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からし医者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

からし医者(からしいしゃ)は、上方落語の演目の一つ。元は小噺だったものを、初代桂春團治が一席の噺に改作した。

あらすじ

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間の抜けた男が病気になり、医者のところへ行く。書生とトンチンカンなやりとりをした後、医者の診察を受けることになるが、これもトンチンカンなやりとりになる。

やっとのことで診察が終わり、医者が処方箋を渡す。そこには「一合の水を二合に煎じて飲むこと」とある。男が不思議に思い聞くと、「ワサビカラシをどっさり入れるのじゃ。」と言う。そんなアホなと男が笑うと、医者が「笑ったら効かん」[1]

概略

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三部形式で、前半が男と相談を受けた人の会話。中間部が男と書生の会話。後半部が男と医者の会話からなっている。今日残されたレコードから見ても、会話の面白さだけでなく、男が面倒と裸の上にマントを着たり、男がルーテサック(コンドーム)を風船代わりにして遊ぶなど、春團治独自のナンセンスな演出が随所に見られ、ハイレベルなギャグのセンスは今日でも十分に笑いをもたらしている。[要出典]

脚注

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  1. ^ ワサビやカラシを怒りながらすると辛くなるという言い伝えを踏まえたオチ