岩田健太郎
表示
いわた けんたろう 岩田 健太郎 | |
---|---|
生誕 |
1971年 島根県 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 島根医科大学 |
職業 | 医師 |
団体 | 神戸大学 |
代表作 | 本文参照 |
肩書き | 神戸大学大学院医学研究科教授、同大学医学部附属病院感染症内科診療科長 |
岩田 健太郎(いわた けんたろう、1971年 - )は、日本の医師、神戸大学教授。
略歴
- 1971年 - 島根県生まれ[1]。
- 1997年 - 島根医科大学(現:島根大学)卒業[1]、沖縄県立中部病院研修医[2][3]。
- 1998年 - コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科研修医[2][3]。
- 2001年 - アメリカ内科専門医、ニューヨーク市ベス・イスラエル病院感染症フェロー[3]。
- 2004年 - 亀田総合病院で感染症内科部長、総合診療感染症科部長[2][3]。
- 2008年 - 神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)、同大学医学部附属病院感染症内科診療科長[1][2][3]。
- 2020年2月18日 - 2019新型コロナウイルスの集団感染が発生しているクルーズ客船 ダイヤモンドプリンセスに乗船[4]。自身のYouTubeチャンネル上にて、「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。感染対策は悲惨な状態で、アフリカのそれより悪く、感染対策のプロは意思決定に全く参与できず、素人の厚労省官僚が意思決定をしており、船内から感染者が大量に発生するのは当然と発言した[5]。
人物
はじめ「最上丈二」の筆名を用い、のち多くの啓蒙的著作で知られ、「ルサンチマン」をキーワードに社会を分析するその姿勢が評価されている。
著書
- 『バイオテロと医師たち』最上丈二 2002年10月 (集英社新書)
- 『悪魔の味方 米国医療の現場から』克誠堂出版 2003年6月
- 『感染症外来の事件簿』医学書院 2006年
- 『悪魔が来たりて感染症 その根拠でよいのか』中外医学社 2007年9月
- 『思考としての感染症・思想としての感染症』中外医学社 2008年4月
- 『麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか』亜紀書房 2009年3月
- 『感染症は実在しない 構造構成的感染症学』北大路書房 2009年10月
- 『マンガで学ぶ感染症』中外医学社 2009年8月
- 『頭が毒入りリンゴになったわかものと王国の話』中外医学社 2010年12月
- 『予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える』2010年12月 (光文社新書)
- 『「患者様」が医療を壊す』新潮選書、2011
- 『ケニアのスラムで高血圧を治さない 類化性能と別化性能 Bahati Haina Dawa』克誠堂出版 2011
- 『ある日、ワタルさんはエイズになった。』土井由紀子絵 中外医学社 2011
- 『ためらいのリアル医療倫理 命の価値は等しいか?』技術評論社 生きる技術!叢書 2011
- 『コンサルテーション・スキル 他科医師支援とチーム医療』南江堂 2011
- 『プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座』南江堂 2011
- 『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』光文社新書 2011
- 『真っ赤なニシン アメリカ医療からのデタッチメント』克誠堂出版 2012
- 『Dr.岩田健太郎のスーパー指導術 劇的に効果が出る"教えるコツ""教わるコツ" 』羊土社 2012
- 『構造と診断 ゼロからの診断学』医学書院 2012
- 『主体性は教えられるか』筑摩選書 2012
- 『「リスク」の食べ方 食の安全・安心を考える』ちくま新書 2012
- 『HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア 頭が真っ白にならないために』南山堂 2013
- 『99・9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話』光文社新書 2013
- 『絶対に、医者に殺されない47の心得』講談社 2013
- 『神戸大学感染症内科版TBL 問題解決型ライブ講義集中!5日間』金原出版 2013
- 『「感染症パニック」を防げ! リスク・コミュニケーション入門』光文社新書 2014
- 『食べ物のことはからだに訊け! 健康情報にだまされるな』ちくま新書 2015
- 『目からウロコ!外科医のための感染症のみかた,考えかた』中外医学社 2015
- 『サルバルサン戦記 秦佐八郎世界初の抗生物質を作った男』光文社新書、2015
- 『テーブル回診LIVE 問題の本質を探究するカンファレンス @神戸大学感染症内科』金原出版 2015
- 『極論で語る感染症内科』香坂俊編集協力 丸善出版 2016
- 『ワクチンは怖くない』(光文社新書)2017
- 『感染症医が教える性の話』ちくまプリマー新書 2017
- 『インフルエンザ なぜ毎年流行するのか』ベスト新書 2018
- 『Dr.イワケンのねころんで読める英語論文 ナース・研修医必見!海外論文がすらすら読めるようになるヒケツ』メディカ出版, 2018
- 『抗菌薬の考え方、使い方 魔弾よ、ふたたび… ver.4』中外医学社, 2018
- 『ジェネシャリスト宣言』 中外医学社, 2018
- 『HEATAPP! :たった5日で臨床の"質問力"が飛躍的に向上する、すごいレクチャー』金原出版, 2018
- 『つまずきから学ぶ漢方薬 構造主義と番号順の漢方学習』西本隆 監修. 中外医学社, 2018
- 『ワインは毒か、薬か。』石川雅之 絵. 朝日新聞出版, 2019
- 『抗HIV/エイズ薬の考え方、使い方、そして飲み方 ver.2』中外医学社, 2019
- 『Dr.イワケンのねころんで読める研修医指導 すべての指導者のためのイワケン流医学教育入門書』メディカ出版, 2019
共編著
- 『抗菌薬の考え方,使い方』宮入烈共著 中外医学社 2004年8月
- 『オランダには何故MRSAがいないのか? 差異と同一性を巡る旅』古谷直子共著 中外医学社 2008年4月
- 『感染症診療ガイドライン総まとめ』総合医学社 2010年3月
- 『感染症999の謎』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2010年3月
- 『感染症外来の帰還』豊浦麻記子共著 医学書院 2010年4月
- 『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』編集 金芳堂 2013
- 『医療につける薬 内田樹・鷲田清一に聞く』筑摩選書 2014
- 『絵でわかる感染症 with もやしもん』 2015年1月、イラスト:石川雅之 ISBN 978-4061547759
- 『新・養生訓 健康本のテイスティング 対談』岩永直子共著. 丸善出版, 2019
- 『高齢者のための糖尿病診療』岩岡秀明,栗林伸一, 髙瀬義昌共著, 監修. 丸善出版, 2019
翻訳
- イレーヌ C. ヨング, クリストファー・サンフォード編『トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアル』土井朝子共監訳 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2012
- サパイラ, ジェーン M.オリエント『サパイラ身体診察のアートとサイエンス』須藤博,藤田芳郎, 徳田安春共監訳 医学書院 2013
- ジェイムズ P.メザ, ダニエル S.パッサーマン『ナラティブとエビデンスの間 括弧付きの、立ち現れる、条件次第の、文脈依存的な医療』メディカル・サイエンス・インターナショナル 2013
- ポール E.サックス, カルバン J.コーエン, ダニエル R.クリックス編『本質のHIV』メディカル・サイエンス・インターナショナル 2015
- リチャード・ウォーカー『きみの体の中 きみの体はどうやって病気とたたかうのかな?』保育社 2016
- デビッド シュロスバーグ 編『シュロスバーグの臨床感染症学』監訳. メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2018
- アラン R.ハウザー『医師のために論じた判断できない抗菌薬のいろは 第3版』監訳. メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2019
出典
- ^ a b c “岩田健太郎<コラムニストプロフィール>”. AERAdot.. 朝日新聞出版. 2020年2月19日閲覧。
- ^ a b c d “岩田健太郎(神戸大学大学院医学系研究科感染治療学分野教授)”. 日経BP (2010年11月22日). 2020年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e “講師情報:岩田 健太郎(いわた けんたろう)”. CareNeTV. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “クルーズ船内の感染対策 神戸大教授が動画で批判”. 神戸新聞NEXT. (2020年2月19日) 2020年2月19日閲覧。
- ^ “ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。”. 2020年2月19日閲覧。
外部リンク
- 楽園はこちら側 - 本人ブログ
- 岩田健太郎 (@georgebest1969) - X(旧Twitter)
- 論文一覧(KAKEN)
- 岩田健太郎 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- kentaro iwata - YouTubeチャンネル
- 岩田健太郎の記事一覧 - BLOGOS
- 岩田健太郎 - researchmap
- 岩田健太郎 - J-GLOBAL