かねひさ和哉
表示
かねひさ 和哉(かねひさ かずや、2001年6月4日[1][2][3][4] - )は、日本のアニメーション研究家、マルチクリエイター[2]。大阪府高槻市出身[5]。日本アニメーション協会(JAA)会員[6]。
古典アニメーションや20世紀の大衆文化などに関心を持っており[2]、ライターや映像制作など関連する活動を幅広く行っている[2]。
略歴・人物
[編集]幼稚園生時代の自由帳に『白黒テレビ』『鉄腕アトム』と書いているなど、物心がついたときには過去の表現に惹かれていたという[7]。
小学生のころからディズニーやルーニー・テューンズなど、往年のカートゥーン・アニメーションに夢中になったといい、それが高じて、高校生の頃からはアニメーション史の研究を開始[8]。同時に、SNSでの活動やウェブ上での執筆活動なども始めるようになる[8]。
2022年、「昔の映像をどこまで自分で再現できるか」と考え、遊びのつもりで“昭和の表現”で現代を描いた動画をSNSに発表したところ、想像以上の反応があったことから「この手法なら自分の『好き』を発信できるかも」と考え、“昭和風”な映像制作活動も開始[7]。YouTubeに「もしも昭和30年代にiPhoneのCMが放送されていたら」という動画を投稿する[3]など、昭和レトロな作品を発表している。
自身の風貌をSNSに投稿したところ、1930年代を彷彿とさせると話題になったことがある[1][2]。
主な作品
[編集]アニメーション
[編集]ミュージックビデオ
[編集]CM・プロモーションビデオ
[編集]- アイモバイル「ふるなび」(2022年)[9]
- KADOKAWA「コミックNewtype」(2022年)[10]
- ゲシュタルト商会(2022年)[11]
- 優里『詩-80's』CMアニメーション(2023年)
- 上野恩賜公園『TAIWAN PLUS』PR動画(2023年)
- 初耳「初耳 / hatsumimi」PR動画(2023年)
- 時代物専門店「風庵」(2023年)
- 日本コロムビア『笠置シヅ子とブギウギの時代』(2023年)- アニメーション/イラスト制作[12][13]
- セイヒョー「ビバオール」(2023年)[14]
- Yahoo!オークション WebCM映像(2024年)
- アサヒ飲料「カルピスソーダ」(2024年)- テレビ放送記念日用動画
- TourBox Tech「TourBox」(2024年)
- 日清のどん兵衛「はいよろこんで 利き利きどん 篇」(2024年) - アニメーション作画[15][16]
その他
[編集]- 『アルピーテイル』(テレビ朝日、2023年)- コントアニメ制作 ※真空ジェシカと共同[17]
- 清水ミチコ『アニメ シミチコ劇場』(2023年) [18]
- 宝鐘マリン『宝鐘マリン4周年記念LIVE』(2023年)- オープニング制作[19]
- 岡崎体育『ともだちのともだち』(NHK『みんなのうた』2024年)- アニメーション制作
書籍
[編集]- 「TOONY~オールドアニメーションを語るマガジン~」(2021年)ISDN:278-4-520221-01-2
- 「カネヒサ君 第一集」(2023年)
その他
[編集]- LINEスタンプ「カネヒサくんのノスタルジア・スタンプ」
声の出演
[編集]- 真壁寂室『三越千鶴は生き苦しゐ(ミツコシチヅルハイキグルシイ)』MV(2024年)- ナレヱション
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 金井かおる (2023年4月5日). “「ユニクロ上下で1930年代男が爆誕」昭和を愛する21歳のファッションが話題「洗練されてる」「かっこいい」”. まいどなニュース. 京阪神エルマガジン社. 2024年2月29日閲覧。
- ^ a b c d e 山口弘剛 (2023年4月7日). “上下ユニクロの服を着るも……なぜか1930年代男が爆誕してしまう”. おたくま経済新聞. シー・エス・ティー・エンターテインメント. 2024年2月29日閲覧。
- ^ a b “【話題】シニア世代絶賛 昭和30年代風「iPhone架空CM」 制作者は平成生まれ22歳「小学生の頃に祖父の…」”. FNNプライムオンライン. フジテレビジョン (2024年2月28日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ @kane_hisa (2021年6月4日). "20歳になりました。10代があっけなく終わりを告げてしまった。". X(旧Twitter)より2024年6月27日閲覧。
- ^ @kane_hisa (2023年1月16日). "故郷・大阪府高槻市が市制施行から80年を迎えるということで、記念アルバム『高槻市の80年』を購入。". X(旧Twitter)より2024年3月4日閲覧。
- ^ @kane_hisa (2024年6月24日). "【お知らせ】". X(旧Twitter)より2024年7月7日閲覧。
- ^ a b “昭和の表現で、現代を描く。21歳の大学生・かねひさ和哉さんの人気の理由”. Sitakke. 北海道放送 (2022年10月28日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ a b “ディズニーに対抗したフライシャーの偉大さと歴史を解説 20歳の研究者が冊子を発行”. キネプレ (2021年9月22日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ 『ふるさと納税するなら「ふるなび」へ(キャンペーンあり)』(YouTube)ふるなび公式チャンネル、2022年7月4日 。2024年2月29日閲覧。
- ^ 『【新時代のウェブ・コミック・マガジン】もし昭和50年代にWEB漫画サイトのCMが放送されていたら』(YouTube)KADOKAWAオフィシャルチャンネル、2022年9月9日 。2024年2月29日閲覧。
- ^ 『昭和のCMっぽいゲシュタルト商会』(YouTube)Charan Po Rantan official、2022年9月23日 。2024年2月28日閲覧。
- ^ “笠置シヅ子とブギウギの時代”. 日本コロムビア. 2024年2月29日閲覧。
- ^ 『作業用動画 - 昭和を感じる笠置シヅ子1時間メドレー』(YouTube)笠置シヅ子とブギウギの時代、2023年6月7日 。2024年2月29日閲覧。
- ^ 『トラウマ確定な昭和のアイス屋さんのCM』(YouTube)セイヒョー、2023年11月5日 。2024年2月29日閲覧。
- ^ “こっちのけんと「はいよろこんで」の替え歌が「どん兵衛」新CMに!オファーに「はいよろこんで」と快諾 起用されたワケとは…?”. めざましmedia. p. 2 (2024年10月18日). 2024年10月18日閲覧。
- ^ かねひさ和哉 [@kane_hisa] (2024年10月14日). "【お知らせ】日清食品様の「どん兵衛」CMに『はいよろこんで』が起用されました👀". X(旧Twitter)より2024年10月18日閲覧。
- ^ 『【コントアニメ】真空ジェシカ×かねひさ和哉』(YouTube)『アルピーテイル』公式、2023年3月30日 。2024年2月29日閲覧。
- ^ 『アニメ シミチコ劇場 作・演出 かねひさ和哉 声の出演 清水ミチコ』(YouTube)清水ミチコのシミチコチャンネル、2023年9月9日 。2024年2月29日閲覧。
- ^ 『【昭和歌謡祭】宝鐘マリン4周年記念LIVE【ホロライブ/宝鐘マリン】』(YouTube)Marine Ch. 宝鐘マリン、2023年11月12日、該当時間: 1m1s 。2024年2月29日閲覧。