おいでん祭 (豊川市)
おいでん祭(おいでんさい)は、愛知県豊川市で毎年5月に行われる祭りである。豊川手筒まつりとともに「豊川市民まつり」と位置づけられており、2日間の開催期間中は多くの市民が訪れ、市中心部は大変賑わう。
なお、東海地方にはこのほかにも「おいでん祭」「おいでんまつり」など似たような名前のイベントが多数存在する(おいでん祭参照)。
概要
[編集]おいでん祭は毎年5月の第4土曜日・日曜日の2日間にわたって、豊川市中心部の豊川公園一帯で行われる。かつて豊川市には商業祭・農業祭・緑化祭という3つの祭りがあったが、これらを1989年(平成元年)に統合して「おいでん祭」が誕生した。
おいでん祭は豊川公園内にある総合体育館(および体育館前の広場)、野球場、陸上競技場などを使用し、盛大に行われている。野球場がメイン会場、総合体育館前の広場が緑化&グルメ会場、陸上競技場はフリーマーケット会場となる(詳細は後述)。総合体育館と野球場の間にはケヤキ並木(市道)があるが、ここは歩行者天国となる。毎年約10万人以上の人が訪れ、普段はあまり活気のない市中心部は人でいっぱいになる。
2000年(平成12年)からは高知の「よさこい祭り」を取り入れた「よさこいINおいでん祭」を開催し、おいでん祭のメインイベントとなりつつある。また、2003年からは豊川市やその周辺に住む人を対象にした「市民“おどら舞”コンテスト」を開催している。なお「おどら舞」という名前は「踊る+舞い」と「踊らまい」(三河弁で「〜まい」は「〜しよう」を意味する。つまり「踊ろう」という意味)を掛けたものと思われる。また、「おいでん祭」という名称自体も、三河弁の「おいでんさい(おいでなさい)」の「さい」と「祭」を掛けたものであろう。
イベント
[編集]メイン会場(野球場)
[編集]- ステージ
- よさこいINおいでん祭 野球場メイン会場
- 市民“おどら舞”コンテスト 会場
- 大ビンゴ大会
- よさこいINおいでん祭 日車前会場
- 飯田線沿線コーナー
- 自衛隊コーナー
- 豊川市にある陸上自衛隊豊川駐屯地が参加。自衛隊グッズの販売や、車両などの展示などを行っている。
- 子ぶたダービー
- 国際交流コーナー
- 古本市
- JAひまわり
- 車椅子体験コーナーや農作物の販売などを行っている。
- 東三河法人会
- その他
- その他にも市内外の数多くの企業や団体が参加している。
緑化&グルメ会場(総合体育館前広場)
[編集]フリーマーケット会場(陸上競技場)
[編集]- フリーマーケット
- 陸上競技場全体を使用したフリーマーケットを開催している。
- よさこいINおいでん祭 陸上競技場会場
プリオ
[編集]プリオは豊川市の商業施設で総合体育館の前にある。
- 映画の上映
- よさこいINおいでん祭 プリオ会場
- プリオIとプリオIIの間の道で行われる。
ケヤキ並木(総合体育館と野球場の間)
[編集]ケヤキ並木は普段は道路として使われているが、おいでん祭や豊川手筒まつりのときには車両通行止め(歩行者天国)になる。
- 屋台
- 各種飲食物やゲームなどの屋台が並ぶ
- ねこバス
- 「となりのトトロ」に登場する「ねこバス」がケヤキ並木にやってくる。子供に人気がある。
- よさこいINおいでん祭 ケヤキパレード会場・グルメ前会場・郵便局前会場
開催日時
[編集]- 5月の第4土曜日・日曜日(2日間)※ 平成25年は5月25.26日
- 10:00~17:00
- 雨天中止(雨天時には市の公式サイトに中止か決行かを掲載)
アクセス
[編集]- 鉄道・バス
- 車(自家用車)
- 諏訪公共駐車場(立体駐車場)や臨時駐車場があるが、なるべく公共交通機関を利用するよう呼びかけている。
関連項目
[編集]- おいでん祭(豊川市以外のおいでん祭)
- 豊川手筒まつり
- 豊川公園
- 桜トンネル (豊川市)