箱根フリーパス
箱根フリーパス(はこねフリーパス)は、小田急電鉄が発売している周遊券である。
概要
1967年(昭和42年)5月1日から発売が開始された。
箱根登山線全線、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山バス(指定区間)、小田急箱根高速バス(指定区間)、沼津登山東海バス(指定区間)および施設めぐりバスが乗り降り自由の周遊券である(詳細は#利用できる交通機関参照)。小田急線(小田原駅を除く)・西武線・相鉄線内の駅では、小田急線小田原駅までの往復乗車(割引料金)がセットで発売される。
かつては3日間有効が基本で、1996年以前は4日間有効が基本であり、繁忙期を除く平日に利用できる2日間有効の「箱根ウィークデーパス」が、冬季はこれに代わり、同内容で料金をさらに割り引いた「冬季箱根ウィークデーパス」が発売されていた。有効日数と利用日以外の効力は同様であった。2007年9月をもって発売を終了した。
2007年10月1日より2日間有効を基本とし、500円の追加で3日間有効とする改定が行われた。本券の提示により、箱根地区の各施設で優待が受けられる。
発売箇所
- 小田急電鉄
- 各駅
- 小田急箱根高速バス
- 小田急高速バス案内所(新宿駅)
- 小田急トラベル
- 各営業所
- 箱根登山ハイヤー
- 仙石営業所
- 熱海箱根登山ハイヤー
- 御殿場営業所
- 箱根園
- ショッピングプラザ内チケットカウンター
- 主な旅行会社
利用できる交通機関
アクセス
鉄道
バス
フリー区間
- 全線
箱根観光船(箱根海賊船)
- 全航路[5]
- 箱根地区内路線(定期観光バスを除く)
- 小田原駅~箱根湯本駅~元箱根港・箱根町・桃源台・湖尻
- 湯河原駅~湯河原温泉~元箱根港
- 御殿場駅~仙石案内所・宮城野支所・小涌園・箱根湯本駅
- 御殿場プレミアム・アウトレット~強羅駅(箱根施設めぐりバス)
- 小田原駅~真鶴駅~湯河原駅
- 真鶴駅~ケープ真鶴
- 沼津駅~三島駅
- 三島駅~箱根峠~元箱根港
2日間有効券の料金
フリーエリア内で購入する場合は3990円となる。 小田急線内で購入する場合は発駅~小田原間の往復運賃を4割引した料金に最低3980円を追加する。 西武線内で購入する場合発駅~西武新宿間の往復運賃を2割引した料金に新宿からの料金を合算する。 相鉄線内で購入する場合は発駅~海老名間の往復運賃を1割引した料金に海老名からの料金を合算する。
注意点
箱根地域では、かつて小田急グループと西武グループが箱根山戦争と呼ばれる争いを繰り広げた(詳細は当該項目を参照)。
現在は様々な協力関係を築いた結果、西武鉄道や箱根園でも発売や割引が適用されるようになったが、伊豆箱根バスは箱根登山バスと運行区間が重なっている場合でも利用できない。
関連項目
- 箱根スマイルクーポン-伊豆箱根鉄道系のフリーパス