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こども防災協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こども防災協会(こどもぼうさいきょうかい、英語: Children’s Disaster Prevention Association)は、主に小学生を対象にしたこども防災キャンプ等を実施している任意団体(代表 鹿島美織[1])。[2] 

概要

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活動内容 日本国内の小学生を対象に全国規模で防災キャンプや防災ワークショップなどを実施。 災害支援の傍ら、小学校への出前授業やワークショップ、講演等も行っている。[3][4]

防災キャンプの実施都道府県 北海道、宮城県、山形県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、広島県、岡山県、福岡県、大分県、熊本県、佐賀県、鹿児島県、宮崎県。 令和6年能登半島地震を受けて、2024年から石川県、福井県、富山県での活動及び防災キャンプを開始。

会員数 ・児童3,000名程度 ・外国人ボランティアは1,000名程度 (2024年9月末)

引用記事[5]

特色 自然災害に加えて戦争やテロなどの人災を含めて「災害」と捉えており、多文化育成・共生も重視。 こども防災&国際交流キャンプを実施しており、各キャンプのボランティアは多くが外国人。

設立者・代表者 こども防災協会 鹿島美織(Miori Kashima)

所在地 所在地:宮城県石巻市 活動拠点:東京都荒川区、大阪府吹田市、千葉県松戸市、大分県佐伯市

歴史 鹿島美織(Miori Kashima)が東日本大震災で個人ボランティアとして宮城県石巻市を訪れたことを契機に、ボランティア団体であるぐるぐる応援団を設立。避難所でのこども支援や移動支援などを中心に活動を本格化させた。仮設住宅等でのこどものあそび場も開催していたが、仮設住宅が終焉する時期に地元のボランティアや被災経験者と共に、こども防災協会設立準備委員会を編成。2017年3月11日にこども防災協会を設立し、防災のワークショップや語りつぎ等の活動を開始した。

[6]

ミッション "いざという時、生きのびる(72時間)こどもを増やす 「いつ」、「どこで」、「ひとりでいても」。 こどもが自分で自分のいのちを守るために、 具体的に「判断」「行動」する力を育む"。

ビジョン "すべてのこどもが、“いのち”の教育を受けられる社会へ。 日本・世界の全てのこどもたちに、 災害時に“いのち”を守るための教育が届いている社会をつくる。

出典

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  1. ^ こども防災協会”. kodomo-bousai.net. 2024年10月21日閲覧。
  2. ^ 公益社団法人3.11メモリアルネットワーク”. 公益社団法人3.11メモリアルネットワーク. 2024年10月21日閲覧。
  3. ^ 「噴火したら逃げる、隠れる 留学生と小学生が火山災害への備え学ぶ」『河北新報社』2018年2月21日、朝刊。
  4. ^ 「復興の今」と「これからの防災」 三陸いわて復興フォーラムin神奈川”. 東日本大震災津波伝承館. 2018年10月31日閲覧。 “【テーマ】防災力の向上〜東日本大震災津波を教訓に〜 <パネリスト>鹿島 美織氏 こども防災協会 代表 特定非営利活動法人 ぐるぐる応援団代表理事 株式会社アネモア代表取締役。東日本大震災後は被災地支援に奔走した。2017年にこども防災協会を設立し、こどもたちが興味を持ちながら、楽しく参加できるプログラムと情報を発信している。”
  5. ^ みやぎNPO情報ネット”. みやぎNPO情報ネット. 2024年10月21日閲覧。
  6. ^ 「こども防災協会」設立1周年」『河北新報社』2018年4月11日、特集版。「生き抜く力育んで「こども防災協会」設立1周年 [キャンプ・出張授業・番組制作]工夫こらし活動本格化 鰓蓋発生後の72時間を生き抜く力を子どもたちに育んでほしいー。仙台市の任意団体「こども防災協会」が設立1周年を迎え、活動を本格化させている。 「防災キャンプ」「出張授業」「番組制作」のメニューを通して判断力や行動力を身に付けてもらおうと、工夫を凝らす。(報道部・庄子晃一) ●こども防災キャンプ  「高さ5メートルまで風船を上げてみよう」。協会が5日、東京都港区スポーツセンターで初開催した日帰りキャンプ。都内の小学生約100人が指示された高さを推測し、風船を掲げた。津波の高さを体感してもらうのが狙いだ。  引き続き、参加者は水の入ったペットボトルをキャッチして水の衝撃を確かめる実験などを通じ、約9時間にわたって楽しみながら防災を学んだ。  キャンプは協会がメイン事業に位置づける取り組みで、参加費は1人5,000円程度を想定。震災の教訓を被災地以外に広げようと新年度、首都圏などで数回の開催を計画する。」

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