きだつよし
きだ つよし | |
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プロフィール | |
誕生日 | 1969年8月3日(55歳) |
出身地 | 日本 大阪府 |
主な作品 | |
テレビドラマ |
『弁護士のくず』 『中学生日記』 |
アニメ |
『HARELUYA II BØY』 『クラシカロイド』 |
特撮 |
『星獣戦隊ギンガマン』 『仮面ライダークウガ』 『仮面ライダー響鬼』 『仮面ライダーウィザード』 |
舞台 |
『センゴクプー~戦国・風~』 『バクマツバンプー~幕末蛮風~』 『プーシリーズ Episode1 アマツカゼ 〜天つ風〜』 『テンセイクンプー~転世薫風~』 『体内活劇「はたらく細胞」』 |
きだ つよし(1969年〈昭和44年〉[1]8月3日 - )は、日本の脚本家、劇作家、演出家、絵本作家、ライター[1]。主な作品に特撮「仮面ライダー」シリーズ、嵐・大野智の舞台「(風)プーシリーズ」[2]、NHK Eテレのテレビアニメ「クラシカロイド」[3]など。俳優として、劇団TEAM 発砲・B・ZINを主宰していた[1]。
大阪府出身[1]。大阪府立清水谷高等学校、日本大学芸術学部演劇学科卒業。
略歴
[編集]1992年(平成4年)に日本大学芸術学部の卒業生が中心に「TEAM 発砲・B・ZIN」を結成、全作品の作・演出を手掛ける。そのほか、テレビドラマの脚本や舞台の作・演出も数多く手掛けている(詳細は後述の主な作品リスト項目を参照)。
1996年、Vシネマ『ジャスキス』で映像作品の脚本家としてデビュー[1]。2005年『仮面ライダー響鬼』のメインライター・文芸を担当(前半2クール)。2012年『仮面ライダーウィザード』でもメインライターを担当した。
主宰の劇団TEAM 発砲・B・ZINは2007年5月、同劇団結成15周年記念・解散公演『ジューゴ』をもって解散した。なお、同劇団で制作の余田かおりと2006年6月に結婚した。
2021年(令和3年)から「演出家きだつよしのストレスフリーなディレクション講座」も始めている[4]。
作風
[編集]アクション性の強い演出が多く[5]、その中でコミカルさ、シリアスさを柔軟に織り交ぜている。仮面ライダーではシリーズの転換点となっており、響鬼以降の作品はコミカルに、ウィザード以降はシリアスな作風になっている。[要出典]
執筆や演出の際、「フラッグを立てる」「『できない』ではなく『どうすれば(実現)できるか』」に重点を置き、アイデア・思いを考えるという[6]。
エピソード
[編集]- 同じく俳優で映画監督の笠原紳司とは、舞台『ソウガ』で知り合う以前から互いが互いのファンで、きだ主宰の「TEAM 発砲・B・ZIN」を笠原はよく観ていた[7]。
- 『星獣戦隊ギンガマン』へ参加したきっかけは、書籍『スーパーヒロイン画報』(竹書房)の取材で髙寺成紀にインタビューした際に、脚本の執筆を申し込んでプロットを提出し、髙寺もきだの舞台を観ていたことから起用されるに至った[1]。
- 『仮面ライダー響鬼』放映当時の思い出として「『響鬼』の仕事は、プロデューサー(髙寺)の意向をただただ清書させられ自分のカラーをほとんど出せなかったという思いが強く、正直なところあまり楽しい思い出ではない」とブログで語っている[8]。
- その後、髙寺が途中降板の事情により、事実上きだも同時に途中降板となったが、きだ自身は騒動の前から、大野智主演舞台『バクマツバンプー』の制作の為『響鬼』の仕事を休んでいた。後半『響鬼』については、「新プロデューサー(白倉伸一郎)の方からも一応お声をかけていただいでいるのでバンプーが終われば復帰の可能性もあるのですが」とブログで語っていた[9]。しかし結局同番組への復帰は叶わなかった。
- また、「『仮面ライダーディケイド』響鬼編の脚本依頼もあったが、他の仕事が忙しい為泣く泣く断った」こともあったという[8]。
- しかし、きだと東映及び白倉プロデューサーとの関係は良好で、ライダー・戦隊のステージ用の脚本を数本手掛けている。後の『仮面ライダーウィザード』では、再び香村純子とともにメインライターを務めることになった。同作チーフプロデューサーである宇都宮孝明によれば、きだのスケジュールの兼ね合いで実質のダブルメインライター体制になったとのこと[10]。
主な作品
[編集]主宰劇団での活動は「TEAM 発砲・B・ZIN」を参照。
テレビドラマ
[編集]- 3番テーブルの客(1997年、フジテレビ) - エキストラ 役
- 星獣戦隊ギンガマン(1998年、テレビ朝日) - 脚本
- 安楽椅子探偵、再び(2000年、ABCテレビ、関西エリアのみ) - 城之内歩 役
- 仮面ライダークウガ(2000年、テレビ朝日) - 脚本 (EPISODE17 「臨戦」のみ)
- 仮面ライダー響鬼(2005年、テレビ朝日) - 脚本(前半メインライター)
- 弁護士のくず(2006年、TBS) - 脚本
- 中学生日記「父のチョコレート」(2010年、NHK教育) - 脚本・出演
- 仮面ライダーウィザード(2012年、テレビ朝日) - 脚本(メインライター)/ キャスター 役
テレビ番組
[編集]オリジナルビデオ
[編集]- ジャスキス(1996年、バップ) - 原作・脚本
- 海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手に行くぜ!36段ゴーカイチェンジ!!(2011年、講談社) - 脚本
配信ドラマ
[編集]- 快盗戦隊ルパンレンジャー+警察戦隊パトレンジャー ~究極の変合体!~(2018年、ビデオパス) - 脚本
- 警察戦隊パトレンジャー Feat.快盗戦隊ルパンレンジャー ~もう一人のパトレン2号~(2018年、東映特撮ファンクラブ) - 脚本
舞台
[編集]- 煙の向こうのもうひとつのエントツ(1998年、流山児★事務所)
- アメリカの夜'99(1999年、劇団ショーマ) - 出演
- ハイライフ(2001年、流山児★事務所) - 出演
- 少年隊ミュージカル PLAY ZONE 2001 新世紀(2001年) - 脚本
- 少年隊ミュージカル PLAY ZONE 2002 愛史(2002年) - 脚本
- センゴクプー~戦国・風~(2003年) - 作・演出
- コミックジャック(2003年) - 演出
- OH!BABY(2003年) - 演出
- 私とワタシ(2003年、イトーカンパニープロデュース) - 脚本
- 三つの味(2004年、クレネリゼロファクトリー) - 出演
- バクマツバンプー~幕末蛮風~(2005年) - 作・演出[2]
- テンセイクンプー~転世薫風~(2006年) - 作・演出[2]
- 忍者イリュージョン NARUTO -ナルト-(2006年) - 作・演出
- プーシリーズ Episode1 アマツカゼ 〜天つ風〜(2008年) - 作・演出 / 虱 役
- きだ版ライダー絵巻 仮面ライダー電王 激突! 電王VS信長 (2007年 - 2008年) - 作・演出
- きだ版ライダー絵巻 激突! 電キバVS信長(2008年) - 作
- スカイシアター7月公演 炎神戦隊ゴーオンジャーショー(2008年) - 作・演出
- 炎神戦隊ゴーオンジャー バトルステージ2(2008年) - 作・演出
- 仮面ライダーキバ スペシャルライブショー(2008年) - 脚本
- SAMURAI 7(2008年) - ヘイハチ 役
- 侍戦隊シンケンジャー バトルステージ2(2009年) - 作・演出
- 仮面ライダーワールド2009 10周年記念スペシャルステージ(2009年) - 作・演出
- アヤカシ奇譚(2009年) - 演出
- ソウガ(2009年) - 脚色・演出・出演
- 天聖八剣伝(2010年)- 作・演出
- 海賊戦隊ゴーカイジャーショー 第5期(2011 - 2012年、シアターGロッソ) - 作・演出
- 仮面ライダー×スーパー戦隊 Wヒーローフェスティバル オールライダーVS悪のライダー軍団(2011年) - 演出
- BLEACH連載10周年記念公演ROCK MUSICAL BLEACH(2011年) - 脚本・演出
- 大和三銃士(2013年10月、新橋演舞場) - 演出
- 歳末明治座 る・フェア 年末だよ!みんな集合!!(2013年12月21日 - 24日、明治座) - 北条時政 役
- 激突!忍者ショー サスケ(2014 - 2017年、太秦映画村) - 作・演出
- 獣電戦隊キョウリュウジャーショー 第5期(2014年、シアターGロッソ) - 脚色・演出
- 手裏剣戦隊ニンニンジャーショー 第2期(2015年、シアターGロッソ) - 作・演出
- 俺たち賞金稼ぎ団(2015年) - 演出
- ちっちゃな英雄(2015年、サンリオピューロランド フェアリーランドシアター) - 脚色・演出
- コミックジャックRETURN2016(2016年) - 脚色・演出
- 動物戦隊ジュウオウジャーショー(シアターGロッソ) - 作・演出
- 第2期(2016年)
- 第5期(2017年)
- ハロー、イエスタデイ 再演(2016年) - 演出
- 大衆演劇祭り(2016年) - 脚本・演出
- さらば俺たち賞金稼ぎ団(2017年) - 演出
- 宇宙戦隊キュウレンジャーショー(2017年、太秦映画村) - 作・演出
- 竜小太郎陽春特別公演 第1部芝居「銭形平次」(2017年) - 演出
- 義風堂々!!(2017年、AiiA 2.5 Theater Tokyo 他) - 作・演出[11]
- 演歌歌手神野美伽デビュー35周年記念新春特別公演 芝居「おおきにな~浪花のゆうれい女房~」(2018年) - 演出[12]
- 閉店拒否!~俺たちは帰らない~(2018年、シアターサンモール) - 作・演出
- 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーショー 第2期(2018年、シアターGロッソ) - 作・演出
- 体内活劇「はたらく細胞」(2018年、シアター1010) - 演出
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズショー 第4期(2023年、シアターGロッソ) - 脚本・演出
- 王様戦隊キングオージャーショー 第3期(2023年、シアターGロッソ) - 脚本・演出
- 爆上戦隊ブンブンジャーショー 第2期(2024年、シアターGロッソ) - 脚本・演出
- 仮面ライダースーパーライブ2025(2024年 - 2025年、品川区立総合区民会館 他) - 脚本[13]
アニメ
[編集]- HARELUYA II BØY(1997年) - 脚本
- BLEACH(2009年) - シリーズ構成[14]、シリーズ原案[15]
- クラシカロイド(2016年) - 脚本
その他
[編集]- オフィスPSC 30周年記念映画「Thanks」(2016年) - 脚本・監督
著書
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 「Special Interview MainStaff & SuitsActor きだつよし」『星獣戦隊ギンガマン アースの戦士たち SPECIAL PHOTO BOOK』発行:メディアワークス 発売:主婦の友社〈Dセレクション〉、1999年2月5日、83頁。ISBN 4-07-311071-3。
- ^ a b c “嵐が活動休止を発表、大野智「見たことのない景色を見てみたい」 - ステージナタリー” (日本語). ナタリー. (2019年1月28日) 2021年1月23日閲覧。
- ^ “スタッフ&キャスト アニメ「クラシカロイド」HP”. NHK Eテレ. 2021年1月23日閲覧。
- ^ きだつよし. “kidatsuyoshi(きだつよし)”. 2021年1月23日閲覧。
- ^ “勢いの止まらない2.5次元舞台の魅力とは――2018年に掲載した4Gamerの記事から2.5次元舞台を振り返ってみた 4Gamer女子部(仮)” (日本語). 4Gamer.net. (2018年12月29日) 2021年1月23日閲覧。
- ^ “きだつよし先生特別講義”. 大阪アニメーションスクール専門学校 (2015年7月5日). 2021年1月23日閲覧。
- ^ 笠原紳司. “デラ暑い : 笠原トーク ~"k"Assassin's Diary - livedoor Blog”. 2021年1月23日閲覧。
- ^ a b きだつよしの「2~3日待ってくださいm(_ _)m」 2009年5月24日 「仮面ライダーディケイド・響鬼編」
- ^ きだつよしのカメニッキ 2005年9月4日「たまには響鬼の話など」
- ^ 村瀬直志(編)「[インタビュー]宇都宮孝明」『宇宙船』vol.138、ホビージャパン、2012年10月1日、76頁、ISBN 978-4-7986-0477-0。
- ^ “「義風堂々!!」スパドラ志村&古川、早乙女友貴、小野健斗ら全配役を一斉発表 - ステージナタリー” (日本語). ナタリー. (2017年10月13日) 2021年1月23日閲覧。
- ^ “新歌舞伎座で新春特別公演を開く、神野美伽さん 演歌への誇り、再確認 /大阪” (日本語). 毎日新聞. (2017年12月20日) 2021年1月23日閲覧。
- ^ “ストーリー・あらすじ【仮面ライダースーパーライブ2025】”. 2024年12月17日閲覧。
- ^ “BLEACH”. 株式会社ぴえろ 公式サイト. ぴえろ. 2023年2月21日閲覧。
- ^ “Bleach 護廷十三隊侵軍篇 1”. 国立国会図書館オンライン. 国立国会図書館. 2023年2月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- kidatsuyoshi - きだつよし公式サイト
- 遊勇自適 - ブログ
- きだつよし (@kida4483) - X(旧Twitter)
- 不屈夢走 kidablog きだつよしのブログ - 2017年までのブログ
- TEAM 発砲・B・ZIN 解散10周年記念ブログ thb-ten