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ナイトinナイト

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ナイトinナイトは、大阪市に本社をもつABCテレビ朝日放送)で、平日(月~木曜日)の23:17~0:17に放送しているバラエティー番組ゾーンの総称。同時間で金曜日に放送されている「探偵!ナイトスクープ」は、ナイトinナイト枠には入らないことになっている。(ただし、ABCの本社にある「ナイトinナイト」のポスターにはちゃんと入っている。)なお同時刻にテレビ朝日系で同時ネットされている「ネオバラエティ」は、朝日放送では時差ネットとなっている。

なお、タイトルの「ナイトinナイト」は英語で表記すると「Knight in Night」となる。

概要

枠発足に至る経緯

この番組以前も朝日放送は深夜番組を自社で制作・放送していた。(※ 腸捻転解消以前から、半年経った1975年10月~1977年9月までNETテレビ→テレビ朝日ザ・23をネットしたがお色気主体に反発して終了と同時に打ち切って以降それが定着している。)1985年からは月曜から木曜の時間帯を「夜のAタイム」と題し放送していたが、視聴率が低迷していた。そこで翌年からは抜本的な見直しを図り、この番組をスタートさせた。

番組の方向性

  1. エロ・グロはやらない。ハダカは一切出さない。
  2. つまらないギャグはやめる。
  3. 次の日の朝、会社や学校で話題になる番組づくりを目指す。

この3つを柱に各曜日の企画が立てられた。また、番組は大阪駅前「アクティ大阪」にあった「ABCエキスタ」(1997年3月閉鎖)から放送当日の収録で放送(撮って出し)したのが始まりとされ、1986年5月に開始した。2000年以降の曜日ごとの番組のリニューアルと並行して、放送当日の収録(撮って出し)がなくなり、予め事前に別の日に収録した番組を放送するようになる。

番組の立ち上げにかかわった三上泰生(故人・当時朝日放送第二製作部長)は自著「6chは上方文化や」のなかで「深夜番組は眉唾物の企画やらエログロといった『麻薬』が使われやすい」と述べており、実際この時期の深夜番組は「11PM」に代表されるように過激なエロを売りにしたのが主流となっていた。しかし、「たとえば、深夜番組でハダカを出したとする。すると視聴者はもっと見せろと要求するからだんだん際どいものを見せるようになる。すると視聴者離れが起きて局のイメージが低下することとなる。」と述べ、麻薬の中毒性になぞらえて頼ると取り返しのつかないことになると危惧していたおり、『麻薬』は一切やらないとの信念で番組製作したのだという。三上氏に限らず、朝日放送には大阪テレビ放送としてテレビ放送を開始して以来、エログロを嫌っていた社員が多数(年配層などに)存在していたことが窺い知れる。

  • 番組開始当初は月曜・火曜が桂三枝、水曜日やしきたかじん(後に渡辺徹板東英二)、木曜日月亭八方の司会で、各曜日それぞれのテーマに沿った話題を展開していた。特に桂三枝司会の火曜日「おっちゃんVSギャルクイズ合戦」と月亭八方司会の木曜日「楽屋ニュース」は長寿コーナーとして人気があった。
  • 番組の放送前には「ナイトQ」(タチカワブラインド提供・終期はスポンサー無し)という、その日の放送内容に関するクイズを出題するミニ番組が放送されていた(月曜から金曜までの5日分の回答を書いて応募、正解者の中から抽選で賞金が贈られるというもの。なお「ナイトinナイト」枠のない金曜日は、同じ時間帯で放送される「探偵!ナイトスクープ」の客席、あるいは楽屋から放送されていた)しばらく放送されていなかったが、2003年から毎年8月下旬から9月上旬にかけて期間限定復活版「お宝ナイトウィーク」として放送している。2007年は3月12~17日、7月2~6日(共に90分版)と11月19~23、26~30日は初となる2週連続で放送される。また、朝日新聞大阪版の朝刊のラテ欄には11時17分枠のところを黄色く塗りつぶしている。

若者を意識した番組編成

1999年以前は関西ローカルの特色を活かした内容で取り組んできたが、2000年以降は視聴者のターゲット変更もあってか、若者視聴者を意識する傾向にあり、この頃月曜以外全面的にリニューアルされた。しかしそれでもテレビ朝日のネオバラと比べると出演陣の平均年齢が一回り高く、さらには番組企画がマンネリ化してしまう。そのために短命に終わった番組もある。若者視聴者は『バラパラ』枠(関西テレビフジテレビ制作)を視聴する傾向にあり、結果として中高年層も視聴対象とした番組を始めた。

それ以降、同枠の番組が近畿広域圏以外でも番組販売の形で時差放送されるケースが見られるようになった。ちなみに近畿広域圏以外の地方局で「ナイトinナイト」枠は設けられているわけではないが、各番組オープニングの「ナイトinナイト」のロゴは地方局での放送時もそのまま残される。ネット局の詳細は各番組を参照していただきたいが、2008年5月現在、4番組すべてネットしている局はない。ただし、瀬戸内海放送は「クイズ!紳助くん」「ごきげんブランニュ」「ビーバップハイヒール」の3番組をABCとちょうど2週間遅れの0:45から放送しているが、「気になるオセロ」のみ土曜午後1時から2008年5月現在約4ヶ月遅れで放送している。そのため『今ちゃんの「実は・・・」』をネットしていない。また、2007年4月より全番組が字幕放送対応になった(ABCのみ)。そして、2008年4月より全番組がハイビジョン化された。

またテレビ朝日の「ネオバラエティ」と同様に月~木曜日合同で不定期に90分バージョンで放送する時もある。また金曜日の「探偵!ナイトスクープ」も拡大バージョンで放送する。また毎年7月下旬~8月下旬にかけて高校野球シーズンによる応援番組が入り、7月下旬は23:40開始、8月の期間中は23:47開始になる。

番組ラインナップ

2008年4月からは次のような番組が放送されている。

過去に放送された番組

月曜日
  • The 名人(月曜日  司会・桂三枝、潮田恭代(現・牛尾田恭代))
火曜日
中高年タレントや文化人の「おっちゃんチーム」と、若手女性タレントの「ギャルチーム」によるクイズ合戦。フジテレビ制作のクイズ!年の差なんては、この番組が元ネタであると言われる。
水曜日
スタジオに作られたリビングのような場所で、ゲストを呼んでトークをする。後期には、ラサールによる料理コーナーが放送された。なお、他局では水曜以外に放送された関係上、後に「水曜は」が取れて『板東英二の白ごはん』に改題された。
木曜日
吉本興業所属芸人の私的な話を中心としたニュースを報告する「楽屋ニュース」と、週替わりの企画の二本立て。週替わり企画は、吉本興業の芸人を集めてトークをするものが多かった。また、吉本興業所属のベテラン芸人が死亡した時は、追悼企画を放送した。
「楽屋ニュース」と週替わり企画の構成。大喜利やあまりテレビに出ない芸人の紹介などの企画が放送された。
  • ナレーターは、上記で※のついた番組を畑中フーが担当している。

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