしはしゃくれて上あごに被さる。これを使って地中のミミズや昆虫を土ごとすくい上げて食べる。大きな体を小型の虫などで維持できるよう、個体ごとに縄張りを持って餌を分けており、年に一回、オス同士が集団で争って縄張りを決める。
繁殖期になると、卵を抱くためメスの腹部に「クックファー」と呼ばれる毛が生え、これは毛皮用にとハンターに狙われることもあると設定されているが、ゲーム中には登場しない。
戦闘時には高熱を帯びた液体を吐いて攻撃して来るが、飛竜として見ると小型で体力も少なく、攻撃力も高く無い。そのため初心者ハンターにとっては最初の飛竜討伐の目標となる事が多く、今後のハンター生活の登竜門となる。また攻撃や移動などの動作に他の飛竜と共通する部分が多いため、より強力な飛竜と相対するための練習相手ともなる。
上記の理由でプレイヤーからは「先生」と呼ばれ、それを元にした称号もある
特定のクエストでは、全高が人間の半分ほどしかない個体も出現する。
原種の甲殻は桃色、亜種の甲殻は青。

イャンガルルガ

【竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 耳鳥竜上科 ガルルガ科 全長:約1031.7cm 全高:約423cm 足の大きさ:約162cm】
別名 - 黒狼烏
MHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
尖った大きなくちばしと襟状の耳飾を持つ飛竜の一種。イャンクックに似た姿をしているが、全身が紫色の甲殻に覆われ、刺などが発達しているため攻撃的に見える。また、尻尾の先端には猛毒を持つ。その存在が知られていなかった頃は、イャンクックあるいはその亜種と誤認され、「イャンクックの討伐」依頼で本種に出くわすこともあったといわれる。生態が明らかになるに連れてイャンクックとは別種であると判明した。行動も異なり、サマーソルトや三連発のブレスを吐くなど、飛竜種のリオレイアに似た攻撃動作を取る。
非常に好戦的な性格で、自らイャンクック等の縄張りを侵して殺戮を行うこともある。その性格および行動ゆえに生傷が絶えず、傷を負った外見で登場する。MHP2Gでは全く傷のない個体が出現するクエストもある。
甲殻などの肉質が全体的に硬い。また非常に怒り易く、体力が少なくなるとハンターが数撃加えただけで怒り状態になるので、後半はほとんど怒り状態で戦うことになる。 また、怒ると罠を回避するようになるなど、知能も高い。
MHPではMH2との連動で登場し、こちらは討伐を重ねるごとにサイズや体力が上昇していくのが特徴となっている。MHP2ではイャンクックを10頭討伐すると登場。MHPの頃に比べると甲殻が柔らかくなったが、飛竜種全体で見れば硬い甲殻を持つ。MHP2では上位クラスのイャンガルルガは出現しない。
テーマ曲「唸る一匹狼」(MHP〜MHP2)

ゲリョス

【竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ゲリョス科 全長:約1013.7cm 全高:約457cm 足の大きさ:約130cm】
原種別名 - 毒怪鳥
亜種別名 - 紫怪鳥
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
鳥竜種の中では比較的がっしりとした体格だが、非常に臆病で狡猾。肉厚なゴム質の表皮を持ち、打撃攻撃、雷属性に非常に強い。また尻尾は非常によく伸び縮みするが、その柔軟さゆえに弱点でもある。鉱物質を含んだトサカとクチバシを打ち合わせて強烈な閃光を発し、敵の目をくらますことが出来る。
驚異的な持久力で縦横無尽に駆け回りながら毒液を吐き散らす。その持久力の源となるのは、狂走エキスと呼ばれる体液。また、ハンターのアイテムを盗んだり、死んだフリをしたりと変わった行動を取り、曲者と呼ばれることもある。カラスのように光る物を集める習性があり、ハンターが鉱石系アイテムを所持していると優先的に盗み取る。
ゴム質である表皮は絶縁体として重宝され、雷属性を帯びる武器の柄などに利用されている。
原種の表皮は灰色、亜種の表皮は紫色。
テーマ曲「毒霧」(MH〜MHP)、「湿原に咆える奇獣」(MH2〜MHP2)
「湿原に咆える奇獣」は、沼地での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHP2)。

ヒプノック

原種別名 - 眠鳥
亜種別名 - 蒼眠鳥
希少種別名 - 蒼白眠鳥
MHFMHP2Gに登場。
主に樹海に生息し、砂漠や密林でも目撃されている。天敵の撃退や獲物の無力化のために睡眠効果のあるガスを吐く。橙色の羽毛や鋭いクチバシを持ち、他の鳥竜種よりも鳥類に近い姿をしている。ただし鳥とは異なり、翼は羽毛ではなく皮膜で出来ている。尾の付け根には七面鳥のような広がった飾り羽根を持ち、敵を発見するとこれを逆立てて威嚇するが、弱ってくると畳んでしまう。
睡眠ガスは餌として食べたネムリ草や眠魚によるもので、剥ぎ取りや報酬でこれらの素材が手に入ることがある。
MHP2Gでは脚力を活かした跳び蹴りをしてくる。
繁殖期になると求愛の為に蒼みがかった色をした羽毛に生え変わり、気性も非常に荒くなっている。
希少種は美しい蒼白色の羽毛を持ち、寒冷期の樹海頂部でのみ姿が確認されている。格闘能力も向上しており、急降下や足踏み攻撃は地面に振動を引き起こす。
『ハンター大全』に掲載されている大型鳥竜種の先祖「ボルドル」と容姿の共通点がある。
テーマ曲「樹海の眠鳥」(MHF〜MHP2G)
「樹海の眠鳥」は、樹海での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHF〜MHP2G)。

クルペッコ

別名 - 彩鳥
MH3に登場。
頭部にラッパのような形状の発声器官を持ち、喉には風船のように大きく膨らむ鳴き袋がある。
黄色や緑を混ぜたような独特の体色から、ギルドでは「彩鳥」と呼ばれている。
陽気な性格をしており、リズムを取ってダンスを踊る習性がある。
発声器官から奏でる音で他のモンスターに癒しの効果を与えたり、闘争本能を呼び起こすなど、ハンターが使う狩猟笛のような役割をもつ。また、他のモンスターの鳴き真似を得意とし、危険を感じると救援を求める鳴き声を発して大型の飛竜を呼び出すことがある。
発火性の強い胃液を吐き出すことがあり、この攻撃を受けたハンターは一定時間火に対する耐性が弱くなってしまう。
翼爪は蹄のように硬く、これを火打ち石のように打ち出すことで瞬間的な爆発を起こす。
スタミナが減ると水辺まで移動し、大きなクチバシで水中の魚を捕食する。

ジャギィ

MH3に登場。
エリマキトカゲのような頭部のヒレと薄い水色と橙色の体色、尾の横側に生えた黒いトゲが特徴の小型の鳥竜種。
同種のなかでも若いオスがこの名前で呼ばれ、後述のメスのジャギィノスとボスのドスジャギィと群れを形成している。
身体がとても小さく、獣人種と同等のサイズながら集団での狩りを得意とする。
噛み付きの他にもトゲの付いた尾を振り回してくるが、火を恐れており、松明を灯すとあまり攻撃しなくなる。
ある程度成長すると群れを離れ単独で生活し、力をつけた後に元の群れに戻る習性を持っている。

ジャギィノス

MH3に登場。
雌のジャギィ。
垂れ下がった耳に灰色と橙色の体色が特徴。オスとは違い尾にトゲは生えていないが、オスに比べると大型でランポスぐらいの大きさ。
普段は巣の周辺で行動し巣を守りながら子育てを行う。そのためかオスに比べると活動的ではなく、時折巣の近くで睡眠を取っていることがある。
だが、縄張りに侵入されると目を覚まし、その体格を生かしたタックルで侵入者を吹っ飛ばしてくる。

ドスジャギィ

MH3に登場。
ジャギィの群れを率いるリーダー。
えりまきと背中に灰色の体毛を生やしている他、青灰色に橙の模様が入った体色が特徴。
単独生活で力をつけたオス同士の競争に勝った者がその群れのリーダーになる。
異なる鳴き声を使い分けて、ジャギィやジャギィノスを呼び寄せたり、攻撃を指示してハンターを袋叩きにする。
自身も棘の付いた尻尾を振り回したり、全身を使ったタックルで攻撃する。

バギィ

MH3に登場。
頭部の前方に突き出た鶏冠と青白い体色、背中に生えた黒灰色の体毛が特徴の小型鳥竜種。攻撃手段や習性など、ジャギィとの類似点が多々あることから、ジャギィの近縁種と考えられている。
寒冷地帯に生息しており、リーダーであるドスバギィを中心とした群れで生活している。
ジャギィとは違い、雌雄での特徴の違いや体格差は見られない。
食料の乏しい極寒地帯で狩りの成功率を上げるために、催眠効果を持つ液体を口から吐き出す。
この液体を浴びると強烈な眠気に襲われ、やがては眠ってしまう。ヒプノックやグラビモスなどが出す睡眠ガスやガノトトスのヒレの睡眠毒に比べると即効性は低いため、回復アイテムを使えば眠り状態にならない。

ドスバギィ

MH3に登場。
バギィの群れを率いるリーダー。
頭部の立派な鶏冠が特徴。
ドスジャギィと同様、異なる鳴き声で群れを統率し、手下のバギィを呼び寄せたり、敵を取り囲んで催眠液を一斉発射させて眠らせようとする。
その統率力の高さと戦略性の高い狩りを行う知能の高さに加え、自身も催眠液で眠らせたり、その体格を生かしたタックルや尻尾で攻撃してくる。

飛竜種

太い足と翼を持つ、生態系の上位に存在する種族。翼は前足の骨格間に、翼膜が発達したもの。

この種は獣脚亜目のワイバーンレックスが共通の祖先であるが、それぞれの生活域に適した独特の進化を遂げている。角や牙、硬い甲殻や毒のある尻尾をもった甲殻竜や、鱗を持たないフルフル、小型のスカベンジャー(掃除者。主に腐肉食生物)として進化したガブラスなど多様な形態をもつ。

一般的に個々体が一定範囲の縄張りをもち、その範囲内で捕食や繁殖を行う。そのため、複数の別種目が同行動範囲内に存在することは少ない。

生物学的な分類ではなく一般に「飛竜」と言う場合、二足歩行で腕が翼状に進化している生物全般を指しており、その中には鳥竜種のイャンクックやゲリョスも含まれている。

大型の飛竜種全般に共通する能力として、熟練のハンターでも耳を塞いで動きを止めてしまうほど大音量の咆哮を放つ。

ガブラス

竜盤目 獣脚亜目 蛇竜上科 ガブラス科 全長:約810cm 全高:約183cm 足の大きさ:約47cm】
別名 - 蛇竜
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
火山や古塔などに生息する小型の飛竜種。飛行能力に優れ、主に群れで行動している。腐肉を食べるが、弱った動物に対しては飛行しながら様子を伺い、突進や毒液などの攻撃を仕掛けて捕食する。蛇竜という名のとおり非常に細身かつ後脚が発達してないため、歩行への適応は低い。
大きな音に弱く、音爆弾の炸裂や飛竜の咆哮で地上に落ちてくる。
MH2では古龍の襲撃時にその犠牲者目当てで集まってくるため、災厄の前兆として忌み嫌われている。MHP2ではバランス調整の為、集まってくることは無い。
草食種に比べると味は落ちるが、ガブリブロースと呼ばれる肉は食用になる。

リオレイア

竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科 全長:約1645.6cm 全高:約430cm 足の大きさ:約177cm】
原種別名 - 雌火竜
亜種別名 - 桜火竜
希少種別名 - 金火竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
主に地上で行動する事から『陸の女王』と呼ばれている。火竜の名の通り、ブレスと呼ばれる球状の炎を吐く能力を持ち、単発だけでなく3回連続で放つこともできる。
背中全体と尻尾に毒棘がある。強靭な脚力で後方宙返りし、その遠心力で尾を激しく打ち付ける「サマーソルト」と呼ばれる攻撃手段を持つ。
顎の下に棘状の突起物があり、繁殖期にはこれが発達、授乳器として噛み砕いた食物を幼体に与える。幼体が成長してくると、獲物を生きたまま巣に持ち帰って狩りの練習をさせる。
原種の甲殻は深緑。
亜種の甲殻は桜色で、これを使用した防具はリオハートシリーズと呼ばれる。
希少種の甲殻は金色で、これを使用した防具はゴールドルナシリーズと呼ばれる。
テーマ曲「太古の律動」(MHPまで。MH2,MHP2では汎用BGMが使用されている)

リオレウス

竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科 全長:約1629.4cm 全高:約433cm 足の大きさ:約176cm】
原種別名 - 雄火竜
亜種別名 - 蒼火竜
希少種別名 - 銀火竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
リオレウスはMHを代表するモンスターとして最初に命を与えられた誇り高き存在である。
主に空中で行動する事から『空の王』と呼ばれ、同種の雌で地上を主な活動の場とするリオレイアと対を成す。繁殖期に番(つがい)となったリオレイアとリオレウスは、雌が地上で狩猟、雄は上空から外敵の監視と排除というはっきりとした役割分担を行う。
リオレイア同様に火球を吐き、空中でなら3連射も可能。飛行中の空気抵抗を減らすために背中の毒棘は無くなっているが、リオレウスは足の鉤爪に毒があり、発達した飛行能力を活かした空中からの急降下で攻撃する。
攻撃力が高く、エリア移動を頻繁に行う。そのため慣れないうちは討伐が難しく、初心者最大の壁とされている。MH2では、エリア移動の回数がさらに増している。
生息地域が限られているため、MH2以降はゲーム後半になってから出会うことになり、能力が上昇している。
原種の甲殻は赤。
亜種の甲殻は蒼色で、これを使用した防具はリオソウルシリーズと呼ばれる。
希少種の甲殻は銀色で、これを使用した防具はシルバーソルシリーズと呼ばれる。
テーマ曲「咆哮」(MH〜MHP2)
「咆哮」は、森丘での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHP2)。

グラビモス

竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科 全長:約2099.9cm 全高:約875cm 足の大きさ:約167cm】
原種別名 - 鎧竜
亜種別名 - 黒鎧竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
主に火山域に住む大型の飛竜。成長にともなって外見が大きく変化するため、幼体は岩竜バサルモスと呼ばれ区別されている。
ほぼ全身が強固で耐熱性に優れた甲殻に守られており、短時間なら溶岩の中を移動でき、飛行も可能。過熱した体を冷ます為に、新陳代謝の一環として全身から爆炎を噴き出し、口からは地形すら貫通する熱線を放つ。排熱の能力が強い個体は甲殻が黒色化する。
バサルモスが毒ガスを放出するように、全身から睡眠ガスを放つこともある。バクテリアとの共生のおかげで鉱物を食料にでき、バクテリア活性化のため高熱を持つ紅蓮石や爆発性の火山岩を好んで食べる。
原種の甲殻は灰白色。亜種の甲殻は黒色だが、原種の黒化個体なので生物学的な亜種ではない。
テーマ曲「地裂」(MH〜MHP)、「火山の重鎮」(MH2〜MHP2)
「火山の重鎮」は、火山での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHP2)。

バサルモス

竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科 全長:約1297.6cm 全高:約620cm 足の大きさ:約167cm】
別名 - 岩竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
グラビモスの幼体。
普段は背中の甲殻を岩に見立て、擬態しながら地中で生活する。幼体とはいえその外殻は鉱石のように頑強で、体中から毒ガスを出して身を守る。MHP2ndGでは胸の甲殻がはがれるとガスの毒素が強くなる。
グラビモスのように熱線状のブレスを吐くこともあるが、グラビモスと比べると非常に威力が低く、発射に失敗することもある。
餌を周りの岩ごと食べ、その岩も体内のバクテリアで分解してエネルギーを摂取するという、食料の少ない火山域に暮らすための進化をしている。成長に従って鉱物から摂取するエネルギーが増えていくため、成熟してグラビモスとなる頃にはほとんど鉱物しか食べなくなるとされる。

ディアブロス

竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科 全長:約1993.4cm 全高:約535cm 足の大きさ:約174cm】
原種別名 - 角竜
亜種別名 - 黒角竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2GMH3に登場。
棘のついた襟飾りを持ち、目の上に二本の角を備える飛竜。首にある襟状の装甲や角などは実際の恐竜における角竜類と近く、尾は曲竜類のように先端部が棍棒状になっている。鋭い牙を持つが草食性。前肢が発達しているが、これは主に地面を掘るために使われ、飛行による移動はほとんど行わない。砂中を潜行する際はガレオス(詳細後述)と同じく音を頼りにしているため、大きな音に弱い。
特殊なブレスは吐かないものの、強烈な咆哮と、砂中からの奇襲攻撃を得意とする。プライドが高く、縄張りに外敵が侵入すると積極的に攻撃してくる。また、怒ると手がつけられないほど凶暴になり、傷を負うごとにその頻度は増す。
甲殻は土色だが、繁殖期になると雌は甲殻が黒ずんでくる。この時期は非常に気が立っており、危険であるとされる。ギルドでは「亜種」と呼んでいるものがこの個体。この他に、突然変異種として朱色の甲殻の個体が確認されている。
原種の甲殻は土色。
亜種の甲殻は黒で、これは実際には原種の雌。凶暴化する繁殖期の警告色である。
突然変異種で朱色の甲殻を持つ「ディアソルテ」が、コミック版「モンスターハンター2」に登場した。MHP2にて関連クエストが配信されているが、色に関しては原種と同じ。突然変異種を元にした防具はディアソルテシリーズと呼ばれる。
テーマ曲「双角猛る砂漠の暴君」(MHF〜MHP2G)
「双角猛る砂漠の暴君」は、砂漠での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHF〜MHP2G)。

モノブロス

竜盤目 獣脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科 全長:約2004.2cm 全高:約535cm 足の大きさ:174cm】
原種別名 - 一角竜
亜種別名 - 白一角竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ディアブロスの亜種で、一本角の飛竜。角は目の上ではなく鼻先に生えており、岩盤に突き刺さるほどの強度を持つ。ディアブロスと違い、牙ではなく嘴を持ち、角の形状とともに頭部は実在の角竜類スティラコサウルスに似ており、ディアブロスではハンマー状だった尾には棘が生えて剣竜類のようになっている。全身は砂色に見えるが、角は真紅で、甲殻の一部は暗褐色。激情時には血管が拡張し、襟飾りの中ほどに赤い斑紋が出現する。行動パターンはディアブロスとあまり変わりないが、ディアブロスと比べて怒りにくい。
シリーズを通してオフライン、一人専用クエストにしか出現しない。
原種の甲殻は砂色。
亜種の甲殻は角も含めて全身が白銀で、この素材を使用した防具はモノデビルシリーズと呼ばれる。
テーマ曲「真紅の角」(MHPまで。MH2,MHP2では汎用BGMが使用されている)
モノブロスに関する逸話
他に飛竜に比べて多くの逸話と、それに関連したイベントが設定されている。
ハンターという職業が確立されていなかった時期、若き日のココット村の村長が一ヶ月をかけて単身モノブロスに挑み、討伐に成功した。このことから、後のハンターの間では単独でモノブロスを狩ることが己の勇気を示す行為になった。プレイヤーがモノブロス狩猟に成功すると村長から腕前を認められ、村長現役時代の愛剣を贈られる。小説版では、村長がたった一人で狩猟した事実に加え、モノブロスは個体数が多くないことから、狩猟は一人で行うのが暗黙の了解とされている。
伝説のガンナーと呼ばれたハンターが、モノブロスの攻撃で足を負傷し、ハンター生命を絶たれた。彼が戦ったのは白銀の体色を持つ亜種であり、ポッケ村のハンターに白銀の一角竜討伐を依頼して来る。
ココット村のライバルハンターが、プレイヤーによるモノブロス狩猟成功後「自分が出会った個体とは色が違う」とモノブロス亜種の存在を示す。

フルフル

竜盤目 獣脚亜目 稀白竜上科 フルフル科 全長:約873.2cm 全高:約448cm 足の大きさ:約135cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
体組織に色素がなくて白く、目も耳もないヒルのような頭部を持つ飛竜。暗所に生息するため目が退化し、その分、嗅覚が鋭敏に発達したとされている。視覚が無いので閃光玉が効かず、ボスモンスターでは唯一、プレイヤーを発見したサインである目玉マークが表示されない。そのためプレイヤーは、発見され逃走している状態でのみ行える緊急回避行動がとれない。尻尾をアース代わりにして体中から電気を発するが、MHP2Gでは接地無しで電撃を放つ攻撃も行う。脚の指や翼爪はカエルのような粘膜状になっており、洞窟などの天井に貼りついて移動することもできる。雌雄同体で、単独で受精卵を作って生殖する。フルフルベビーと呼ばれる幼体は手も足もなく、他の生物に寄生して過ごし、成長が進むと手足が発達して成体となる。フルフルベビーはクエストによってはアイテムとして入手でき、ハンターに噛み付いてくるため、所持している間はハンターのライフが少しずつ減り続ける。
首は柔軟で少しの間なら長く伸ばすことが出来るが、老化が進んで筋力が衰えると形を維持できなくなり、垂れ下がって捕食が出来なくなり死に至る。
体が紅色の亜種の存在が確認されており、亜種は原種よりも首が長く伸びる。皮膚の性質上、血管の一部が透けて見え、亜種の血管は紫色に見えるが、流血時の色は双方とも赤い。
ゲーム中でフルフルの素材アイテムを解説する場合に「アルビノ」という表現が用いられるが、設定上、フルフルは光の無い環境に適応する進化の過程で体の色素を無くした生物とされており、色素欠乏によるアルビノとは異なる。
特定のクエストには全長が人間よりも小さい個体が出現することがある。

ティガレックス

別名 - 轟竜 全長:約1735.3cm
MHP2MHFMHP2Gに登場。MHP2を象徴するモンスター。
橙色と青色の、のような縞模様とティラノサウルスに似た頭部が特徴の飛竜。怒り状態になると目が赤くなり、さらに頭部と前脚に赤い模様が浮かび上がる。
骨格は飛竜種の祖先、ワイバーンレックスの姿を色濃く残し、ほとんどの飛竜では飛行のために発達している翼が、歩脚としての機能を有しており、強靭な四肢で這うように高速移動する。反面、飛行は得意でなく、高所からの滑空程度が限界。全身の筋力が強いため、平地でも跳躍することで高度を取り、そこから滑空してエリア移動する。
性質は凶暴で、発達した四肢、爪、顎を用いて外敵を攻撃し、下記のように咆哮も武器となる。前脚を踏ん張って軸にして、高速で旋回といった動作も可能。なお、肉弾戦を含めて攻撃の殆どが龍属性である。
轟く竜の名の通り、その咆哮は強力で、他の飛竜種が音量の大きさでハンターの耳を塞がせるのに対して、ティガレックスの咆哮は衝撃波となってハンターの身体を弾き飛ばす威力を持つ。
寒冷地への適応が見られない身体から、普段は砂漠周辺に住んでいるが、好物のポポを捕食するために雪山に現れるとされている。又最近では過酷な環境の土地である峡谷でもその姿が確認されている。その原始的風貌から飛竜の起源に近い生物ではないかとされている。
MHP2とMHP2Gでは、初めにプレイヤーを雪山で襲い、その際プレイヤーを助けたハンターに重傷を負わせる。その後、同じ個体を討伐して手に入れる内臓器官がストーリー進行に関わってくる。
テーマ曲「牙を剥く轟竜」(MHP2)

アカムトルム

別名 - 覇竜
MHP2MHFMHP2Gに登場。
火山に出現。他の飛竜をはるかに凌ぐ巨体に、豪壮な牙と刺々しい甲殻をもつ。黒々とした甲殻はグラビモスの熱線を耐え切るほどの耐熱・耐久性を誇る。動きは鈍重だが、その攻撃力と突進時の追尾能力は絶大。怒り状態になると背中のトゲが逆立ち、甲殻の隙間からマグマのような赤い光が漏れ出し、外殻がより硬化する。
火山の岩盤内を潜行し、角竜種のように地下からハンターを急襲することもできる。その巨体が火山地帯を潜行するために、地下のマグマが噴出することもある。また、この攻撃に当たると防御力が半分になる。
火炎袋のようなブレス生成器官は持たず、火炎や電撃を吐くことは出来ないため、遠距離にいる敵を攻撃するには突進や咆哮を用いる。突進はティガレックスと同じく四肢を使ってのもの。巨体故に動きはかなり緩慢であるが、この突進は全モンスターの中でも突出した軌道修正能力を誇っており、距離を空けるほど回避が困難なものとなる。咆哮は軽々とハンターを吹き飛ばし、大地を揺るがして高温の火山ガスを噴出させるほどの力を持っている。
前述のようにブレス生成器官を持たないが、咆哮と共に「ソニックブラスト」と呼ばれる竜巻状の突風を吐き出すことができ、龍属性の高い威力を持つ。ブレスを放つ瞬間に大きな音を発生させると、怯ませる事ができる。
アカムトルムは飛竜の中でも極めて異質で強力な存在とされ、生態面での調査は進んでいない。さらに翼は無く四本足で歩くため、古龍観測局も飛竜種か古龍種かの判断に慎重だったが、骨格的特長から、今のところはティガレックスに近い、飛行能力が発達する前段階の原始的飛竜の一種と分類されている。
名前にはポッケ村の古語で「災厄」という意味があり、伝承にもその名が記されている。
テーマ曲は「獄炎の覇王」(MHP2)

エスピナス

原種別名 - 棘竜
亜種別名 - 棘茶竜
MHF(シーズン2.0より)に登場。
太古の昔から生息している樹海の主とされ、全身に堅い甲殻と紅く鋭い棘を持つ飛竜種。頭部にひときわ巨大な棘を持つ。表記の棘竜は「いばらりゅう」と読む。
樹海の主であるエスピナスにとって、人間は取るに足らない存在であり関心を示すことは無いとされているが、一度怒り出すと凶暴化し、全身を紅潮させて俊足で突進してくることがある。
クエスト開始時には特定のエリアで熟睡しており、ハンターが近づいても起きることは無く、攻撃しても目覚めることは無い。目覚めたとしても、怒るまでは歩く以外の行動を取らないが、全身が棘に覆われているため、尻尾を揺らすなどの些細な行為でもハンターは傷を負うことになる。
生態を解説するアイテム「エスピナスの書」では、太古の樹海で古龍との生存競争に勝利した生物とされている。
体内には毒を生成する器官が備わっており、棘の先からは毒がにじみ出てくる。体内で生成された毒をブレスとして吐き出すこともある。
エスピナスの素材から作られる武器は毒属性や火属性を持っており、ハンマーや大剣の溜め攻撃では、怒ったエスピナスのように武器が紅潮する。また、性能的に下位となる武器の色は緑が主体だが、強化により上位武器になると色合いが紅潮した緑なるものがある。
テーマ曲「目覚めし王」
MHFシーズン2.5では新たに亜種が追加。やや黒ずんだ茶色の甲殻を持ち、古塔の頂上を棲家としているが、峡谷でもその姿を見ることが出来る。
力を溜めることで、威力が高く攻撃範囲の広い体当たりと、効果範囲の広いブレスを放つなど、原種とは異なる行動もとる。

ナルガクルガ

別名 - 迅竜
MHP2Gに登場。MHP2Gを象徴するモンスター。
樹海に生息する、独特の進化を遂げた飛竜種。主に夜に活動する。好戦的な性格で、執拗かつ狡猾な戦い方を好む。
ギルドに存在を確認された飛竜としては新しいが、樹海近辺の集落では古くから目撃証言があり、“ナルガクルガ”という名称も現地住民の間で使われていた。
ティガレックスと同じく四脚歩行のための骨格を持ち、しなやかな身のこなしが可能。ネコ科の哺乳類のようなシルエットで、身体は哺乳類のように黒い毛皮に覆われ、猛禽類のような嘴と、その内側には鋭い牙を持つ。翼末端部の爪は鋭い刃物状になっており、これで斬りつける攻撃を得意とする。ティガレックスと同様に飛行は得意でなく、高所からの滑空ができる程度。
武器として発達した尻尾は強靭で、自在に伸縮する。また、尻尾の先端には棘状の鱗が生えており、これを飛ばして攻撃に用いることもあるほか、興奮すると逆立ち、殺傷能力が増す。
興奮状態になると瞳が赤く輝き、頭の動きに連動して帯状の残光を残すようになる。
暗闇でも行動できるよう視覚と聴覚が発達しているため、大きな音やまぶしい光に対して過敏に反応する。
木の上に隠れてハンターを待ち伏せる行動もとる。
テーマ曲「闇に光る赤い残光」(MHP2G)

ウカムルバス

別名 - 崩竜
MHP2Gに登場。
大規模な雪崩の後、それまで隔離されていた雪山深奥部から姿を現した巨大なモンスター。
氷塊や岩盤を粉砕しつつ進む姿から、ギルドでは崩竜と呼ばれている。
鉱物を取り込むことで白く硬化した重厚な外殻を持ち、雪を削り進むために発達したスコップのような大顎で凍った湖面を砕いて湖に潜り、湖面の氷を引き裂きながらの突進を行う。甲殻は怒り状態になると変色して黒ずむ。
口からは超低温の水流を氷ブレスとして吐き出し、これで巻き上げられた雪の塊はハンターに大ダメージを与え、「雪だるま」状態にする効果を持つ。また、アカムトルムと同様に、ブレスを吐く瞬間に大きな音を発生させると、ひるませる事ができる。
翼を持たず四脚歩行といった骨格的特徴から、アカムトルムに近い生物だと推測されており、同様の理由で飛竜種に分類されている。
名前にはポッケ村の古い言葉で「白き神」という意味があり、伝承ではアカムトルムと対なす存在とされている。
数百年前に、トレジィと共にポッケ村を興した旅のハンターと戦っている。ハンターはウカムルバスにとどめを刺せなかった事から、その後も村に留まる事を決意し現在の村長の先祖となる。ポッケ農場洞窟内には、このハンターの持ち物だった巨大な剣が残されている。
テーマ曲「絶零の暴君」(MHP2G)

ベルキュロス

別名 - 舞雷竜
MHF(シーズン4.0より)に登場。
峡谷に生息する飛竜種。帯電能力が備わっている翼からは尾のような触手が伸び、舞うような姿から舞雷竜と呼ばれ、飛行能力にも優れる。
頭部にある大きな角や、尾の付け根と翼の触手から放電するほか、触手を鞭のように使って遠距離の敵も攻撃できる。
飛竜の中でも特に賢く、ハンターから身を守る為に行動パターンを変化させるとされており、アップデート毎に小さな球状の電撃を大量に放散する攻撃や、ビーム状の電撃を放つ攻撃が追加されている。
放電は体内器官からではなく、成分に大量のミネラルを含む体液によるもので、フルフルのように尻尾をアースにする必要が無いが、自分自身の電撃から身を守らなければならない為、高温でも溶けず体内器官を保護する高濃度の脂肪や通電性の高い甲殻、帯電による赤熱に耐性の高い鱗や鬣が発達している。
特定の条件を満たすと体の各部位が帯電していき、やがてショートしてしまう。このショートによるダメージは帯電した部位が多ければ多いほど大きくなる。
生涯最初の放電以降、帯電し続ける特殊な鱗があるとされ、一頭に数枚しか存在しない。
ベルキュロスの素材から作られる武器の多くは雷属性をもつ。
テーマ曲は「迦楼羅(かるら)舞いし峡谷」
「迦楼羅(かるら)舞いし峡谷」は、峡谷での大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている。

パリアプリア

別名 - 呑竜
MHF(シーズン5.0より)に登場。
峡谷に生息する。魚竜のように滑った表皮や独特な形状の尾を持つ飛竜種。
絶えず腹を空かせており、呑み込むように物を食べることから呑竜と呼ばれる。
特に「肉」を好むとされ、味にうるさいとされている。毒肉などを食わせても状態異常にはならない。
表皮の滑りは体液によるもので、パリアプリアの素材から作成できる武器はこの滑りにより独特な切れ味を持っている。
動きが非常に鈍く、体力も多く無いため容易に狩猟できるが、パリアプリア自体の素材には利用価値が薄く、売値も低い。しかし、峡谷に生息するモスの苔皮肉球のスタンプ怪鳥の鱗蒼火竜の翼などの多様な素材を呑み込んでおり、特定の手段を用いればこれらを吐き出させ、アイテムとして入手することができるため、狩猟の際の主な目的は、この吐き出すアイテムにあるとされている。
呑み込んでいた物を吐きだすことにより素早くなるが、肉を食わせていくと動きが鈍る。

ベリオロス

別名 - 氷牙竜
MH3に登場。
凍土に生息する飛竜種。骨格はティガレックスやナルガクルガに似ており、行動パターンも同一のものがあるが、頭部はサーベルタイ ガーに似ている。
氷上でも滑らないために全身に棘が生えており、武器としても使用する。

ギィギ

MH3に登場。
ギギネブラの幼生。グロテスクな紫の卵から誕生する。
ハンターに噛み付き、血を吸う事で徐々に体力を奪っていく。また、ある程度血を吸った個体はそれを体内で毒に変換して吐き出してくる。

ギギネブラ

MH3に登場。
凍土に生息する飛竜種。見た目はフルフルに似ているが更に醜悪さが増している。
電気攻撃は行わず、代わりに毒を伴った攻撃を行う。

魚竜種

水中や砂地に生活圏を持つ種族。他の飛竜では翼にあたる部分が、ひれ状に変化している。モンスターとして登場するものは一様に骨盤と二本の足を持ち、呼吸は肺で行っている。これらモンスター以外にも、アイテムとして登場する魚の中に、魚竜目に分類されているものがいる。

ガレオス

【魚竜目 有脚魚竜亜目 砂竜上科 ガレオス科 全長:約979cm 全高:約434cm 足の大きさ:約128cm】
別名 - 砂竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
砂漠の砂地に潜り、泳ぐようにして進む。シュモクザメの様に左右に平たい頭部を持ち、これは砂を掻き分け進むのに役立つよう進化したとされている。群れで生活し、背びれを叩き付けるなどして弱らせた獲物を砂中に引きずり込んで食べる。
泳いでいる間に体内に入った砂は一旦砂塵袋と呼ばれる器官に送られ、そこで鉄分などの栄養素を吸収した後排出する。排出される砂は唾液で固め、塊として吐き出すことで敵を攻撃するのに利用する。砂中では音を頼りに進むため、大きな音には弱い。砂を被って土色に見えるが、本来の色は水色で、稀に紫色の鱗を持った個体がいる。
ガレオスとはギリシャ語を意味する。

ドスガレオス

【魚竜目 有脚魚竜亜目 砂竜上科 ガレオス科 全長:約1538.3cm 全高:約683cm 足の大きさ:約183cm】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
皮膚が黒く硬化し、大型化したガレオスのリーダー。その牙とヒレは麻痺性の毒を持つ。一般的なガレオスと違い、エリアを跨いで広範囲にわたって回遊する。極稀に薄桃色のヒレを持った個体がおり、強力な武器の素材として重宝される。
MHGから砂の塊を放射状に連射する攻撃が追加された。

ガノトトス

【魚竜目 有脚魚竜亜目 水竜上科 トトス科 全長:約2315.2cm 全高:約1040cm 足の大きさ:約249cm】
原種別名 - 水竜
亜種別名 - 翠水竜
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
体重の制約が少ない水中で育つため飛竜の中でも特に大きく、広い攻撃範囲と高い攻撃力を持つ。ホオジロザメに似た頭部をもち、口から強烈な水流ブレスを吐く他、トビウオのように滑空しながら、睡眠作用のある毒を持つヒレで斬りつけることもある。
大きな音が苦手で、音爆弾を投げると驚いて飛び出してくる。
二本の脚で陸上に上がることもできるが、巨体ゆえ陸上での動きは鈍く、捕食は水中、あるいは水辺の生物を水中へ引きずり込んで行う。歯は何重にも重なっており、噛み付いた獲物を放さない。
ではなく肺で呼吸し、水中では体表から酸素を取り込む皮膚呼吸を行っている。体表が乾燥すると皮膚呼吸ができなくなるため、長時間陸上で活動することを嫌う。
卵胎生で、はじめに母竜の胎内で多くの卵が孵り、同時に共食いを始める。共食い後に生き残った一体は、ある程度成長するまで、放出される未受精卵を餌にして母竜の胎内で育つ。これに近い生態は現実におけるサメなどに見られる。
胃からはザリガニに似た甲殻類キングロブスタの殻が度々見つかり、この他ジャングルガビアルと呼ばれる巨大なワニ型の生物や、水辺に近づいたアプトノスなどの草食竜も捕食するなど食性は幅広い。また、カエルが好物で、これを餌として釣り上げることもできる。
小型の獲物なら丸呑みにするため、胃の中から未消化状態の甲殻類の殻が発見されることがあり、これは武具に利用される。
原種の鱗は瑠璃色、亜種の鱗は翡翠色。

ヴォルガノス

原種別名 - 溶岩竜
亜種別名 - 紅溶岩竜
MHFMHP2Gに登場。
極めて耐熱性に優れた身体を持ち、火山の溶岩の中を泳ぎ回る魚竜種。ガノトトス同様に陸上に上がるための脚を持ち、陸にいる獲物を捕食する。体は厚い甲殻に覆われたように見えるが、これは陸に上がった時に体表に残った溶岩が冷えて固まったものであり、本来は黄金色の鱗を持つ。攻撃を加えて溶岩を剥がすと、本来の鱗が露出することがある。剥がれた溶岩は希少鉱物を多く含むため、他のモンスターの甲殻と同様、武器や防具に利用される。
顎の構造もガノトトスに近く、歯が多重に並び獲物を逃がさないようになっている。体表の溶岩の表面を赤い光が走っているが、これは衰弱すると消失する。ヒレは他の魚竜種のような皮膜状ではなく、シーラカンスの肉鰭のように腕の先がヒレになったような構造になっている。
陸上での活動も活発で、地面を自在に這いまわることが出来る。飲み込んだ溶岩を火球のように吐き出す攻撃を得意とし、溶岩の中を泳いでいる際にも、陸側の敵に向かって溶岩をぶつけてくることがある。
原種の鱗は金色で、身体に付着した溶岩は青黒色。
亜種の身体に付着する溶岩は赤い。これは、甲殻内に紅蓮石や獄炎石などの鉱石が多く含まれ、溶岩の温度が保たれているため。
テーマ曲「マグマを纏う炎魔」(MHF〜MHP2G)
「マグマを纏う炎魔」は、火山での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHF〜MHP2G)。

デルクス

MH3に登場。
砂原の砂漠地帯を回遊する小型の魚竜種。
同じ砂漠を住処とするガレオスとは違い、足を持たない魚そのものの姿をしている。
普段はトビウオのように砂を飛びながら群れで移動しているが、獲物を見つけると一斉に襲い掛かる。
獲物を数で撹乱させて、注意がそれた隙に砂ブレスや噛み付きで弱らせる。
群れに被害が出ると生き残った者たちで一斉に逃げ出す。

海竜種

巨大な船をも一薙ぎにする圧倒的な力を持つ種族。海に生息するモンスター

ラギアクルス

別名 - 海竜
MH3に登場。MH3を象徴するモンスター。
青い鱗と甲殻に覆われた長い身体と四肢を持つ海竜。
同じ水棲の魚竜種に比べると身体の構造は陸棲動物に近く、ワニのように陸上での活動も可能。
背中にある水晶状の突起物が帯電し、放電して攻撃することもある。

チャナガブル

別名 - 灯魚竜
MH3に登場。
水没林に生息する海竜種。横に広い扁平な身体とチョウチンアンコウのような提灯を持っている。
背中に麻痺毒を持った毒針を大量に持っており、横に転がりながらの突進時や興奮時に剣山の如く飛び出させている。
普段は餌を獲るために水底の砂の中に隠れ、髭を植物に擬態させており、近づいてきた獲物を大きな口で一飲みにしてしまう。また、この状態の時に音爆弾を使用すると驚いて水中に出てくる。
頭の上の提灯は瞬間的に強く発光し、これを受けるとゲリョスの閃光のように気絶してしまう。
大きな口は周りの水ごとエピオスを吸い込む程強い吸引力を持っている。

ルドロス

別名 - 水生獣
MH3に登場。
緑色の体色を持った中型の海竜種。
水中を主な活動領域にしているが、陸上での活動も可能。
口から水球を吐き出して攻撃するが、この水球に当たると水やられ状態になり、スタミナの回復速度が遅くなってしまう。

獣竜種

ランポス系のモンスターのように、翼を持たず、二足歩行での地上生活に完全に適応したモンスター。

飛竜種とは違い、空は飛べないが、その分脚力が発達している。

ボルボロス

別名 -土砂竜
MH3に登場。
砂原に生息する大型の獣竜。
背中側の表皮が岩のように発達しており、特に頭部は武器としても使えるほど硬く発達している。
砂原の直射日光と暑さから身体を守るため、泥沼のある場所を好み、浅い所では身体を転がして泥浴びをする。深さのある場所ではクジラのように頭の先端にある鼻孔で呼吸しながら、全身を泥の中に潜ませている。また、この時に付いた泥の塊を身体を揺することで飛ばす攻撃をしてくることがある。
主食は昆虫で、昆虫の巣を壊して餌を探す事もある。

ウラガンキン

別名 - 爆鎚竜
MH3に登場。
火山に生息する大型の獣竜種。
岩のような突起状の甲殻に覆われており、身体を丸め、転がって移動することが出来る。ハンマーのように発達した巨大な下顎を持ち、これで岩を砕いて鉱石を餌にする。
下顎は武器になるほか、地面に叩きつけた振動で、身体を揺すって振り撒いた火薬岩を起爆することができる。

甲殻種

甲虫種と同じ節足動物で、生態系の上位に存在する種族。四本の足と一対の爪を持つ。アクラ・ヴァシム以外の甲殻種はヤドカリに似た姿で腹部が柔らかい為、他生物の頭骨や貝殻などを背負って防御しており、この防御物は「ヤド」と呼ばれる。体液は青灰色をしているが、現実の甲殻類の体液も呼吸色素ヘモシアニンであるため青い色をしている。

ゲーム中には登場しないが、サボテンや自身の甲殻によって身体を守っている種も、未確認生物という扱いで設定されている。

ヤオザミ

十脚目 短尾下目 盾蟹上科 ザザミ科 全長:約169cm(殻有り 約219cm) 全高:約79cm(殻有り 約168cm) 鋏の大きさ:約124cm】
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
水辺砂漠に生息する、赤白まだら模様の殻を持つ甲殻種。
普段は地中に潜って、その上をハンターが通ると爪を出して攻撃してくる。
ヤオザミから採れるザザミソは珍味として愛好され、上位の個体からは極上ザザミソと呼ばれるものが採取できる。

ダイミョウザザミ

【十脚目 短尾下目 盾蟹上科 ザザミ科 全長:約508cm(殻有り 約1044.0cm) 全高:約248cm(殻有り 約668cm) 鋏の大きさ:約403cm】
原種別名 - 盾蟹
亜種別名 - 紫盾蟹
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ヤオザミの中でも特に大型の個体がダイミョウザザミと呼ばれる。分厚く巨大な鋏が攻撃と防御を兼ね備え、自身の体高を超える高さまで垂直に跳びあがったり、泡状の水ブレスを吐き出して攻撃する。また、ヤドとして背負っている角がついたままのモノブロスの頭蓋骨を、突進や地中からの襲撃に利用する。 危機が迫った際や食事の時以外は、外界をほとんど気にしていない。
ヤドは打撃属性を持った武器でしか破壊できない。
MHP2Gでは、ディアブロスの頭蓋骨をヤドにした紫色の亜種が登場する。
テーマ曲「一本角の盾大名」(MH2〜MHP2)
「一本角の盾大名」は、砂漠での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHP2)。

ガミザミ

【十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科 全長:約218cm(殻有り 約283cm) 全高:約110cm(殻有り 約184cm) 鋏の大きさ:約142cm】
MHP2MHFMHP2Gに登場。
火山に生息している青い殻の甲殻種で、ショウグンギザミの幼体。近縁種であるヤオザミよりも攻撃性が強く、毒液を吐くことが出来る。火山沼地に生息。

ショウグンギザミ

【十脚目 短尾下目 鎌蟹上科 ギザミ科 全長:約952cm(殻有り 約1041cm) 全高:約717cm(殻有り 約717cm) 鋏の大きさ:約499cm】
原種別名 - 鎌蟹
亜種別名 - 朱鎌蟹
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ガミザミの中でも特に大型の個体をショウグンギザミと呼ぶ。カマキリの前脚のように折り畳んだ鎌状の鋏と、脚の先端は岩盤に刺さるほど鋭利で、突き刺しながら天井を歩くこともできる。怒り状態になると折り畳まれた爪を伸ばし、攻撃範囲を広げる。 主に鋏による攻撃を行い、尖った頭部は地中から襲いかかる際の武器となる。グラビモスの頭殻を背負っている場合は、その口にあたる部分から尿を高圧で噴射し、水のブレスとして攻撃してくる。
ヤドはグラビモスの頭殻の他、タニシのような巨大巻貝と、元の生物が特定できない風化した頭骨の3種類があり、破壊されるごとに特定のエリアに移動し素早く住み替える。ダイミョウザザミと異なり、ヤドは切断武器でも破壊できる。
食用になり、独特の味覚に魅了される者もいる。
MHP2Gにはグラビモス亜種の頭殻をヤドにした朱色の亜種が登場する。
テーマ曲「毒湿地の蟹将軍」(MHF〜MHP2G)
「毒湿地の蟹将軍」は、沼地での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHF〜MHP2G)。

シェンガオレン

【十脚目 不明 ガオレン科 全長:約1968cm(殻有り 約2394cm) 全高:約2297cm(殻有り 約3155cm) 鋏の大きさ:約1193cm】
別名 - 砦蟹、仙高人
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ラオシャンロンの頭蓋骨をヤドにする巨大な甲殻種。外殻はくすんだ蒼灰色をしている。
縄張りの移動や街への襲撃など、行動とその対処法はラオシャンロンと似るが、歩き続けるだけのラオシャンロンと違い、縄張りを侵す生物に対しては長大な鋏を打ち付ける、激しく足踏みする、背負ったラオシャンロンの頭骨から酸のブレスを吐くなどして排除しようとする。
酸のブレスは砲弾のように別のエリアへの攻撃手段にもなり、エリアごとに決まった位置に着弾するようになっている。
脚は他の甲殻種と比べると非常に長く、折り畳んだ脚を伸ばし立ち上がると胴体部分が持ち上がり、直立時のラオシャンロンに匹敵する高さとなる。また脚に一定のダメージが加わると赤く変色する。
背負った頭骨と本体は弱点属性が異なる。また、頭骨は打撃武器でも切断武器でも破壊できるが、他の甲殻種と比べて強固。
背負っている老山龍の頭骨は、クエストに登場する老山龍の頭よりも大きい。
テーマ曲「老山龍!?」(登場時、街防衛戦時)、「大敵への挑戦」(最終防衛ライン時)
「大敵への挑戦」は、MH2のメインテーマの短縮版。

アクラ・ヴァシム(アクラ・ジェビア)

別名 - 尾晶蠍
亜種別名 - 灰晶蠍
MHF(シーズン3.0より)に登場。
黒褐色の外殻をもつサソリ型の甲殻種。他の甲殻種同様、脚は4本で、一対の鋏を持つが、ヤドは持たない。
ほとんど姿を見かけることのなかった生物だったが、最近になって砂漠で大繁殖した為、多くの個体が見られるようになったとされる。
栄養の豊富な発光性の体液を全身に循環させており、配分を調節することによって自らの体質を変化させる能力を持つ。
体液の成分を調整して環境への適応力を変化させる能力を持ち、怒ると体液の成分が急激に変化する。ゲーム内では部位破壊をする毎に体液の変化と、行動パターンの変化を確認することができる。また、体液は他の成分と混合すると爆発を起こす成分を含んでいる。
体液は外気に触れると結晶化するため、尾の先にある分泌線には大きな結晶がある。
尾を切断するには、特定の条件を満たす必要がある。
テーマ曲「魅惑の水晶」
MHFシーズン3.5では亜種としてアクラ・ジェビアが登場。
沼地に生息し、洞窟で採取できる灰水晶を養分としているため外殻が灰色に変化しており、角なども鋭角的になっている。
原種とは違い、尾を切断すると切断面から血のような体液が結晶化することがあり、その結晶は「血晶石」と呼ばれ重宝されている。
尻尾を切断する方法も、原種とは異なっている。
他の甲殻種と違って、咆哮をしてくる

牙獣種

大きな牙を持った哺乳類型モンスターの総称で、生物学的な分類ではないため型や型など、様々な生物を含んでいる。

同族内でのグループを形成するなど社会性を持ち、群れのリーダーの指示で活動するブランゴなど、知能の高い種族もいる。

ブルファンゴ

【偶蹄目 ファンゴ科】
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
のようなモンスター。繁殖力と適応力が高く、広い範囲に生息している。
攻撃的な性格で、ハンターを見つけると突進してくる。突進の攻撃力自体はそう高くないが、突き飛ばされて体勢を崩されるため、複数に囲まれたり時間差で突進してきたり、大型モンスターとの戦闘中に襲われると非常に厄介。体格はさまざまで、ドスファンゴより大きい個体もいるが、体力はさほど変わらない。

ドスファンゴ

【偶蹄目 ファンゴ科 全長:約566.0cm】
別名 - 大猪
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
密林や沼地などに生息するブルファンゴのリーダー。背中や頭部の毛は白く、牙が大きく発達しているため、通常のブルファンゴと区別できる。この牙は現実にいる象の牙と同じく人間の利き手のような差があり、良く使用される側の牙が磨り減って短くなるため、牙の長さは左右非対称になっている。
突進後の方向転換がブルファンゴに比べて素早く、隙が少ない。 また、間合いを詰められると牙を振り回し、ハンターを弾き飛ばす。

コンガ

【尖爪目 堅歯亜目 鈍牙上科 コンガ科】
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
太った猿のような姿のモンスター。桃色の毛皮を持ち、頭頂部の毛は緑や黄色の交じり合った極彩色。密林や沼地などに生息する。
キノコを好み、ハンターがキノコを所持していると、それを目当てに出現することがある。
縄張り意識があり、侵入者を見つけると立ち上がり身体を震わせ威嚇する。
放屁で攻撃をしてくることがあり、攻撃を受けると屁の臭いが体やアイテムに残る。その間は口に入れるタイプのアイテムが使用不能となるが、一定時間の経過や消臭玉の使用で解消される。

ババコンガ

【尖爪目 堅歯亜目 鈍牙上科 コンガ科 全長:約984.0cm】
原種別名 - 桃毛獣
亜種別名 - 緑毛獣
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
基本的にはコンガと同種だが、群れのボスとなり頭頂部の毛を木の実や草の汁でまとめ上げ、自らがボスであることを主張するようになった個体をババコンガと呼ぶ。体も通常のコンガより大きく、爪も長く発達している。尾で物を掴むことができ、キノコや鉱石、骨などを持ち歩いていることがある。
戦闘中に放屁することがあり、ハンターが浴びるとコンガ同様にアイテム使用制限の効果を受ける。自分のフンを尻尾で掴んで投げつけることもある。また、毒テングダケ、マヒダケ、ニトロダケなどを食べ、その成分と体内の酵素を利用して毒や麻痺、炎のブレスを吐く。ただし、生肉系の罠に含まれる毒素は調合の際に変質しているため、体内で分解できずに状態異常に陥ってしまう。
角質状の腹を膨らませ、仁王立ち状態になることがある。その場合、腹部への攻撃は弾かれてしまい、近くにいると腹に弾き飛ばされてダメージを受ける。
ひとたび食料を目にするとハンターとの戦闘中でも食べ始める。
MHP2Gでは緑色の体毛をした亜種が登場し、同時に三つのフンを投げつけるなど、行動に変化が見られる。
テーマ曲「密林の無法者」(MH2〜MHP2)「密林の大食漢」(MHF〜MHP2G)
「密林の無法者」は、密林での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHP2)。
「密林の大食漢」は、密林の新汎用BGMとしても使用されている(MHF〜MHP2G)。

ブランゴ

【尖爪目 堅歯亜目 鋭牙上科 ブランゴ科】
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
雪山に生息する白色の毛並みの牙獣種。コンガ同様に猿型の生物だが、こちらは細身の体型でマンドリルのように鮮やかな色合いの顔が特徴。
組織的意識が高く、群れになって前後左右に軽快に飛び回り獲物の狩りを行う。また、リーダーのドドブランゴから招集があれば即座に駆けつける。「雪だるま」効果はないが、氷の塊を投げつけてくる。

ドドブランゴ

【尖爪目 堅歯亜目 鋭牙上科 ブランゴ科 全長:約860.0cm】
原種別名 - 雪獅子
亜種別名 - 砂獅子
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
雪山に生息する牙獣種ブランゴのリーダー。
口腔に収まりきらないほどの大きな牙と、長い髭を持ち、水色の頭頂部が大きく突き出しているなど、通常のブランゴとは外見上も違いが多い。その大きな牙は群れの長の象徴であり、これを失うことは権威の失墜を意味する。
群れに対して強い統率力を持ち、雄たけびによってブランゴを呼び寄せるが、前述の理由により、牙を破壊されると呼び寄せることができなくなり、ハンターの耳を塞がせる効果も無くなる。
俊敏性と跳躍力に優れる。雪の塊を投げて攻撃したり、雪の中を潜って奇襲を仕掛けてくる。また、ブレスを吐くこともある。このブレスは「雪だるま」の効果を持ち、ギアノスの氷液などより威力も高い。
MHP2Gでは、砂漠に生息する赤茶色の体毛をした亜種が登場する。主に巨大な岩を投げつける攻撃や、砂を猛烈な勢いで吹き付けハンターの目をくらます攻撃を使う。単独で行動し、子分のブランゴを呼ばない。また、砂漠の気候に適応した結果、原種とは逆に熱には強く、冷気に弱い。
テーマ曲「白い闇の住人」(MH2〜MHP2)「怒れる雪獅子」(MH2〜MHP2)
「白い闇の住人」は、雪山での狩猟時に大型モンスターと遭遇した際の汎用BGMとしても使用されている(MHP2)。
「怒れる雪獅子」は、雪山の新汎用BGMとしても使用されている(MHF〜MHP2G)。

ラージャン

別名 - 金獅子 全長:約1008.0cm
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
巨大な猿のような風貌で、頭の両脇にはねじれた二本の角があり、犬歯も発達した威圧的な風貌を持つ。普段は黒い毛並みだが、怒り状態になると毛に黄金色が混じって逆立ち、身体に雷光を纏ってさらに凶暴になる。尻尾を破壊すると怒らなくなる。
雪山、火山、峡谷等の非常に過酷な土地に生息している。
拳で殴りかかる攻撃を使い、怒り時の攻撃力は高い。また、口からはビーム状、球状2種類の雷属性ブレスを吐くことができる。怒り時のビーム状ブレスは太さが増す。
ダメージは伴わないが、咆哮はティガレックス同様に敵を跳ね飛ばすほどの轟音。
「超攻撃的生物」と呼ばれ、遭遇して生き延びた者は少ないとされる。そのため情報が少なく、生態には謎が多かった。「黒い身体だった」「金色の身体だった」「輝く翼で空を飛んでいた」等、目撃情報が一定せず錯綜していたため、一時期は分類不能な生物として、古龍種を担当する研究者が調査を行っていたが、MHP2の頃には情報が整理され、そのような特徴を持つ牙獣種という位置付けになっている。
MHP2Gでは、「激昂したラージャン」と呼ばれる常に怒り状態の極めて凶暴な個体が存在する。この個体は、さらに一段階上の怒り状態が存在し、全身が電撃に包まれ、さらに驚異的な破壊力を発揮する。尻尾がすでに破壊されているため、怒り状態を解除することもできない。
テーマ曲「黄金の鬣」(MH2〜MHP2)

古龍種

古代より生きる、あらゆる生態系から逸脱した圧倒的な存在。

その全てが驚異的な生命力と長寿性をもち、他の生物に比べ特異で超常的な能力を身につけている。人類の生活圏を度々襲撃し、街を破壊する危険な存在でもある。

キリンやヤマツカミ、ラオシャンロンを除けば、4つの脚に一対の翼という西洋的ドラゴン特有の共通点があるが、生物学的な分類ではなく、古龍の研究者は「生態系から大きく外れたものの総称」と定義している。アカムトルムなども四足歩行だが、「安易に古龍種と判別するのはいけない」とされた結果、翼が全く無くても飛竜種に分類されている。

一部の古龍種は、その場で討伐することができなくても、一定のダメージを与えた状態でクエスト開始から25分経過すると逃走し、クエストを達成できる。与えたダメージや破壊した部位は同じレベルのクエスト内で引き継がれ、クエストを繰り返し行って討伐することもできる。

キリン

別名 - 幻獣 全長:約464.3cm
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
非常に珍しい、銀色の馬のような姿の生物で、額にはユニコーンの様に、一本の角が生えている。たてがみなどの体毛を持ち哺乳類のような印象を与えるが、皮膚は鱗状であることが確認できる。その名前や風貌、能力から、プレイヤー間では伝説上の動物麒麟がモデルと言われることもある。跳躍しながら駆け回る動作はケルビに似るが、より素早く、落雷を自在に操り、額に生えた角と身体に纏った電撃でハンターを攻撃する。怒り状態では身体に電流が走り、突進攻撃を受ければハンターは大きなダメージを負う。
上位クラスのキリンの中には、発光していて外見から区別することはできないが身体の青い個体が存在し、その素材は「蒼角」や「蒼雷尾」などと区別されて希少価値が高い。
各種属性攻撃への高い耐性と、身体への攻撃をことごとく弾くほどの防御力を併せ持つ。この特性はキリンの素材を利用した防具にも活かされている。しかし、角周辺は比較的柔らかく、弱点となっている。
個体による体格差が大きく、村と上位クラスの個体では二倍近い差がある。
気性は激しく攻撃的だが、過去に人間の子供を育てた例があり、その少年はキリンの角でできている片手剣「ヴァジュラ」を帯びていたと言われている。
テーマ曲「塔に現る幻」(MH2〜MHP2)

オオナズチ

【霞龍亜目 ナズチ科 全長:約1744.0cm】
別名 - 霞龍
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
密林や沼地など湿気の多い場所を好む古龍種。左右別々に動く目、巻きつくような形状の尻尾など、カメレオンのような特徴を持つ。風貌どおり、周りの風景に擬態して姿を隠すことが出来る。
その擬態能力の高さゆえに、通常状態で姿を視認することが出来ないが、煙や土埃などで空気の状態を変化させると輪郭を浮かび上がらせることができ、角と尻尾を破壊されると消えることが出来なくなる。
口から特殊な液やガスを吐くブレス攻撃のほか、毒霧を吐いたり、粘着質の舌を伸ばして攻撃しながら食料品や回復薬を盗み取るなど、独特の攻撃方法を持つ。高い体力と肉質の硬さを持つが、突進以外の動作は緩慢。シリーズによって多少異なるが、ガスや毒液はチャット機能を停止させる『声帯麻痺』や、スタミナを最低状態まで減少させる『疲労』、体力を奪っていく『毒』など様々な状態異常を引き起こす。特に声帯麻痺や疲労はオオナズチ特有の状態異常となっている。
MHP2のムービーでの動きはモロクトカゲに似ている。
テーマ曲「深い森の幻影」
通常の戦闘中にBGMは流れず、怒り状態の時のみ演奏される。

クシャルダオラ

【鋼龍亜目 クシャナ科 全長:約1577.0cm】
別名 - 風翔龍、鋼龍
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。MH2を象徴するモンスター。
雪山を中心とした広範囲に生息し、金属質の外殻を持つ古龍種。前肢と後肢の間に巨大な皮膜状の翼を持つ。瞳は蒼で、口先がやや赤みを帯びる。雨や吹雪とともに出現し、クシャルダオラが居るエリアでは特に風雨が激しくなる。
身体に風を纏っている為、並みのハンターでは近づくことすら困難である。最新の研究では、この風は角と連結した内臓器官によるものらしい事がわかっている。よって、角を破壊したり、毒で内臓機能を低下させると風を止める事ができる。
地上と空中の2種類の攻撃パターンが有り、地上では突進と岩をも砕く圧縮空気ブレスを多用し、空中では長時間にわたってホバリングし、尾による打撃や低空飛行による突進、ハンターを巻き上げる竜巻のようなブレスなどの攻撃を仕掛ける。雪山に出現する際はブレス攻撃に氷属性と雪だるま効果が付加されており、クシャルダオラの素材を用いた武器には氷属性が付く。
金属質の皮膚は錆びると脱皮をするが、その姿を見た者はいないとされる。ゲーム内の映像ギャラリーで閲覧可能な他、雪山フィールドの山頂には脱皮殻が残されており、金属素材を採取できる。
皮膚が錆びて赤褐色となった個体は気性が荒くなり、街を襲うこともある。
テーマ曲「嵐に舞う黒い影」

ナナ・テスカトリ

【炎龍亜目 テスカト科 全長:約1740.0cm】
別名 - 炎妃龍
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
翼の付いた蒼いライオンの様な姿をしている古龍種。王冠のような、縦方向に伸びる形状の角を持つ。下顎の犬歯が発達し、口内には収まらずに常に露出する。また、後頭部から首の付け根にかけてたてがみが発達する。クシャルダオラなどと同様に、前肢と後肢の間の背中に翼が発達する。
主に古塔や火山に生息し、火炎放射器のようなブレスを吐く。身体に炎を纏い高熱を発しているため、溶岩に触れた時のように、近づいたハンターの体力を徐々に削っていく。 この能力はクシャルダオラ同様、毒や角の破壊で停止させることが可能。
主に地上をメインに攻撃を仕掛けてくるが、クシャルダオラと同じように低空をホバリングしながら火炎ブレスをはき、周囲を焼き払うこともある。 突進攻撃も行うが、軌道は直線的だけでなく左右に大きく曲がることがある。
翼から粉状の組織片を飛ばして周囲を粉塵爆発させる攻撃を持つ。この粉塵爆発は、自身に付いた老廃物を焼却する代謝の一環とする説や、主食である燃石炭からブレスを精製する過程で発生する超高圧縮の液体をリフレッシュするためという説がある。
MHP2Gでは怒り時の尻尾振り攻撃に粉塵爆発が追加、突進攻撃前に予備動作が追加された。
シリーズを通してオフライン、または一人専用クエストにしか出現しない。
テーマ曲「炎国の王妃」

テオ・テスカトル

【炎龍亜目 テスカト科 全長:約1740.0cm】
別名 - 陽炎龍、炎王龍
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
砂漠や火山、沼地などに生息する古龍種。野牛のように後方に曲がって伸びた二本の角と紅蓮色の体を持つ。長大な剣歯やたてがみなど、色以外の外見的特長はナナ・テスカトリと似るが、たてがみはやや縮れた質感を持っている。
ナナ・テスカトリと同様に炎を纏っており、攻撃方法なども類似している。ゲーム中では、テオ・テスカトルが炎龍の雄で、ナナ・テスカトリが雌であるとされている。
何を食料にしているのか不明だったが、関連書籍においては燃石炭を食い、ブレスなどに使う可燃性の成分を得ているとされた。
ナナ・テスカトリと違い粉塵をハンターに合わせてピンポイントで爆発させてくることがある。
テーマ曲「炎国の王妃」

ラオシャンロン

【山龍亜目 ラオシャンロン科】
原種別名 - 老山龍、巨大龍、巨龍
亜種別名 - 岩山龍
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
ラオシャンロンは老山龍の中国語読みとされることがある。ただしゲーム中では「ラオシャンロンは、古い呼び名で老山龍とも呼ばれる」とされ、ラオシャンロンと老山龍は別の言葉という事になっている。
体の割に頭は小さく、体の約半分を長い首と尾が占める。体型は現実世界の竜脚類に似るが、甲殻が発達しており、また頭部に一本の角を持つ。体長は80m以上とも言われ、他のモンスターを遥かに凌駕する。かつては翼があったが、巨大化する進化の過程で失われたとされている。
その巨体ゆえ、ただ歩くだけで大地が揺れ、徘徊する道にあるすべてが崩れる天災とも表現される。これは意図的な襲撃ではなく、ただ自分の縄張りを定期的に廻っているだけだが、進路上に障害物がある場合は体当たりをして破壊を試み、木製の簡易砦程度なら容易に粉砕してしまう。
基本的には自発的な攻撃をしないが、高所から銃撃してくるハンターを発見すると尾を支えにして後ろ足で立ち上がり、巨大な口で噛み付いたり、長い首を叩き付けて攻撃してくるほか、谷に体当たりして小規模な地震を起こす。また、ただ歩いているだけでも、踏まれたり尻尾にぶつかると大ダメージを受ける。
体が大きいので、高い所から背中の上に飛び移ることが可能で、そのまま生きた状態で素材を剥ぎ取ることもできる。
原種の甲殻は赤。亜種の甲殻は灰蒼で、クエスト名には「岩山龍」とある。
テーマ曲「動く霊峰」(登場時)、「勇者のためのマーチ」(侵攻中)、「最終決戦」(最終防衛ライン時)
「最終決戦」は、モンスターハンターのテーマ曲「英雄の証」のショートverである。
ラオシャンロン地中成長仮説
その成長段階を誰も見たことが無く、また鉱山が崩れて中からラオシャンロンが出てきた、と言う話もある事から、老山龍は地面の下で、周りの岩石を長い年月をかけて取り込んで甲殻を成長させているという仮説が設定されている。この説によると、成長過程で取り込んだ地質が鉄分を多く含むか、火山灰を多く含むかで体色が異なるとされる。また、アイルーが爆弾で行う鉱石採掘は、この成長過程のラオシャンロンを目覚めさせるかもしれないという事で、危険性を指摘されるようになったとも記されている。
上記の説は市販の「モンスターハンター2dos生態全書」によってカプコンから発表されており、後に発売したMHP2では竜人族の老人が同じ説を語る。ゲーム内でも、この説は仮説として発表されたことになっている。

ヤマツカミ

【岳龍亜目 ヤマツカミ科】
別名 - 浮岳龍、最古龍
MH2MHFMHP2Gに登場。
大型の古龍種。触手を垂らしたタコのようなシルエットを持ち、空中に浮きながら4本の太い触腕と2本の細い触手を垂れ下がらせている。口は前方に開き、巨大な臼歯が確認できる他、触腕には指が確認できるなど脊椎動物としての特徴は備えている。短いが尾も存在する。
食物を腐敗させて生成した体内のガスで自らの巨体を浮かせているとされる。別名の由来はその巨体と、そこに苔や木が生育している為である。攻撃を加えていくと腐敗ガスによって膨らんでいる体が徐々に萎んでいき、一定のガスが抜けると巨体を空中に保てなくなり落下していく。その際に体表に生育する苔や木を、上に飛び乗ってこれらを剥ぎ取ることも出来る。
腕を振り回す、口を大きく開けて吸い込む、グラビモス同様の爆炎の放出、巨体を落下させてのボディープレスなど、その攻撃は強力かつ広範囲に及ぶ。また大雷光虫を口から吐き出すこともある。吐き出された大雷光虫はしばらくすると動きが不規則になり、最終的には爆発を起こす。
キリン同様に、一般的に連想されるの姿はしていない。しかし分類が難しいと言う点、そして太古から存在したと言うその存在が、ヤマツカミを古龍と分類せざるを得なかった所以とされる。
その寿命は計り知れないほど長いといわれ、また海洋を越えてその生存が確認されていることからその行動範囲は非常に広いとされている。
MHP2には登場しないが、一部の素材はポッケ農場にいるアイルー“トレニャー”が持ってきてくれる。続編のMHP2Gには専用ステージと共に登場する。
テーマ曲「空に浮く山岳」(MH2)

古龍種(ミラボレアス)

古龍の中でも伝説的な存在とされ、ハンター大全や公式攻略本などではその姿や習性に詳細な言及が無い。ゲームクリアという概念の存在しないモンスターハンター各シリーズにおいては、接触するための条件を整えるのに時間がかかる本種の討伐や関連武具の所有が、プレイヤーの実績の一つの目安とされる場合がある。正式に名称が付けられているのは原種ミラボレアスのみで、2亜種は武具からの推測であり公式な名称ではない。また、クエスト紹介などでは3種とも「ミラボレアス」との表記がされており、原種、亜種といった区別はされていおらず、ギャラリーなどで「亜種」の記述が見られる。クエストにおいては体力を一定まで減らすことで撃退、成功となるが、残り体力は引き継がれ最終的に討伐することも可能。

ミラボレアス

別名 - 黒龍、邪龍
MHMHGMHPMH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
「伝説」と呼ばれている古龍で、数多の飛竜と老山龍を駆逐した者の前に現れるとされている。
全体がやや紫がかった黒色で、大きな翼と長い尾を持つ。背骨を水平にして二足あるいは四足で歩く飛竜や他の古龍と異なり、直立姿勢で歩く。挑んできたハンターを悉く焼き払い、その武具をねぐらに持ち帰る習性を持つ。持ち帰った武具は体温で溶かされ、黒龍の甲殻と一体化する。このようにして成長した甲殻は見た目以上に重く、硬い。
巨大な廃墟と化したシュレイド城を舞台に戦う。高い攻撃力を持ち、多くの攻撃が高いダメージを伴う。移動時の足に接触しただけで大ダメージを受け、また地面を這いずりながらの突進は特に強力で、一撃で致命傷となりうる。
初期のMHFでは、攻撃方法が大幅に変更され、這いずり突進や咆哮、のしかかりなどの大半の攻撃を行わなくなっていた。また、飛行回数が大幅に増え、エリア移動の回数も増していた。現在では修正され、攻撃方法はほぼMH2に準じる。
ミラボレアスとは古い言葉で「運命の戦争」を意味する。
テーマ曲「舞い降りる伝説」
「モンスターハンター サントラブック」にも隠しトラック扱いで収録されている。
「舞い降りる伝説」は「咆哮」にコーラスがついたものである。

ミラボレアス亜種 / ミラバルカン

別名 - 紅龍
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
物語の中では幻の存在とされる。体色は黒と赤で、激怒した際には溶岩のような赤色となる。角の長さが等しくなく、左の方が長い。生態はほとんど判っておらず、未解明の部分は原種よりも多い。黒龍ミラボレアスが怒って赤く染まった姿や、火山で力を蓄えた姿などの記述も見られる。
戦闘する場所は「決戦場」。
咆哮に合わせて燃えた岩を降らせることが出来る。また、原種のように地面を這って移動する攻撃はせず、高々度からの急降下やボディプレス、腕で殴りつけるような攻撃を行う。
クエストが開始時にハンターに向かって低空飛行で突進してくる、という演出がされており、棒立ちしているといきなり激突されて力尽きてしまうことがあった。MHP2では演出は同じだが当たり判定が調整されており、この危険は無くなっている。なお、MHP2Gではこの演出をカットして正対した状態からスタートできる。
MHP2では、ミラボレアス撃退後にミラバルカンと戦うと、体力が同じ量になり、同じ部位が破壊されている。
テーマ曲「舞い降りる伝説」

ミラボレアス亜種 / ミラルーツ / ミラアンセス

別名 - 祖龍
MH2MHP2MHFMHP2Gに登場。
「全ての龍の祖」「伝説中の伝説の存在」などと呼ばれる龍。輝く白い体毛、王冠のように頭を飾る四本の角、そして白い甲殻が全身を覆う神々しい姿をしていて、禍々しい雰囲気の黒龍や紅龍とは逆の印象を与える。激情時には体の一部分が赤く染まり、胸の辺りに赤い電流が走る。
剥ぎ取りで得られる素材からは「勝利」「栄光」の名を冠する装備を製作でき、これらは純白の毛皮や白銀の質感を持つ。
古塔の頂上で戦うことになる。行動はミラバルカンに似るが、滞空時間が他の二種に比べて長く、咆哮すると隕石ではなく赤い雷が落ち、ブレスなども雷属性を帯びる。
クエスト依頼人の一人「赤衣の男」は祖龍のことを王と称している。
MH2ではクエスト受注にアイテム「祖龍の書」、MHP2ではダウンロードクエスト限定、Fは受注にHR91以上を要する。MHP2Gでは特定の条件を満たすことで集会所にクエストが出現。
武具のシリーズ名称はモンスター一種類につき一つが用いられるが、祖龍に関しては武器名称と防具名称が異なり、それぞれの名称からミラアンセス、ミラルーツとも呼ばれる。
テーマ曲「祖なる龍」
「モンスターハンター2 サントラブック VOL2 ドンドルマの旋律」にも隠しトラック扱いで収録されており、
Disc1最後のトラック「始まりの唄」の4:20秒頃から流れるようになっている。

外部リンク

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