かんざんじロープウェイ
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かんざんじロープウェイは、静岡県浜松市中央区のかんざんじ駅から同区の大草山駅までを結ぶ遠州鉄道の索道(ロープウェイ)である。
概要
[編集]浜名湖の内湾である「内浦」を横断する形で設置されており、日本で唯一湖上を渡るロープウェイである[1][2][3]。施設事業者は遠州鉄道であるが[1][4][5]、同社の子会社である遠鉄観光開発が運営している[4][6][7]。
かんざんじ駅は遊園地「浜名湖パルパル」と、大草山駅は「浜名湖オルゴールミュージアム」とそれぞれ隣接している。
路線データ
[編集]- 全長:723メートル(遠州鉄道のウェブサイトより)[8]。
- 最大勾配:15度26分[1]
- 標高差:94メートル[1]
- 方式:3線交走式(2支索1曳索)[1][9]
- 運転速度:7メートル毎秒[1]
- 所要時間:3分45秒[1]
- 搬器(ゴンドラ)
- 駅数:2駅(起終点駅含む)
運行形態
[編集]- 普通運賃は大人片道400円。小人半額で、往復割引はない。
- 浜名湖パルパル入園券とのセット券・浜名湖オルゴールミュージアムとのセット券・両者とのセット券も存在する。
- 乗車券購入時にえんてつカードを提出すればえんてつポイントが付与される。
歴史
[編集]- 1960年(昭和35年)12月15日 - 遠鉄観光開発(旧法人)により営業開始[1][8]。
- 1999年(平成11年)4月24日 - リニューアルオープン[5][8]。
- 2011年(平成23年)10月1日 - 遠鉄観光開発(旧)の遠州鉄道への合併に伴い事業主が遠州鉄道へ変更。なお、(旧)遠鉄観光開発の事業で唯一(新)遠鉄観光開発に引き継がず、同社へは運行を委託するのみにとどまった。
- 2016年(平成28年)8月 - 台湾最大の湖・日月潭に所在するロープウェイ「日月潭䌫車」と包括的友好協定を締結。
駅一覧
[編集]かんざんじ駅(北緯34度45分49.7秒 東経137度37分2.6秒 / 北緯34.763806度 東経137.617389度) - 大草山駅(北緯34度46分11.6秒 東経137度37分13.9秒 / 北緯34.769889度 東経137.620528度)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 中島信『絶景!日本全国ロープウェイ・ゴンドラ コンプリートガイド』扶桑社、2017年9月10日、126-127頁。ISBN 978-4-594-07781-5。
- ^ “浜松・浜名湖で夜の空中散歩-日本唯一の湖上ロープウエーで”. 浜松経済新聞 (2014年3月3日). 2022年3月9日閲覧。
- ^ “静岡DC開催、東海道新幹線「ひかり」「こだま」で県西部の観光地へ”. マイナビニュース (2019年5月26日). 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b 遠州鉄道株式会社「かんざんじロープウェイ安全報告書」『プレスリリース』2023年4月。2023年5月30日閲覧。
- ^ a b 国土交通省鉄道局 (監修)『令和三年度鉄道要覧』電気車研究会、2021年10月1日、374頁。ISBN 978-4-88548-134-5。
- ^ “浜名湖パルパル、かんざんじロープウェイ模擬営業 間隔、消毒、換気…感染防止検証 4日再開へ”. あなたの静岡新聞. (2020年6月28日). オリジナルの2020年6月30日時点におけるアーカイブ。 2022年3月9日閲覧。
- ^ “遠鉄観光開発、ホテルや遊園地を2月から1カ月間休業”. 日本経済新聞. (2021年1月21日) 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b c 遠鉄グループ企業概要 遠鉄観光開発株式会社 - 遠州鉄道
- ^ “<索道施設スタッフ>かんざんじロープウェイ(浜松市西区)”. あなたの静岡新聞. (2016年7月4日) 2022年3月9日閲覧。