このマンガがすごい! (ドキュメンタリードラマ)
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このマンガがすごい! | |
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ジャンル | ドキュメンタリー、テレビドラマ |
原作 |
藤田和日郎 村上もとか 滝本竜彦・大岩ケンヂ 赤塚不二夫 皆川亮二 サメマチオ ビーパパス・さいとうちほ つげ義春 古谷実 手塚治虫 大橋裕之 |
監督 | 松江哲明 |
出演者 | 蒼井優(ナビゲーター) |
オープニング | アンジュルム「タデ食う虫もLike it!」 |
エンディング | 前野健太 |
製作 | |
プロデューサー | 大和健太郎(CP)藤野慎也(P)山本晃久(P)涌田秀幸(P) |
制作 | テレビ東京、C&Iエンタテインメント |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2018年10月6日 - 12月22日 |
放送時間 | 土曜0:52 - 1:23 (金曜日深夜) |
放送枠 | テレビ東京土曜未明のドラマ |
放送分 | 31分 |
回数 | 12 |
公式サイト |
『このマンガがすごい!』は、2018年10月6日より12月22日までテレビ東京系・ドラマ25ほか各放送局にて放送されたテレビ番組。
ナビゲーター役である女優・蒼井優が、各回のドラマパートに出演する俳優(基本一人。複数人の場合もあり)に様々な事柄をインタビュー・トークディスカッションしていくドキュメンタリーパートを組み合わせて放送する「ドキュメンタリードラマ」という形式になっている。
番組名は後述する内容に添い、宝島社が出版しているムック本『このマンガがすごい!』から採られている。
内容
[編集]ドラマパートは、今や日本の俳優が商業的な演技活動を行う上では避けて通れない「マンガ」を原作とする(一部、小説・アニメを原作としたコミカライズ版も含まれる)。原作マンガはSF・ギャグ・アクション・シュールなど1回ごとに異なる多彩なジャンルの作品が選ばれている。実際のドラマは、そのマンガの「コマ」の中に役者がキャラクターとして入り込んで演じるという形式で描かれる。
ドキュメンタリーパートではゲストが選んだマンガを紹介。そのマンガを選んだ理由や作品の魅力を語り、その漫画に登場するキャラクターの誰を、どのシーンを、どのように演じるのか等、演技のアプローチ的な面を蒼井に語っていく。
終盤2回の放送では、それまでの11人との関わりを活かして蒼井自身が演じたい漫画のキャラクターを見つけて実際に演じるまでの過程を描いた。
出演者
[編集]- ナビゲーター
- 蒼井優
- 自身も映画『ハチミツとクローバー』やドラマ25の1作『宮本から君へ』などにおいてマンガ原作の実写作品への出演経験がある。なお本人自身はプライベートでマンガを読む習慣は「ほぼ無い」とのこと(第2回・東出昌大との対話より)。この作品を期にマンガの読み方を勉強したいと思っていると語った。
- 各回のラストシーンは、蒼井がドラマパートを視聴中、或る1シーンを見た際のリアクションで〆められる。
- 各回ゲスト・内容
- 第1回(2018年10月6日放送)「森山未來の『うしおととら』」
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- 森山が『うしおととら』(原作・藤田和日郎)から「蒼月潮」役を選び、「潮が暴走し人間でなくなりそうになるのをヒロインたちが想いをぶつけてくい止める」シーンを演じる。ほか、「とら」の声とマンガ内の擬音も担当。
- 以下はドキュメンタリーパートで森山・蒼井によるオーディションで選ばれたキャスト。
- 伊達麻子(中村麻子 役)、今井総子(井上真由子 役)、峯田百花(羽生礼子 役)、中西優華(桧山勇 役)、田浦じゅんこ(鷹取小夜 役)
- 第2回(2018年10月13日放送)「東出昌大の『龍-RON-』」
- 第3回(2018年10月20日放送)「森川葵の『NHKにようこそ!』」
- 第4回(2018年10月27日放送)「でんでんの『おそ松くん』」
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- でんでんが『おそ松くん』(原作・赤塚不二夫)から「六つ子たち」役を選び、原作の第1話「あきすびっくり 六つ子がでたよ」に登場する人物すべてを演じる(六つ子は6人分を別々に演じ映像合成、その他のキャラはセリフを読み上げる声の出演)。
- 本作ドラマパートを収録するにあたり、でんでんは「この第1話が掲載された週刊漫画雑誌を買って読んだ」記憶があることから、その時の思い出を蘇らせて臨みたいということになり、でんでん・蒼井の両名をキャスティングした経験を持つ映画監督・平松恵美子を招き、彼女がディレクションしたミニドラマ『大家族の夕食』も併わせて放送された(でんでんは当時の自身をイメージした「少年」役だが、風貌は現在のまま服装だけ当時の感じにしていた。蒼井も「少年の友だちの姉」役で出演)。
- 第5回(2018年11月3日放送)「中川大志の『ARMS』」
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- 中川が『ARMS』(原作・皆川亮二)から「高槻涼」役を選び、「高槻が始めて右腕に移植されたARMSを発動させる」シーンを演じる。
- ドキュメンタリーパートでは、中川がアクション系作品へ出演した経験があまり無い事から、スーツアクター・アクション監督の第一人者である新堀和男を招き、新堀の演出で廃工場を舞台にし模擬的な殺陣で構成されたアクションシーンを撮影。その後、スーツアクターとしての毎日と意識についてのインタビューを通して、正体を隠して悪と戦うヒーローの葛藤や心情などをつかもうとした。
- 殺陣には新堀が社長を務めるレッド・エンタテインメント・デリヴァーの俳優たち(藍田将太、森博嗣、小森拓真、齊藤謙也)も出演した。
- 第6回(2018年11月10日放送)「平岩紙の『マチキネマ』」
- 第7回(2018年11月17日放送)「山本美月の『少女革命ウテナ』」
- 第8回(2018年11月24日放送)「塚本晋也の『やなぎ屋主人』」
- 第9回(2018年12月1日放送)「新井浩文と山本浩司[1]の『行け! 稲中卓球部』」
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- この回のみ、ゲストが二名出演(当初、ゲストは新井のみが呼ばれたが自分は一人芝居はしたことが無いということで新井自ら電話して山本を招いた)。『行け! 稲中卓球部』(原作・古谷実)から新井は「前野」役を、山本は「井沢」役を選び「いつものように卓球の練習はそっちのけで、とりとめの無い雑談をしている」シーンを演じる。
- 新井によると実写化不可能な作品ではあるが、それでも今回挑みたいという意欲から役に対するアプローチはそこそこに、山本との雑談を通して演じるキャラやシーンをライブ感覚で選んだ。
- なお、後述(ネット局一覧参照)の理由により、テレビ金沢とBSテレビ東京での時差放送は、欠番として放送が封印された。
- 第10回(2018年12月8日放送)「神野三鈴の『火の鳥』」
- 第11回(2018年12月15日放送)「蒼井優のどのマンガがすごい?」
- 第12回最終回(2018年12月22日放送)「蒼井優の『この役者がすごい!』」
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- 蒼井から依頼を受けた大橋が漫画『この役者がすごい!』を描き下ろす。
- 蒼井がモデルの主人公・蒼井優を蒼井が演じた。
スタッフ
[編集]- ドラマパート原作(順不同) - 手塚治虫『火の鳥』、赤塚不二夫『おそ松くん』(以上、講談社 ほか各社)、つげ義春『やなぎ屋主人』(青林堂 ほか各社)、古谷実『行け! 稲中卓球部』(講談社)、滝本竜彦・大岩ケンヂ『NHKにようこそ!』(KADOKAWA)、サメマチオ『マチキネマ』(宙出版)、皆川亮二『ARMS』、村上もとか『龍-RON-』、藤田和日郎『うしおととら』、ビーパパス・さいとうちほ『少女革命ウテナ』(以上、小学館)、大橋裕之『この役者がすごい!』(描き下ろし)
- 監督 - 松江哲明
- 構成 - 竹村武司
- チーフプロデューサー - 大和健太郎
- プロデューサー - 藤野慎也、山本晃久、涌田秀幸
- 制作協力 - 角川大映スタジオ
- 協力 - 宝島社「このマンガがすごい!」
- 制作 - テレビ東京、C&Iエンタテインメント
- 製作・著作 - 「このマンガがすごい!」製作委員会
- 主題歌
- OPを歌うアンジュルムは蒼井優がファンであったことからリクエストした。EDを歌う前野健太は毎回の内容をモチーフにその都度ED歌を書き下ろした。
- オープニング・テーマ
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- 「タデ食う虫もLike it!」
- 作詞・作曲 - 前山田健一、編曲 - 鈴木俊介、歌 - アンジュルム(アップフロントワークス/hachama)
- エンディング・テーマ
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- 作詞・作曲・歌 - 前野健太
- 第1回 「ねぇ神様」
- 第2回 「好きかどうかなんて」
- 第3回 「私をつくったマンガたち」
- 第4回 「火ようびなのにサンデー」
- 第5回 「夢を見させて」
- 第6回 「恋」
- 第7回 「ブラック・エンジェル」
- 第8回 「海はおぼえているだろうか」
- 第9回 「お前がいなけりゃ」
- 第10回 「テーブルになりたい」
- 第11回 「うそをこえて(短いの)」
- 第12回 「うそをこえて」
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2018年10月6日 - 12月22日 | 土曜 0:52 - 1:23(金曜深夜) | テレビ東京 | 関東広域圏 | 制作局 |
テレビ北海道 | 北海道 | |||
テレビ大阪 | 大阪府 | 初回は1:28 - 1:58 | ||
TVQ九州放送 | 福岡県 | |||
2018年10月19日 - | 金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2018年10月20日 - | 土曜 23:00 - 23:30 | テレビ和歌山 | 和歌山県 | 独立局 |
2018年10月20日 - | 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) | 奈良テレビ | 奈良県 | |
2018年11月20日 - | 火曜 0:58 - 1:28(月曜深夜) | 青森テレビ | 青森県 | TBS系列 |
2018年11月22日 - 2019年2月7日 | 木曜 0:59 - 1:34(水曜深夜) | テレビ金沢 | 石川県 | [2]日本テレビ系列 |
2019年1月9日 - 2019年3月 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | BSテレビ東京 | 全国 | [3] |
脚注
[編集]- ^ “『このマンガがすごい!』第9回、松江哲明監督が寄せた新井浩文+山本浩司のコメント公開”. Rolling Stone Japan (2018年11月30日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ 当初は全話放送予定であったが、第9話に登場した新井浩文の不祥事により、第10話で打ち切りとなった(第11話にも新井浩文は出演する為、最終話とセットで未放送)。
- ^ 当初は全話放送予定であったが、第9話に登場した新井浩文の不祥事により、新井浩文の出演回の放送を割愛して放送。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ドラマ25 このマンガがすごい! - テレビ東京
テレビ東京 ドラマ25 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
インベスターZ
(2018年7月14日 - 9月29日) |
このマンガがすごい!
(2018年10月6日 - 12月22日) |
日本ボロ宿紀行
(2019年1月26日 - 4月13日) |