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スーパーマリオRPG

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スーパーマリオRPG
ジャンル アクションRPG
対応機種 スーパーファミコン
WiiWii Uバーチャルコンソール
開発元 任天堂情報開発部
スクウェア開発第5部
発売元 任天堂
人数 1人
メディア SFC:32Mbitロムカセット SA-1チップ搭載
Wii・VCダウンロード販売
Wii U・VC:ダウンロード販売
発売日 SFC
日本の旗 1996年3月9日
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 1996年5月13日
Wii
日本の旗 2008年6月24日
Wii U
日本の旗 2015年8月5日
対象年齢 Wii・VCCEROA(全年齢対象)
Wii U・VCCEROA(全年齢対象)
売上本数 日本の旗 約147万本
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スーパーマリオRPG』(スーパーマリオアールピージー、英題: Super Mario RPG: Legend of the Seven Stars)は、任天堂から発売されたアクションRPGである。任天堂とスクウェア(現スクウェア・エニックス)が共同制作した。

概要

スーパーファミコンのソフトとしては後期である1996年に発売されたこのソフトは、任天堂とスクウェアのコラボレーションによるマリオシリーズ初のRPG作品として当初から大きな注目を集めていた作品であり、広く知られたマリオシリーズの世界観を用いつつ、アクションゲームであるシリーズの特色を活かした作りと独特なシナリオにより、シリーズ作品としてもRPG作品としても異色の作風となっている。

クォータービューによる立体構成のフィールドを基礎としつつ、アクションゲームであるシリーズの特長を活かして随所にアクションを取り入れた点が最大の特徴となっており、キャラクターたちのコミカルで活き活きとした動きを再現している。

マリオシリーズとしては初の本格的なストーリー性を持った作品であったということもあり、シリーズの主要登場人物であるクッパ・ピーチの性格はこの作品においてほぼ完成され、現在の作品にも受け継がれている。

本作での音楽・作曲は、マリオシリーズを手がけてる近藤浩治ではなく、当時スクウェアの社員であった下村陽子が担当した。下村は後にフリーの作曲家となり、以降の『マリオ&ルイージRPG』シリーズでも引き続き音楽を担当することになる。楽曲は本作オリジナルのものに加え、マリオシリーズに用いられた楽曲のアレンジ曲も多数使用されている。

特典としてスーパーファミコン本体が4000円お得の割引クーポンが付属。また、敵キャラであるパックンフラワーが歌うテレビCMも人気を集めた。

後に起きるプレイステーション絡みの任天堂のスクウェアとの断絶および任天堂ハード再参入までは、幻のコラボレーションとも称されていたが、それ以後は『マリオバスケ 3on3』『いただきストリートDS』などが共同で制作されている。また、本作に携わったスタッフの多くは後にスクウェアから独立・起業して、ラブデリック(後のバンプールスキップ)、アルファドリームなどを設立し、任天堂と親密な関係になっている。

日本のスーパーファミコン用のROMカセット最後の新作マリオシリーズの1作であった[1]

本作の後にもマリオシリーズのRPG作品としてペーパーマリオシリーズマリオ&ルイージRPGシリーズがそれぞれ登場している。

2015年に海外ゲームサイトのGameFAQsで行われた歴代名作ゲーム投票でベスト4に選出される等、国内外で高い評価を得ている[2]

ストーリー

いつものようにクッパにさらわれたピーチ姫を救うため、クッパ城へ向かうマリオ。戦いに決着がついたと思った直後、空から舞い降りた巨大ながクッパ城に突き刺さり、その衝撃で3名は城から吹き飛ばされてしまう。行方不明になってしまったピーチ姫を探す道中に出会った不思議な人形ジーノの口から、クッパ城に突き刺さってきた巨大な剣が、落下中に人々の夢を叶える巨大な星スターロードをバラバラにしてしまい、人形の体を借りてスターロードを修理するためにやってきたこと、武器世界の魔王カジオーが武器軍団を率いてマリオワールドに攻め込んできたことを知らされたマリオは、スターピースを取り戻し、世界に平和を取り戻すべく旅立つのだった。

『スーパーマリオRPG』の世界

作品全体の雰囲気

ストーリーは終始ギャグを交えた軽妙な雰囲気で展開されていく。戦闘で用いる武器もパンチやシンバルなど、一般的なRPG作品に比べると殺伐とせず、マリオシリーズ本来のコミカルで牧歌的な雰囲気を大切にしている。そこへ、本来のRPG世界におけるキャラクター達の戦闘手段である「武器」が、世界征服の意思を持ったモンスターとして襲いかかってくるという、意表を着いた構図で物語が展開される。

メタ・パロディ要素

ストーリーや会話中に、以前のマリオシリーズを踏まえたセルフパロディーのようなメタ的要素が登場することが多い。例えばストーリーの最初でピーチがクッパにさらわれた後、キノピオが「また(犯人は)クッパですね?」といった旨の発言をしたり、キノコ王国ではマリオがクッパを倒してくることを当然としているような住民達の発言が聞けたりする。これは、従来のマリオシリーズが必ずと言っていいほど、ピーチ姫がクッパにさらわれてマリオが助けるという展開であったことを茶化したものである。説明書のストーリー説明も、クッパを倒しに行く部分を「いつものように」とまるで日常のように表現している。

他に、RPGの世界では、マリオが有名人であるという設定があり、マリオに本物かどうか尋ねてくる相手にはジャンプしてみせると納得するなどのシーンがある。しかもこの世界自体に「マリオワールド」という名称がありクッパですら「マリオワールドをセイフクするのはワガハイだ!」と「マリオワールド」という名称自体にはあまり気にしていないような様子である。これもマリオが世界的なベストヒットをし、ある意味でかなりの有名人であることと、マリオが身長の何倍もジャンプするという超人っぷりを持っていることを、それが彼だけの特徴なのだという要素へ昇華している。

細かい要素では、マリオが扮した銅像を芸術家が「弟を訪ねて四千里」と名づける、村人の子供がゲームボーイらしきゲームで遊んでいるなど、挙げるときりがないほど多い。

また、発売当時の時事ネタやアニメ作品を取り上げたパロディネタも存在し、マロのスペシャル技「なにかんがえてるの」を使用することで垣間見ることができる。主なパロディ元はガンダムシリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』などのテレビアニメ、『バーチャファイター』、『さんまの名探偵』などのゲームソフト、さらに漫画、CM、ヒット曲の歌詞など多岐に渡る。

システム

マップ

クォータービュー方式で、マップ上には高低差も存在する。操作するのは常にマリオで、マップ上ではマリオシリーズのようにジャンプやダッシュもでき、マップ上ではこのジャンプを使ったアクションによって抜ける場所も多い。マップとマップの間はマクロマップ上で移動。

エンカウント

当時の年代のRPGでは、歩き続けると一定の確率で突然敵が出現するという形式が多かったが、本作では敵がフィールド上を徘徊しており、それらと接触すると戦闘開始となる「シンボルエンカウント方式」を採用している。つまり、敵に当たらなければ戦闘を回避できる為、移動アクションを駆使してバトルをせずに進むこともできる。ただし、マリオを見つけると襲い掛かってくるものや、物陰から奇襲をかけてくる敵もいる他、イベントでの戦闘は回避できない。特定の敵は地形に擬態しており、その敵と戦い勝利すればマップを移動しても現れなくなるが、そのダンジョンから一度出て、また入った場合は復活する。

戦闘方式

すばやさの数値が高い順にターンが回り、その際にボタンによって武器攻撃・スペシャル技・アイテム・防御を使い分けるというオーソドックスなコマンド式である。防御のコマンドには「にげる」という選択肢もあるが、特定の敵と戦っている時は逃げられない(その場合選択肢が「にげられない」に変わっている)。

スペシャル技を使うために必要なFP(フラワーポイント、いわゆるMPに相当)は全キャラ共有。

アクションコマンド

通常攻撃と同時にタイミングよくボタンを押すことでダメージを増やすことができる。タイミングは武器ごとに違うため、武器を変えるごとに模索することになる。

スペシャル技の場合、通常攻撃同様にタイミングを合わせてボタンを押す技の他に「タメ(ボタンをしばらく押してから離す)」「連打(ボタンを連打する。ただし一定間隔を置く。連射パッドは無効にされる)」「ガチャガチャ(十字キーをガチャガチャと回すように押す)」があり、戦闘を奥深くしている。

また、相手が攻撃してくる時にタイミングよくボタンを押すとダメージを減らすことができる。完璧なタイミングなら0にすることもできる(ボタンガード)。ただし魔法攻撃などの特定の攻撃は防御できない。

この方式は『マリオ』のRPGシリーズの基礎となり、本作の系譜となる後の『ペーパーマリオ』シリーズと『マリオ&ルイージRPG』シリーズにも受け継がれている。

ボーナスフラワー

通常攻撃で敵を倒した時に出現し、その効果は、「HP MAX!(HP全回復)」「ATTACK UP!(攻撃力が1.5倍になる)」「DEFENCE UP!(防御力が2倍になる)」「ONCE AGAIN!(もう1回行動できる)」「LUCKY!(戦闘後にその戦闘で獲得した経験値もしくはコインを増やせる"ヨッシーのたまごあてゲーム"(いわゆるエッグポーカー)に挑戦できる。挑戦をやめることも可能である。タマゴは3つあり、ヨッシーをあてると“あたり”で2倍、小鳥だと“ドロー”で何も変わらない、黒いゲジゲジを引いてしまうと“はずれ”で0になる)」の5種類。LUCKY!以外の4つは、ボーナスフラワーを手にしたキャラクターにのみ効果がある。スペシャル技で敵を倒した場合や、通常攻撃で敵を倒しても最後の1匹だった場合はボーナスフラワーは出現しない。敵キャラごとにどのボーナスフラワーが出るか、どれくらいの確率で出るかは決まっている。中にはボーナスフラワーを出す確率100%の敵も存在する。

主な登場人物

なお、本作のオリジナルキャラクターはスクウェア・エニックスが著作権を単独で保有している。

冒険者 (プレイヤーキャラクター)

マリオ (Mario)
マリオワールドでは尊敬を集めている有名人でありファンも多いが、顔はそれほど知られておらず、ジャンプを見せることで自分がマリオであることを証明する。一切言葉を発さず、マイムで感情などを表現する(時にはピーチやクッパにも変装[3]することもある)。敵からは主に「ヒゲ」と呼ばれる。
武器はハンマーやカメの甲羅などで、防具はツナギ。
マロ (Mallow)
白くて、フカフカな体をしている男の子。泣き虫で、泣き出すと雨が降る、手が伸びるといった特徴もある。物心ついたころからケロケロ湖でカエル仙人に育てられていた。カエル仙人のお使いの途中でクロコにカエルコインを盗まれたことをきっかけに、途中で出会ったマリオと行動を共にする。生い立ちから自分をカエルだと思っていたが、カエル仙人の口からカエルではないことを聞かされ、(このことを知ったときマロはもちろん、周りのオタマジャクシもビックリしていた)カエルコインを取り返した後は本当の両親を探す為に共に旅に出る。
暴走しやすいマリオやクッパのストッパー[4]としての出番が多い。カエル仙人から両親の事を聞いてからは勇気ある行動も多くなったが、よく転ぶなどドジな面も多い。また初登場時はジャンプが苦手だったがマリオとの冒険により克服し、エンディングは往復での大ジャンプを披露した。
カエル仙人からの教育と種族としての能力で天候を操る魔法を使える。武器は杖やシンバルなどで、防具はパンツ。
ジーノ (Geno)
スターロードを直すために夜空の世界からやってきた謎の存在。その実体は小さな星の姿であり、マリオワールドで行動するためにローズタウンの宿屋にある人形に宿っている。「ジーノ」というのは人形の名前から取ったもので、本名は異なる(本名はマリオワールドでは発音しづらい名前らしい。母語は"スター語")。冷静沈着な性格と少しキザな喋り方が特徴で攻撃そのものもどこと無くヒーロー然としている。
武器は腕のパーツで、防具はマント。
後年に、一部本作と共通の開発スタッフが手がけた『マリオ&ルイージRPG』のミニゲームでは脇役としてジーノが登場している。[5]
クッパ (Koopa)
自分の城を乗っ取られたので、城を取り戻すためマリオ達と共に戦うことになる。クッパ自身はマリオをクッパ軍団に入れた気になっている。あまり素直ではないが、カジオーを恐れて逃げてしまった部下を許すなど、優しい面もある。カチョウに無視されたり部下に逃げられたりする上、最後には1人になったり強引にごまかしたりと大魔王としての威厳はあまりない。張り切って自分の威厳を示そうとしたりするシーンもあるが結局マロやジーノに止められている。本作では台詞が度々片仮名で表記される。
武器は爪やワンワンなどで、防具はコウラ。
戦闘シーン終了時における「勝利のポーズ」は国内版では立てた右腕に横にした左手を重ねて十字に交差させて腕組をするガッツポーズであったが、ドット絵の解像度の影響でファックサインに見えるという指摘があったため、体の両脇に腕を引いて両拳を握る形のガッツポーズ変更されている。
ピーチ (Peach)
本作のヒロイン。大臣達に心配をかけないよう内緒で冒険に出る。城のとある場所には「ピーチのXXX」という謎のアイテムがあり、これを取ろうとすると怒られる。
主に回復やサポート系の技を覚える。武器はパラソルや扇子などで、防具はドレス。

サブキャラクター

クロコやブッキーなど敵としても登場するキャラクターはマリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオRPGも参照。

シャンデリワン
クッパ城でシャンデリアを支えているワンワン。
キノピオ
ピーチ姫の使いの者。アドバイスをしてくれる。お城には何人か同じ顔のキノピオがいるが、冒険の手助けをしてくれるのは1人だけ(その1人とは長い付き合いになる。台詞の前に“キノピオ”と名前が表記されるのもその1人のみ)。
キノコ大臣
キノコ王国大臣。3回以上話しかけると怒られる。エンディングではキノピオの中で唯一ヨッシーに乗っている。
キノコ城の老女/キノばあ
劇中では「ばあや」と呼ばれる。キノコ城に暮らしている。ピーチ姫の部屋で姫の帰りを身代わりになりながら待ち続けている。ピーチ姫の実の祖母なのかは不明。
アイテム屋の主人
キノコ城の城下町でアイテム屋を営むおじさん。マロを通してカエル仙人にコオロギせんべいを売った。マナーに厳しく、後ろから話しかけてもアイテムを売ってくれない。さらに後ろの棚にマリオが乗ると激怒する。
クロコ
紫色のワニの姿をした泥棒。確かな盗みの技術と俊足が自慢で舎弟もおり、英語交じりで喋る。ストーリー中にたびたび登場して最初はマリオと敵対しているが、終盤には協力者となる。
キノ、ナンシー
キノコ人のとてもラブラブなカップル。ようやく結婚式場を見つけたと思ったら城下町をヘイパーに占拠されて家から出られなくなり、やっと式を挙げられると思ったらブッキーに式場から追い出され、結婚までにはかなり長かった。新婚旅行でヨースター島に行くがキノは運動神経が鈍くヨッシーに乗れない。キノはクラウンカジノを探している。
のちに発売された『ペーパーマリオRPG』でもナンシーという名前のキャラが登場している。
カエル仙人
マロのおじいちゃんで、ケロケロ湖の仙人。物知りなことで有名である。ちゃぶ台の上から話しかけると怒られる。コオロギせんべいなどといったコオロギのお菓子が大好き。星の降る丘には彼の願い事があり、「コオロギようかんを食べてみたい」とまである。
キノコフスキー
音楽家。作曲に行き詰まるとケロケロ湖のある場所へ向かう。名前はチャイコフスキーから。
トイドー
ローズタウン宿屋の子供。ジーノ人形の持ち主でジーノが何よりも好き。ジーノ人形だけでなくマリオ、ピーチ、クッパも持っている。「マリオはクッパより弱い」と発言しマリオに殴られかけ(その時マロが必死で止めた)力づくで突き飛ばされたりもしている。
プランター
ある程度物語を進めると、ローズタウンに引っ越してくる園芸家の老人。「よくそだつたね」「よくそだつひりょう」を50年間探し求めていて、見つけるとかなりの早口とかなり長い台詞、様々な語彙でその喜びを表現するかなりの変わり者。
ヨッシー
ヨースター島に住む恐竜の一族。ヨースター島で仲間と共にレースをしている。今回、彼は冒険のお供はしてくれないが、特定のアイテムを使うことによって、戦闘中に現れて手助けをしてくれる。また、マリオはヨッシーたちと会話できないが、緑色のヨッシーとは会話可能であり、このヨッシーに乗ることで他のヨッシーとも会話ができるようになる(なお、ヨッシーの台詞は丸括弧でくくられている)。星の降る丘には願い事がある。
ワッシー
ヨースター島に住むヨッシーのライバル。サングラスをかけており、体色はやや暗めの青。ヨースター島レースでは1番の実力を誇り、ほかのヨッシーたちを見下していた。しかし、ゲーム中でヨッシーに負けてからは改心する。クロコと仲がいい。
ダイナ&マイト
ドゥカティの大工のドカハハ、ドカチチの子供。ダイナが姉、マイトが弟。スターピースの落下による落盤事故で炭坑に閉じこめられるがマリオに助けられる。名前はダイナマイトから。
ペパット
ドゥカティ炭鉱の奥にいた爆弾職人。さまざまなサイズのボム兵を作る技術を持っており、有名になることを夢見ている。名前はpuppet(人形)から。
ブッキー
ピーチ姫が飛ばされた先にそびえる塔、ブッキータワーの主。ひげ面であるが、かなり子供っぽい性格かつ常識がずれた天然ボケ。偶然降ってきたピーチ姫を嫁にしようとする。カブトムシが好き。名前は武器から。
ブッカー
ブッキーの執事の役割を持つ灰色ムーチョたち。定員は7名(「ブッカー○号」と数える)だが、マリオたちと会った時点でのメンバーは3名である。3名ともブッキーに忠誠を尽くしている。名前は部下から。
リップルタウン長老
リップルタウンの長老を務めるキノピオ。台詞のカタカナの部分がすべてひらがなで表記される。
カエル仙人の弟子
カエル仙人の下で修行し、卒業して長老宅に居候しているカエル。カエルコインと交換でいろいろな物をくれる。滅多に外に出ないせいで影が薄く、そのためリップルタウンで唯一ヤリドヴィッヒの襲撃に合わず、襲撃自体も知らなかった。
ジョナサン・ジョーンズ
リップルタウン沖の沈没船を根城とする海賊たちのリーダーであるサメ男(鰓呼吸らしいが、公式イラストではサメの着ぐるみのようになっている)。度量が広くて潔い海の男。
モンスターばあさん
モンスタウンの大家だが町長に近い存在。マリオ達にマシュマロ国の存在を教えた。
モンスタウンのアイドルであるヒトデナシと同居している。さらにパタパ隊を従える。
サージェント・パター
パタパ隊の隊長。カントリーロードの崖で「ヒゲヲガケニノボラセロ作戦」を実行してマリオを登らせてくれる。
ノコヤン
クッパ部下のノコ兵。クッパ軍団から逃げ出した後はジャッキーの下で修行している。
ジャッキー
モンスタウンのジャッキー道場の師範代。身体は小さいがかなりの実力者。最初はマリオたちを甘く見ていたが3回目の手合わせでは看板を賭けた本気の勝負を挑んでくる。
クリジェンヌ
メスのクリボーでクッパ軍団では色仕掛け担当。クッパ軍団から逃げてしまった後はモンスタウンで店を開いている。名前は「パリジェンヌ」から。
アンデッド3 (U3)
モンスタウンの部屋で出現するテレサ・カロン・レイホーの3体。謎解き問題を出題してくる。
クリスタラー
本作における隠しボス。モンスタウンの封印された扉の中にある異次元に登場する、2次元世界の住人であるクリスタルの魔人。火・水・土・風の4つのクリスタルを従え、クリスタラー本体を含めた5体による猛攻はカジオーの強さをも凌ぐ。
2次元の存在ということで平面的なドット絵で描かれており、下記の「隠し要素」で述べるようにデザインは本作のために野村哲也が『ファイナルファンタジー』を意識して描いた本作オリジナルのもの。
ガロ
マシュマロ王国の銅像職人。名前は画廊から。マシュマロ王からもマルガリータからもその腕を信頼されていた。マロのことを王子だと気がついた最初の男。マルガリータに占領された城への侵入を支援してくれる。
マロパパ、マロママ
マロの両親、マシュマロ王夫妻。当初はマルガリータに幽閉されていた。パパの方はなにかと自分の若い頃のことを喋りたがり、かつクッパやマリオ、ピーチにサインをもらおうとする。ママの方は優しいしっかり者。マロパパは当初のマロと同じくスターロードを「ストーラーダ」と間違えている(他にも「スタードーロ」「スラートーダ」とも言う)。
マルガリータ
マシュマロ国を乗っ取った悪女。国王夫妻を捕らえ、部下であるドドを行方不明になっていたマロ王子と偽ってマシュマロ王国の実権を握った。ザマス口調で喋る高飛車な性格で、人使いが荒い。
マリオとの戦い後、ブッキーと知り合う。
ドド
マルガリータの部下である巨大な黒い鳥。表向きは忠実だが常にマルガリータにこき使われているため、彼女のいない場では彼女を模った石造に八つ当たりしている。巨体だが空も飛べる。
ヒノピオ
バーレル火山の中で「ヒノマート」という店を経営しているキノピオ。宿も兼ねているが、布団すらない。
カルディ
クッパ城のパズルコースで登場する、パズル好きのハンマーブロス。色は緑色。「ぐふふ」が口癖。
カメザード
クッパの部下のカメック。クッパとはぐれた後に単身クッパ城まで辿りつくも、カジオーに操られマリオ達に襲い掛かる。救出後は無限にコインが出るブロックを設置してくれる。その正体は『ヨッシーアイランド』でコウノトリを襲ったカメック。
シャンデリホー
クッパ城のシャンデリアを支えている女の子らしい口調のヘイホー。シャンデリワンと差し替えで休んでいる。
ルイージ
マリオの双子の弟。エンディングと取扱説明書、クッパ城のイベントでは名前だけ登場する。ヨッシー同様、星の降る丘には願い事がある。

カジオー軍団

本作の主な敵である軍団。異次元「武器世界」から訪れた、武器や機械の姿をした者たちで、マリオワールドの侵略と、軍団の力となるだろうスターピースの奪取を企む。マリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオRPGも参照。

ケンゾール
顔のついた型の巨大ホッピングに乗ったカジオー軍団の一員。小型のホッピングに乗ったヘイホーであるヘイパーを部下として、キノコ城を占拠した。戦闘ではヘイパーより少し強い親衛隊を引き連れている。
英語版の名前はMackで、ヘイパーはShyster
ユミンパ
の姿をしたカジオー軍団の一員。自身の体を発射台として、の姿をした部下、アーロンを発射する。「~ニャ」が口癖で、短気な性格。ハナチャンの森からローズタウンを攻撃した。中盤から攻撃、スペシャル、アイテムのいずれかのコマンドに矢を当てると、敵味方問わず一時使えなくする能力を持つ。
英語版の名称はBowyerで、「弓師、弓職人」など弓にまつわる人物を意味する。アーロンの英語名はaero
ヤリドヴィッヒ
の姿をしたカジオー軍団の一員。出世に命をかけており、卑劣な手段も厭わない。リップルタウンを占領して長老と住人達に分裂して扮し、海に落ちたスターピースをマリオたちに回収させて(ヤリドヴィッヒは身体が金属なので海に潜ると錆びてしまう)奪うことを画策した。ツッツンという部下が存在するが、ゲーム終盤に少ししか登場しない。
英語版の名前はYaridovichであり、日本版からほとんど変更されていない。ツッツンはDrill bitで、そのまま「ドリルのビット(刃)」という意味。
オノレンジャー
を持った5人組のチームで、スーパー戦隊シリーズのヒーローグループのパロディのようになっており、レッド・ブラック・イエロー・グリーン・ピンクという色分けと構成。この世の悪を守る戦隊「カジオー戦隊オノレンジャー」を自称するが、チームワークは悪い。
英語版の名称はAxem rangerで、各々のメンバーはAxem ○○(○○は色の名前)となっている。
オノフォース
カジオー軍団の所有する巨大な空中戦艦。常に到着が遅れる。甲板には艦首とは別に心臓部の頭部がついており、口から正義を打ち砕くビーム「ジャスティスブレイカ」を発射する。
英語名はBladeで、ジャスティスブレイカはBreaker Beam
ブーマー
クッパ城に待ち構えていたカジオー軍団の剣士。武士のような姿をしており、武道精神の持ち主。
英語版でも名前はBoomerのまま変更されていない。なお、前述のように武士を意識したキャラクターだが、boomerはブーメラン(boomerang)となるので一応武器に関連したネーミングにもなっている。
カリバー
途轍もなく巨大な剣の姿をしたカジオー軍団の一員。巨大な顔が付いているが、本体は柄の部分にある髑髏の方であり、両目が展開するバリアーに守られている。口が武器世界とマリオワールドをつなぐ異次元の扉となっており、スターロードを破壊しつつマリオワールドへと突入してクッパ城を奪い、自らを入り口としてカジオー軍団を送り込んだ。タイトルに描かれた「クッパ城に突き刺さった巨大な剣」はこのカリバーである。
英語版の名前はExorで、日英ともに聖剣エクスカリバーを意識した名前である。
カジオー
カジオー軍団のリーダーで本作のラスボス。腹部に最後のスターピースを貼り付けている。名前の通り、ハンマーを持った鍛冶屋と王侯貴族を組み合わせたロボットのような姿で、自らを最強の王だと自負する。名前はオープニングより登場するが、最終決戦まで姿やセリフが一切登場しない。
英語版の名前はSmithy。「Smith」は英語で鍛冶屋、職人という意味。

ゲストキャラクター

リンク
ゼルダの伝説シリーズの主人公。ユミンパからローズタウンを解放して以降、宿屋を利用すると相部屋になる。話しかけると、ゼルダの伝説シリーズで謎を解いたときの効果音が流れる。
サムス・アラン
メトロイドシリーズの主人公。リップルタウンをヤリドヴィッヒより解放してからマシュマロの城に到達するまでキノコ城の客間に泊まっている。話しかけると、『メトロイドII』のCMで流れた「…オモロイド」という台詞(メトロイドと「おもろいど(関西弁で「おもしろいぞ」の意味)」をかけている)を言う。

マップ

街等

マリオの家
マリオが住んでいる家。冒険の出発地点となる。後の『マリオストーリー』等とは違い、ベッドが一つしかないなど、ルイージと共同生活をしている様子は見られない。煙突はマリオシリーズでもおなじみ、緑の土管。
キノコ城
キノコ王国の中枢となる城及び城下町。実際にプレイヤーが操作してキノコ城に入ることのできる作品は本作が初となる。
ワイン川
川を下りながらコインを集めるミニゲームに挑戦できる。
ケロケロ湖
名前の割に、ほとんどオタマジャクシしかいない。カエル仙人が住んでいる場所で、マリオも何度か訪れる場所となる。隣のメロディ・ベイにはある程度ゲームを進めるたびに作曲家のキノコフスキーが来る。
ローズタウン
近くに森がある町。この町のキノピオ達は帽子の模様が異なっている。ユミンパのせいで矢の雨が降り、矢に当たった住民達が動けなくなってしまう事件が起きる(この矢にマリオが当たると、少しだけ動けなくなる)。ユミンパを倒すと町が正常に戻る。ストーリー後半で園芸家のプランターが引っ越してくる。
ヨースター島
スーパーマリオワールド』と同様、ヨッシー達が暮らしている島。パイプダンジョンから行ける。必ず訪れる必要は無い。
ドゥカティ
モグラに似た住民達が暮らしている炭坑町。炭坑から発見された珍しいものが売り出されている。炭坑の奥には今では使われていないトロッコがある。掘り出し物屋やアイテム引取り屋、花火屋など他の町には無い施設がある。
メリー・マリー村
結婚式の会場がある町。ここの宿屋には通常の宿泊のほかにスィートルームがあり、1泊200コインと高いが、シャワーやルームサービスが利用できる。
リップルタウン
見かけは普通の町だが、実はヤリドヴィッヒによって占領され、本物の住民達は倉庫に閉じ込められている。ヤリドヴィッヒを倒すと町が正常に戻る。キノコ大好きボーイやカエル仙人の弟子、健康食品店を営むドゥカティ系の住民などがいる。別名「マリオワールドの台所」で店の品揃えが豊富。
モンスタウン
改心したモンスターたちが暮らしている小さな町。クッパの配下たちもここでお店を営んでいる。左から3番目の扉は封印されており、それを解くにはあるアイテムが必要。
マシュマロの国
雲の上にある王国でマロの故郷。住人達はみんな綿雲のような姿をしている。また、王室専用の温泉がある。
クラウンカジノ
会員制のカジノ。3種類のミニゲームができる。「ブリリアントカード」を入手して、ビーンズバレーのどこかに入口がある。

ダンジョン

マッシュロード
マリオの家とキノコ城を結ぶ道。名前の由来は「マッシュルーム」から。
どろぼうロード
マロが持っていたカエルコインを盗んだクロコを追いかけて入る平原。
キノケロ水路
キノコ城とケロケロ湖を結ぶ水路。水中に入ると水位が浅い場所以外ではジャンプできなくなる。ある土管はカントリーロードとつながっている。
ケローズ
ケロケロ湖とローズタウンを結ぶ道。高速で移動するリフトに乗って湖を越える。
ハナチャンの森
ハナチャンが生息する森。開けた地形とそれをつなぐ洞窟からなっている。キノコが至るところに自生しているが、「ポピン」が擬態した偽物である場合がある(近づくと襲ってくる)。終盤は迷路が存在し、正しいルートを進めないと先に進めない。
パイプダンジョン
ヨースター島へと繋がる地下通路。シリーズ第1作である『スーパーマリオブラザーズ』を思わせるつくりをしていて、マップが一直線になっている。ここのダンジョンに行くのは自由であり、必ずしも行く必要はない。
ドゥカティ炭坑
ドゥカティの巨大な炭坑。クロコとの2回目の対決がある。最終地点にはトロッコ乗り場がある。
イガ谷
ブッキータワーとドゥカティを結ぶ谷。起伏が激しい地形となっている。フィールド上の草の一部は「ソソクサ」が擬態した偽物である(近づいても襲ってこない)。ブッキータワーのとある場所にあるスイッチを踏むと部屋が出現し、そこでは見習いのムーチョが修行している。
ブッキータワー
ブッキーが住む巨塔。さまざまな仕掛けがある。
星の降る丘
マリオワールドの住民たちの願いが集結する幻想的な丘だが、落下した隕石そのものに見える。花に触れると光りだし、すべての花が光ると星の扉が開く。
そのままのダンジョンだが、どちらかというと海底洞窟に近い。渦に飛び込むと水にもぐることができる。ちんぼつ船の入り口がある。
ちんぼつ船
ジョナサン・ジョーンズが乗っている船。タコつぼゲッソーによって沈められた。中盤の扉を開けるには、6つの部屋のミニゲームで得られるヒントのキーワードが必要。
カントリーロード
険しい谷とアリ地獄がうずめく砂漠のダンジョン。ちくわブリッジが名所となっている。
同名の楽曲とは無関係。
ベロ~ム神殿
カントリーロード地下の洞窟とモンスタウンをつなぐ神殿で、ベロ~ムが住処としている。スペールがベロ~ムおみくじを行っていて、引いたおみくじによってさまざまなイベントが起きる。
ビーンズバレー
マシュマロ王国に通じる豆の木がある高原。トンダリヤがパックンブルーに水を与えている。クラウンカジノに行けるルートがあり、ある方法で道を開けられる。
豆の木
ビーンズバレーから伸びた豆の木をひたすら登っていく。バーディが警備をしている。
マシュマロ宮殿
マシュマロ王国の宮殿。マルガリータに占領されていて、部下たちが各所に配置されている。
バーレル火山
マシュマロ王国の下に位置する巨大な火山。王国の温泉から落ちて入る。
クッパ城
カジオー軍団に占拠されたクッパの居城。オープニングと終盤で計2回訪れる。オープニングではクッパと戦った後にカリバーが刺さり、さらにカリバーにより城の入り口につながる橋を落とされるため、終盤である手段を使えるようになるまでは城に入れなくなる。
武器世界
カジオーが支配する世界。複雑な仕掛けが多数あり、後半では工場で作り出された今まで戦ったボスや敵の量産型が流れてくる。
武器工場
武器世界の最深部にある、ケンゾール等のカジオーの部下が生み出される工場。いろいろな階級のモンスターたちが切り盛りしている。背景ではツッツクンが量産されている。カジオーと戦う部屋は、戦う前日に突貫工事で出来たばかりのため地盤が安定していない。

主なスタッフ

脚注

  1. ^ 本作以後の日本のスーパーファミコンのマリオシリーズの新作はニンテンドウパワーで配信をした。
  2. ^ Best. Game. Ever. Voting and Results”. GameFAQs. 2015年12月17日閲覧。
  3. ^ 作中の人からは変身と言われているすることもある。
  4. ^ マルガリータに城を制圧されて、クッパが体当たりでマロの両親が監禁されている部屋のドアを壊そうとしたら注意した。
  5. ^ 本作『スーパーマリオRPG』のオリジナルキャラクターの著作権は基本的にスクウェア側にあるため、『マリオ&ルイージRPG』のスタッフロールではジーノの権利元を示すスクウェア・エニックスのコピーライトが記載されている。同作のリメイク版『マリオ&ルイージRPG1 DX』には登場していない。

外部リンク

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