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お幻さま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

お幻さま』(おげんさま)は、茶木ひろみによる日本漫画作品。1988年、「週刊マーガレット」(集英社)にて連載された。

単行本は同社のマーガレットコミックスから刊行された。全2巻。

2018年から電子版「お幻さま」(全1巻)がKindle独占で配信中。

あらすじ

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雪男(雪女の男版)折口幻蔵は、東京から女ばかりで貧しい東北の町に旅した時、幼い少女まよに出会う。

その町の女達は、旅人を殺して金を奪うことで生計を立てていた。幻蔵は女達を凍らせて返り討ちにする。

まよの可愛さに目を付けた幻蔵は、東京に連れて帰り、兄妹として暮らす。

10年後、成長したまよは幻蔵に襲われかけるが、「好きな人がいる」と嘘をいって逃げる。プライドを傷つけられた幻蔵は激しく嫉妬する。

登場人物

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折口幻蔵
外見年齢17,8歳。人間を凍らせる能力をもち、年をとらない雪男。母親に捨てられたことから女性を憎み、女をたぶらかしては凍らせて寝室に飾っている。ひねくれているが家庭的で料理好き。
折口まよ
16歳。母親を幻蔵に凍らされ、10年間育てられた。怖じけていて大人しいが芯が強い。幻蔵の母親に似ている。
彦乃容一
幻蔵とまよの通う高校の生徒。どんなときも動じず行動力があり、幻蔵以上に女の子に人気がある。まよを幻蔵から救おうとする。