おはようTODAY
おはようTODAY | |
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ジャンル | 情報番組 |
出演者 | 当該項を参照 |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1985年4月1日 - 1986年3月28日 |
放送時間 | 平日 6:00 - 7:15 |
放送枠 | テレビ朝日系列早朝の情報番組枠 |
放送分 | 75分 |
特記事項: 『おはよう!CNN』、『ANNニュースセブン』を内包。 |
おはようTODAYはテレビ朝日で1985年4月1日から1986年3月28日まで平日朝6:00 - 7:15(JST)に放送された報道・情報番組である。
概略
[編集]各局が朝6時台に報道・情報系のワイド番組を編成するようになり、テレ朝もそれへの対抗として以前からこの時間帯で放送していた「おはよう!CNN」(6:30-7:00)、「ANNニュースセブン」(7:00-7:15)を内包して番組をスタートさせた。当時、テレ朝の親会社である、朝日新聞をはじめとするの朝刊各誌の広告には、「TODAY」の文字の「O」の間に「NEWS」と書かれており、この番組の呼称を「NEWSおはようTODAY」と呼んでいた人も少なくなかった(新聞等の番組表では「NおはようTODAY」と表記されることが多かったこともある。Nはニュースのマークである)。
- 複雑なネット調整
先述のように、既存の番組を統合した番組であるが、当初の構想段階では既存のCNN枠やANN枠をすべて統合するという案もあったという。
しかしANN系列各局(特に長年独自制作番組を編成している朝日放送)や、「ニュースセブン」もしくは「おはよう!CNN」のみをネットしていた他系列局との枠調整が難航した。特に「飛び乗り」「飛び降り」への対応を考えるとそれぞれの既存番組枠は外せないことから、結局テレ朝及び一部系列局のみがネットする格好でスタートした。
- 窮屈な番組進行
このように、ネット調整がうまくいかなかったため、「おはよう!CNN」「ニュースセブン」の2番組は従前通り「単独番組」としてネット出来るよう番組構成は分けられた。これにより、この番組独自の構成・進行は6時台前半のみとなり、この30分間でニュース・スポーツ・天気およびその他の情報を伝えるという窮屈な進行[1]となってしまった。
ただそれでも、ワイド番組としての体裁を保つという意味もあり、キャスターは全時間帯を通しで担当[2]していた。このスタイルは、後の「CNNデイブレイク」と「ANNニュースフレッシュ」でも踏襲された。
名古屋テレビのように、フルネットしながら「ニュースセブン」のみ独立番組扱いした局もある。「セブン」の最後に浜尾が本番組としての締めの挨拶をする場面は画面フェードアウトで未ネットとしていた。
- 最終回
最終回冒頭では、進行の二人が在原業平「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」を持ち出し、桜の花に例えて番組終了を告知した。
キャスター
[編集]期間 | メイン | アシスタント | |
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1985.4.1 | 1985.10.4 | 渥美克彦 | 渡辺みなみ |
1985.10.7 | 1986.3.28 | 坂本明美 | 浜尾朱美 |
- この番組は、テレビ朝日がアークヒルズの放送センターへ生番組・報道番組の制作・送出機能を移転させる半年前にスタートしたが、アークヒルズへの移転を契機としてメーンキャスターを入れ替えている。
余談として、浜尾朱美は女優からキャスターに転向した最初の番組について、「筑紫哲也ニュース23」(TBS)であると誤解されがちであるが、実際にはこの番組がキャスター転向後最初の番組である。
エピソード
[編集]- 1986年、フィリピン情勢の急変を受けて6時台前半の構成を変更し、このニュースを中心にした際は通常ネットしていない一部ネット局でも「報道特番扱い」として臨時にネットした。
- ANN系列の朝ニュースでスポーツニュースを単独コーナーとして初めて扱ったのは、この番組である。
脚注
[編集]- ^ 当時のライバルであった「ルンルンあさ6生情報」(日本テレビ)も、似たような窮屈な番組進行を強いられるようになった。
- ^ 「おはよう!CNN」に限っては、当時六本木にあったJCTVのオープンスタジオ(CNN制作フロア内)から放送していたため、番組冒頭でCNNスタジオを呼び出す部分のみの出演であった。
テレビ朝日系 平日早朝の情報番組枠 | ||
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おはようTODAY
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