からくり時計とタングの街
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『からくり時計とタングの街』 | ||||
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edda の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | Colourful Records | |||
プロデュース | 吉田享史 | |||
チャート最高順位 | ||||
edda アルバム 年表 | ||||
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『からくり時計とタングの街』収録のシングル | ||||
ミュージックビデオ | ||||
「ループ」 - YouTube 「リンドン」(お絵かき編) - YouTube 「宇宙ロケット」(お絵かき編) - YouTube 「merry」(お絵かき編) - YouTube |
『からくり時計とタングの街』(からくりどけいとタングのまち)は、eddaの通算1作目のスタジオ・アルバム。2018年11月7日にColourful Recordsから発売された。
概要
[編集]アルバム作品としては5月23日に発売されたEP『ねごとの森のキマイラ』以来約6ヶ月ぶりで、本作はedda初のフル・アルバムとなる。
本作のタイトル「からくり時計とタングの街」は、eddaがこれまでに発売された1stミニアルバム『さんかく扉のむこうがわ』、1stEP『ねごとの森のキマイラ』を通して辿り着いた街をイメージして付けられている[2]。アルバムの世界観について、「eddaという人物が“さんかく扉”という架空の扉を開けて、その向こう側にある世界で物語を集めて(さんかく扉のむこうがわ)、ねごとの森(ねごとの森のキマイラ)の抜けた先にからくり時計とタングの街がある。」と説明している[3]。なお、タイトルの「タング」は、eddaが大切にしているテディベアの名前[4]。
制作は2ndシングル『フラワーステップ』のリリースからまもなくして開始され、キャンペーン活動やイベント出演などの合間を縫ってレコーディング等を行なった。このことについてeddaは「タイトなスケジュールで、周りはみんなピリピリしていた。ストック曲がたくさんあって良かった。」と語っている[5]。
「CD+DVD」の初回盤と「CDのみ」の通常盤の2形態での発売。
- CDには、シングルとして発売された「チクタク」と「フラワーステップ」、ドラマ『忘却のサチコ』主題歌である「ループ」を含む全12曲を収録。収録曲のうち「トントン」「リンドン」「宇宙ロケット」は、本作の核となっている[6]。初回盤のみに付属している
- 初回盤に付属のDVDには、「ループ」のミュージック・ビデオと『edda Studio Live @森の家』からのライブ映像4曲が収録されている[7]。
収録内容
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「からくり時計」 | edda・detune. | detune. | ||
2. | 「フラワーステップ」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
3. | 「ループ」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
4. | 「エメラルド」 | edda | edda | Sasanomaly | |
5. | 「トントン」 | edda・ミワコウダイ | ミワコウダイ | ミワコウダイ | |
6. | 「リンドン」 | edda・ミワコウダイ | edda・ミワコウダイ | ミワコウダイ | |
7. | 「星のない空」 | edda・ミワコウダイ | ミワコウダイ | detune. | |
8. | 「宇宙ロケット」 | edda | edda・ミワコウダイ | ミワコウダイ | |
9. | 「チクタク」 | edda・ミワコウダイ | edda・ミワコウダイ | ミワコウダイ | |
10. | 「カイバノネイロ」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
11. | 「merry」 | edda | ビッケブランカ | 湯浅篤 | |
12. | 「導きの詩」 | edda | edda・ミワコウダイ | detune. | |
合計時間: |
# | タイトル | 監督 |
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1. | 「ループ」(Music Video) | 田中宏大 |
2. | 「グールックとキオクのノロイ」(edda Studio Live @森の家) | |
3. | 「導きの詩」(edda Studio Live @森の家) | |
4. | 「リピート」(edda Studio Live @森の家) | |
5. | 「星のない空」(edda Studio Live @森の家) |
曲の解説
[編集]シングル曲の詳細については、各項目を参照。
- からくり時計
- インストゥルメンタル。eddaはかねてよりアルバムの1曲目をインストゥルメンタルにすることを考えており、eddaが敬愛するdetune.に編曲を依頼する形で実現した[5]。
- フラワーステップ
- ループ
- 本作の表題曲[8]。
- テレビ東京系ドラマ24『忘却のサチコ』エンディングテーマで、同作のスペシャルドラマの主題歌「リピート」のアンサーソングとなっており[9]。本作のコード進行は「ループ」と同じで、本作のDメロと歌詞は「リピート」のBメロと共通している[10]。
- 本作の歌詞は、「リピート」のロボットが読んでいた物語の主人公の「物語のあらすじに逆らって自由な発言をすることは許されず、物語から逃げたとしても自由がなく、進み続けるにはあらすじに従うしかない」という葛藤を描いている[8]。
- ミュージック・ビデオの監督は田中宏大が務めたもので、上述の葛藤を操り人形で表現している[8]。ミュージック・ビデオにはドールモデルの橋本ルルが出演[10]。
- エラメルド
- トントン
- リンドン
- 星のない空
- 宇宙ロケット
- 1stEP『ねごとの森のキマイラ』に収録の「グールックとキオクのノロイ」と別視点の曲で、「グールックとキオクのノロイ」よりも先にできている。本作は、月の住人と仲良くなった地球人側を描いている[10][8]。
- 本作で表現されるロケットはスペースシャトルではなく、クレイアニメーション『ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー』に登場する窓が1つあり、大きなボルトがむき出しになっているロケットとなっている。曲中では多数の効果音が使用されている[10]。
- チクタク
- メジャーデビューシングル。日本テレビ系アニメ『Infini-T Force』エンディングテーマ。
- カイバノネイロ
- 『忘却のサチコ』のエンディング用に書かれた楽曲[11]。
- merry
- ウェディングドレスブランド『b.b.duo』TVCMソング[12]で、CMの制作サイドから「幸せなラブソング」をリクエストされて書かれた[10]。
- アルバムタイトルに登場しているタングのことを歌ったもので、「死んだ自分が生まれ変わった時に、独りぼっちになったタングが生まれ変わろうとしても心臓を持っていない。そこで月に行って心臓を持ち帰ってくる」というストーリーになっている[4][10]。
- 「merry bad end?」というフレーズは、歌詞カードでは「merry xxx bad?」と表記されている。これは、「歌詞カードで"bad"というワードを書きたくない」というeddaの意図[13]とタイアップ先に対する配慮によるもの[5]。
- 曲中には、「ちょっと可愛いらしいアレンジにしたいからトイ系の楽器を入れてほしい。」というeddaの要望にアレンジャーが応えた形で、アヒルのおもちゃの音をサンプリングした音が入っている[13]。
- 2019年12月4日に作曲を手がけたビッケブランカが、本作の歌詞違いセルフカバー曲「白熊」を発表した[14][15]。
- 導きの詩
パーソネル
[編集]- edda:ボーカル
- 弓木英梨乃:ギター(#2)
- 須藤優:ベース(#2,3,11)
- 堀正輝:ドラムス(#2,3,11)
- itoken:パーカッション(#1,12)、ドラムス(#7)
- 平田彬倫:ピアノ(#2)
- 室屋光一郎:第1ヴァイオリン(#2)
- 上里はな子:第2ヴァイオリン(#2)
- 岡さおり:ヴィオラ(#2)
- 結城貴弘:チェロ(#2)
- 松井敬治:チェロ(#12)
- detune.:その他音源(#1,7,12)
- 湯浅篤:プログラミング(#2)、その他音源(#3)、全演奏(#10,11)
- Sasanomaly:全演奏(#4)
- ミワコウダイ:全演奏(#5,6,8,9)
脚注
[編集]- ^ “からくり時計とタングの街(初回盤)”. ORICON NEWS. オリコン. 2019年3月21日閲覧。
- ^ “edda、1stアルバム「からくり時計とタングの街」リリースと自主企画ライブ決定”. Musicman-net (エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社). (2018年9月20日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ “edda『からくり時計とタングの街』 物語を語り継ぎながら歩みを進めてきたシンガー・ソングライターが到着したとある街。そこに広がる風景とは?”. Mikiki (タワーレコード). (2018年11月7日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b c “eddaが初のアルバムリリース 「からくり時計とタングの森」”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2018年11月28日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e (インタビュー)「<edda~インタビュー~>きっとあなたはこの街から抜け出せなくなる!?空想の街で出会った物語を紡ぐ1stアルバム『からくり時計とタングの街』11月7日リリース!!」『うたまっぷNEWS』、インターライズ、2018年11月7日 。2020年1月28日閲覧。
- ^ a b c (インタビュー)「edda「私自身が聴いて楽しい音楽」独特の世界観で作り上げる物語の魅力:インタビュー(1/5)」『MusicVoice』、株式会社アイ・シー・アイ、2018年11月17日 。2019年3月21日閲覧。
- ^ “edda、1stアルバムの全容が明らかに”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2018年9月26日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e f 愛香(インタビュー)「【インタビュー】eddaの新作『からくり時計とタングの街』ってどんな街?」『UtaTen』、IBGメディア株式会社、2018年11月9日 。2020年1月25日閲覧。
- ^ “高畑充希主演ドラマ『忘却のサチコ』に温水洋一がゲスト出演&ED曲はedda”. CINRA.NET (CINRA, inc.). (2018年9月25日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e f (インタビュー)「edda「私自身が聴いて楽しい音楽」独特の世界観で作り上げる物語の魅力:インタビュー(2/5)」『MusicVoice』、株式会社アイ・シー・アイ、2018年11月17日 。2019年3月21日閲覧。
- ^ (インタビュー)「きっとあなたはこの街から抜け出せなくなる!?空想の街で出会った物語を紡ぐ1stアルバム『からくり時計とタングの街』11月7日リリース!!」『うたまっぷレビュー』、インターライズ、2018年11月7日 。2020年2月1日閲覧。
- ^ “藤田ニコルが出演する「ベルクラシックグループ」CMソングは?”. CDJournal リサーチ (株式会社 シーディージャーナル). (2018年10月1日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b (インタビュー)「edda『からくり時計とタングの街』インタビュー――さんかく扉をくぐり、ねごとの森を越えた先の街で」『encoremode』、USEN、2018年11月7日 。2020年1月25日閲覧。
- ^ “ビッケブランカ、新曲初オンエア”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2019年11月8日) 2020年4月6日閲覧。
- ^ edda_annaininのツイート(1200714208364511233) . 2020年4月6日閲覧
- ^ “作品コード 501-5260-2 導きの詩”. 作品データベース検索サービス. 日本音楽著作権協会. 2020年1月28日閲覧。
外部リンク
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