おおかみかくし
おおかみかくし | |
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ゲーム:おおかみかくし | |
ゲームジャンル | ミステリーアドベンチャーノベル |
対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | ガイズウェア |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
監督 | 竜騎士07 |
キャラクターデザイン | PEACH-PIT |
音楽 | 伊藤賢治 |
メディア | UMD |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2009年8月20日 |
レイティング | CERO:C(15才以上対象) |
コンテンツアイコン | 暴力、犯罪、言葉・その他 |
キャラクターボイス | あり |
漫画:おおかみかくし〜滅紫の章〜 | |
原作・原案など | コナミデジタルエンタテインメント |
作画 | 薮口黒子 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊少年ライバル |
発表号 | 2010年2月号 - 2010年12月号 |
発表期間 | 2009年12月28日 - 2010年11月4日 |
巻数 | 全3巻 |
話数 | 全11話 |
漫画:おおかみかくし〜深緋【こきひ】の章〜 | |
原作・原案など | コナミデジタルエンタテインメント |
作画 | 夜野みるら |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 月刊コミック電撃大王 |
発表号 | 2010年1月号 - 2011年3月号 |
発表期間 | 2009年11月27日 - 2011年1月27日 |
巻数 | 全2巻 |
話数 | 全14話+0話 |
小説:おおかみかくし | |
著者 | 政木亮 |
イラスト | なつめえり |
出版社 | 小学館 |
レーベル | ガガガ文庫 |
アニメ:おおかみかくし | |
原作 | コナミデジタルエンタテインメント |
監督 | 高本宣弘 |
シリーズ構成 | 待田堂子 |
脚本 | 待田堂子、岡篤志、白根秀樹 |
キャラクターデザイン | PEACH-PIT(原案)、渡辺敦子 |
音楽 | 尾澤拓実 |
アニメーション制作 | AIC |
製作 | 嫦娥町役場、TBSテレビ |
放送局 | TBSテレビほか(放送局参照) |
放送期間 | 2010年1月7日 - 3月25日 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム・漫画・アニメ |
ポータル | ゲーム・漫画・アニメ・ラジオ |
『おおかみかくし』は、2009年8月20日にコナミデジタルエンタテインメントから発売されたPlayStation Portable用アドベンチャーゲーム。
2010年1月7日から3月25日までTBS他でテレビアニメが放送された。
概要
[編集]原案・監督を『ひぐらしのなく頃に』と『うみねこのなく頃に』で知られる竜騎士07が務めており、「昭和末期の人里を離れた場所を舞台に猟奇殺人が巻き起こる」という、両作品に似通った設定付けがなされている。キャラクターデザインはPEACH-PIT、音楽は伊藤賢治。
本作は開始する章と選択肢によってシナリオが分岐し、いくつものエンディングがあるが、凄惨なバッドエンディングやどこか後味の悪い結末が多い。
また、膨大な情報量やルート分岐に合わせて、「アクトペディア」というルート・到達エンディングの確認やキャラクターや用語についての解説を閲覧できるシステムが実装されており、ゲームを進めるにつれて情報が追加されていく。
ストーリー
[編集]山間にあるニュータウン「嫦娥町(じょうがまち)」は、河川によって旧市街と新市街に分かれていて、地元では八朔の名産地として知られている。
1983年(昭和58年)の夏、この街にやってきた転校生・九澄博士は新たな環境に戸惑いつつも、日々を楽しく過ごしていた。
そんな中、博士にクラス委員の櫛名田眠が忠告する。「旧市街には近づくな」と。
登場人物
[編集]※声優はゲーム版・テレビアニメ版共通。
- 九澄 博士(くずみ ひろし)
- 声 - 小林ゆう[1]
- 身長:167cm。体重:58kg。
- 本作の主人公で高校1年生。父と妹の3人で嫦娥町に引っ越してきた。
- 元々目立たないタイプだったが、嫦娥町に来てからなぜか急にちやほやされるようになり、嬉しく思いつつも戸惑っている。
- 櫛名田 眠(くしなだ ねむる)
- 声 - 伊瀬茉莉也[1]
- 身長:152cm。体重:42kg。スリーサイズ:77/51/80
- 本作のメインヒロイン。博士のクラスの委員。
- 無口で感情をあまり表に出さない。他のクラスメイトが博士のことを歓迎していたのに対して、はじめは冷たい態度をとっている。嫦娥町の謎を知っているらしく、博士に様々な忠告を送る。「ウサエル」というキャラクターの熱狂的なファン。
- 摘花 五十鈴(つむはな いすず)
- 声 - 加藤英美里[1]
- 身長:153cm。体重:43kg。スリーサイズ:85 (C) /52/81
- 本作のヒロインの一人。博士のクラスメイトで近所に住んでいる。
- 明るく活発な性格で、博士のことは『ヒロくん』と呼び、自分を『ボク』と呼ぶ。博士には出会った当初から積極的に迫っている。
- 朝霧 かなめ(あさぎり かなめ)
- 声 - 渕上舞[1]
- 身長:163cm。体重:45kg。スリーサイズ:88(五十鈴曰くDかE) /54/86
- 本作のヒロインの一人。博士と五十鈴のクラスメイト。
- オカルトが大好きで、博士の父の小説のファンでもある。嫦娥町には最近転校してきた。博士のことは『ハカセくん』と呼んでいる。五十鈴同様、博士には好意的に接しておりマナや正明にも友好的。
- 九澄 マナ(くずみ マナ)
- 声 - 藤田咲[1]
- 身長:138cm。体重:36kg。スリーサイズ:68/50/73
- 博士の妹で小学6年生。両足が不自由で車いすを使っている。
- 出かけるときは兄が付き添うようにしているが、本人はうっとうしく思っている。真那香織と名前の一件で親しくなり、ヴァイオリンを習い始める。「ウサエル」を通じて眠と仲良しになる。
- 真那 香織(まな かおり)
- 声 - 後藤邑子[1]
- 身長:166cm。体重:46kg。スリーサイズ:84/56/81
- 嫦娥町ではヴァイオリンの演奏で知られているお姉さん。
- 穏やかな性格で、マナにヴァイオリンを教えてあげたりする。
- 新珠 三重子(しんじゅ みえこ)
- 賢木儁一郎の婚約者。
- 四年前に嫦娥町を訪れ、失踪した。真那香織とは容姿が似ている。
- 賢木 儁一郎(さかき しゅんいちろう)
- 声 - 遊佐浩二
- ある目的から嫦娥町を訪れ、町のあちこちで何かを調べまわっている青年。顔立ちは端整[2]。
- 他人には無愛想な態度を取るが、三重子と瓜二つの容姿である香織には優しい表情も見せる。
- 九澄 正明(くずみ まさあき)
- 声 - 藤原啓治
- 博士とマナの父で小説家。民俗学に基づいた伝奇的な小説を書くことで知られており、嫦娥町の伝説や伝承に興味を持っている。
- 摘花 一誠(つむはな いっせい)
- 声 - 岡本信彦
- 五十鈴の兄で大学生。
- 甘いマスクで女性に人気がある。九澄家には好意的に接しており、妹のボーイフレンドである博士には冗談交じりに迫っては迷惑がられていた。
- 石我木 まさみ(いしがき まさみ)
- 声 - 山口理恵
- テレビアニメ版オリジナルキャラクター。一誠の後輩で一誠に恋心をいだいている。
- 櫛名田 重次(くしなだ しげつぐ)
- 声 - 立木文彦
- 眠の伯父で、嫦娥医療センターの院長。
- 鷲羽 美幸(わしう みゆき)
- 声 - 小西克幸
- 嫦娥高校の体育教師で博士のクラス担任。
- 女性のような名前だが、たくましい体で見た目は暑苦しい。なにかとクラスの生徒とスキンシップをとりたがる。
- 櫛名田 重三(くしなだ じゅうぞう)
- 声 - 大木民夫
- 嫦娥町の名士で地元の実力者。
- 眠と一緒に旧市街で博士と出会った際には、眠の祖父と名乗るが、よそ者である博士を快く思っていない様子をうかがわせる。
- 小笠原 宗義(おがさわら むねよし)
- 声 - 白石稔
- 博士のクラスメイト。陽気で軽い性格で博士にも友好的。
- 葛西 鋭二(かさい えいじ)
- 声 - 川原慶久
- 嫦娥医療センターの副院長。
- 謎の少女
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 闇夜に現れる、大鎌を携えた白い髪と赤い瞳の少女。正体は櫛名田 眠。
- 四方田 唯(よもだ ゆい)
- 声 - 升望
- 喫茶エトランゼのウェイトレス。
- 兄貴
- 声 - 千々和竜策
- テレビアニメ版オリジナルキャラクター。喫茶エトランゼにやってきたチンピラ。
- 子分のサブいわく「立派なチンピラ」らしい。
- サブ
- 声 - 後藤ヒロキ
- テレビアニメ版オリジナルキャラクター。喫茶エトランゼにやったきたチンピラの子分。
用語
[編集]テレビアニメ
[編集]2010年1月から3月までTBS、BS-TBS、サンテレビにて放送された。全12話。
ゲーム版の複数のシナリオとアニメオリジナルのシナリオを組み合わせたオリジナルストーリーとなっている。
なお、コナミ原作のテレビアニメがTBS系列局で放送されるのは『アニメがんばれゴエモン』から約12年ぶりの放送となった。
スタッフ
[編集]- 原作 - コナミデジタルエンタテインメント[1]
- 原作原案 - 竜騎士07[1]
- 監督 - 高本宣弘[1]
- 助監督 - 喜多幡徹
- シリーズ構成 - 待田堂子[1]
- キャラクター原案 - PEACH-PIT
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 - 渡辺敦子
- メインアニメーター - 古川英樹
- プロップデザイン - 江間一隆
- 美術監督 - 東潤一、朝見知弥
- 色彩設計 - 鈴城るみ子
- コンポジットディレクター(撮影監督) - 加藤友宜
- ビジュアルエフェクト - 津田涼介
- CGプロデューサー - 松浦裕曉
- 編集 - 右山章太
- 音響監督 - はたしょう二
- 音楽 - 尾澤拓実
- 音楽プロデューサー - 野崎圭一、森康哲
- 音楽制作 - フライングドッグ
- プロデューサー - 田中豪、加藤正純、黄樹弐悠、金庭こず恵、平田哲、小松茂明、相田武一郎
- アニメーションプロデューサー - 岡村繁久、先川幸矢
- アニメーション制作 - AIC[1]
- 製作協力 - メディアファクトリー、AIC、ムービック、ダックスプロダクション、フライングドッグ、ポニーキャニオンエンタープライズ
- 製作 - 嫦娥町役場、TBS
主題歌
[編集]- オープニングテーマ「時の向こう 幻の空」
- 作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - FictionJunction
- エンディングテーマ「月導-Tsukishirube-」
- 作詞・作曲・編曲 - 尾澤拓実 / 歌 - 南里侑香
各話リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
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第1話 | 嫦娥町 | 待田堂子 | 高本宣弘 | 古川英樹 | 2010年 1月7日 | |
第2話 | 兄妹 | 白根秀樹 | 古川順康 | 渡部周 | 山崎克之 | 1月14日 |
第3話 | 衝動 | 待田堂子 | こでらかつゆき | 三笠修 | 佐藤陵 阿部達也 |
1月21日 |
第4話 | 予感 | 白根秀樹 | 玉川真人 | 赤城博昭 | 南伸一郎 | 1月28日 |
第5話 | 暴走 | 待田堂子 | 鈴木薫 | 古川英樹 | 2月4日 | |
第6話 | 恋 | 白根秀樹 | 東海林真一 | 中谷友紀子 渡辺奈月 |
2月11日 | |
第7話 | 喪失 | 待田堂子 | 高林久弥 | 新田靖成 藤岡真紀 |
2月18日 | |
第8話 | 錯綜 | 岡篤志 | 吉川浩司 | 末廣直貴 山崎克之 |
2月25日 | |
第9話 | 密室 | 白根秀樹 | 仁昌寺義人 | 中原清隆 小暮昌広 |
3月4日 | |
第10話 | 八朔祭 | 待田堂子 | 鈴木薫 | 飯飼一幸 古川英樹 亀谷響子 |
3月11日 | |
第11話 | 終焉 | 高本宣弘 | 古川英樹 | 3月18日 | ||
第12話 | 嫦娥町奇譚 | 待田堂子 白根秀樹 岡篤志 |
喜多幡徹 | 古川英樹 小美戸幸代 吉田咲子 |
3月25日 |
放送局
[編集]放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | TBSテレビ | 2010年1月7日 - 3月25日 | 木曜 25:59 - 26:29 | TBS系列 | 製作局 |
兵庫県 | サンテレビ | 2010年1月19日 - 4月6日 | 火曜 24:00 - 24:30 | 独立UHF局 | |
日本全域 | BS-TBS | 2010年1月30日 - 4月17日 | 土曜 25:00 - 25:30 | BS放送 |
Webラジオ
[編集]アニメイトTVでWebラジオが配信された。全4回+特別編1回。
- 概要
-
- ラジオタイトル:TVアニメ『おおかみかくし』WebRadio「JTTB 嫦娥町観光協会放送」
- 配信期間:2009年12月18日 - 2010年1月8日(毎週金曜)、2010年2月26日(特別編)
- パーソナリティ
- ゲスト
- コーナー
-
- 町民コーナー
- お姉さんが、教えて、あ・げ・る
- 八朔ゲーム
漫画
[編集]本編・外伝
[編集]- 2010年4月2日発売 ISBN 978-4-06-380103-3[3]
- 2010年9月3日発売 ISBN 978-4-06-380126-2[4]
- 2010年12月29日発売 ISBN 978-4-06-380146-0[5]
- おおかみかくし〜深緋の章〜(漫画:夜野みるら 月刊コミック電撃大王2010年1月号(2009年11月27日発売号)- 2011年3月号(2011年1月27日発売号)連載、単行本は電撃コミックスより全2巻)
- 2010年8月27日発売 ISBN 978-4-04-868893-2[6]
- 2011年4月4日発売 ISBN 978-4-04-870405-2[7]
4コマ・アンソロジー
[編集]- おおかみかくし 嫦娥町異聞集(エンターブレイン 2010年2月1日発売 ISBN 978-4-04-726170-9)
ライトノベル
[編集]- おおかみかくし〜都忘れ編〜(著:政木亮、イラスト:なつめえり ガガガ文庫、2010年3月18日、ISBN 978-4-09-451196-3)
- おおかみかくし 2 〜一人静編〜(著:政木亮、イラスト:なつめえり ガガガ文庫、2010年9月17日、ISBN 978-4-09-451227-4)
- おおかみかくし 3 〜雪月花編〜(著:政木亮、イラスト:なつめえり ガガガ文庫、2011年3月18日、ISBN 978-4-09-451260-1)
CD
[編集]- ゲーム
- テレビアニメ
- 全てflying DOGより発売。
- 時の向こう 幻の空(2010年1月27日、VTCL-35083)
- 月導-Tsukishirube-(2010年2月24日、VTCL-35084)
- TBSアニメーション「おおかみかくし」オリジナルサウンドトラック(2010年3月24日、VTCL-60195)
- サウンドプロデュースは尾澤拓実。劇中で使用されたBGMやオープニングテーマとエンディングテーマのテレビサイズ、挿入歌「嫦娥の八朔 」などを収録。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 『メガミマガジン 2009年12月号』 学習研究社、2009年10月30日発売、156頁、ASIN B002SUI9KS
- ^ “KONAMI、PSP「おおかみかくし」登場キャラクターと声優の情報を追加公開”. GAME Watch (2009年6月26日). 2020年7月21日閲覧。
- ^ “『おおかみかくし 滅紫の章(1)』(薮口 黒子,コナミデジタルエンタテインメント)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2020年5月2日閲覧。
- ^ “『おおかみかくし 滅紫の章(2)』(藪口 黒子,コナミデジタルエンタテインメント)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2020年5月2日閲覧。
- ^ “『おおかみかくし 滅紫の章(3)』(藪口 黒子,コナミデジタルエンタテインメント)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2020年5月2日閲覧。
- ^ “おおかみかくし 深緋の章(1):コミック KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月2日閲覧。
- ^ “おおかみかくし 深緋の章(2) 夜野 みるら:コミック KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト - ウェイバックマシン(2018年8月23日アーカイブ分)
- 嫦娥町公式サイト - ウェイバックマシン(2009年8月31日アーカイブ分) - 物語の舞台となる架空の町のホームページ。2010年6月30日に閉鎖。
- テレビアニメ公式サイト
- TVアニメ『おおかみかくし』WebRadio「JTTB 嫦娥町観光協会放送」 - ウェイバックマシン(2010年9月20日アーカイブ分) - 2010年9月30日に閉鎖。
TBS 木曜深夜(金曜未明)1:59 - 2:29枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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