しし座R星
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しし座R星 R Leonis | ||
---|---|---|
星座 | しし座 | |
見かけの等級 (mv) | 4.4-11.3[1] | |
変光星型 | 脈動変光星(ミラ型) | |
分類 | 恒星(赤色巨星) | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 09h 47m 33.4904s | |
赤緯 (Dec, δ) | +11° 25′ 43.646″ | |
距離 | 370光年 113.5パーセク[2] | |
物理的性質 | ||
半径 | 320-350 太陽半径[3] | |
質量 | 0.7 太陽質量[2] | |
スペクトル分類 | M8IIIe | |
光度 | 8090 太陽光度[3] | |
表面温度 | 2930-3080 K[3] | |
色指数 (B-V) | 1.26 | |
他のカタログでの名称 | ||
R Leo, HIP 48036, HD 84748 ,HR 3882, BD+12 2096, AG+11 1144, SAO 98769 | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
しし座R星 (R Leonis) とは、しし座にあるミラ型変光星で赤色巨星である。
しし座R星は、310日周期で見かけの等級が4.4から11.3の範囲を変化する[1]。極大光度の時は肉眼で見えるが、極小の際は口径7cm以上の望遠鏡が必要となる。有効温度は2930から3080ケルビン、半径は太陽の320から350倍と計算されている[3]。この半径は1.36-1.5天文単位に相当し、仮に太陽をしし座R星に置き換えた場合、火星の軌道付近に達する大きさである。
未確認の惑星系
[編集]2009年、Wiesemeyerらは、蒸発しつつある小質量の伴星(恐らく太陽系外惑星)がしし座R星に見られる準周期的な変動の要因になっているという説を提案した[2]。伴星質量は木星の2倍で、恒星から2.7-3天文単位の距離を5.2年で周回していると推定している。仮に惑星が確認されば、一酸化ケイ素のメーザー放射から示唆されているように、彗星に似た長い尾を持つものと考えられている。恒星光度が太陽の8000倍であることに基づくと惑星の温度は1500ケルビンを超えると見られる。
名称 (恒星に近い順) |
質量 | 軌道長半径 (天文単位) |
公転周期 (日) |
軌道離心率 | 軌道傾斜角 | 半径 |
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b (未確認) | ≥2 MJ | ≥2.7 | 1898 | 0 | — | — |
脚注・出典
[編集]- ^ a b 天文年鑑編集委員会『天文年鑑 2007年版』誠文堂新光社、2006年11月30日、p.180頁。ISBN 4-416-20629-1。
- ^ a b c Wiesemeyer et al. (2009). “Precessing planetary magnetospheres in SiO stars? First detection of quasi-periodic polarization fluctuations in R Leonis and V Camelopardalis”. Astronomy and Astrophysics 498 (3): 801-810. Bibcode: 2009A&A...498..801W .
- ^ a b c d Fedeleet al. (2005). “The K -Band Intensity Profile of R Leonis Probed by VLTI/VINCI”. Astronomy and Astrophysics 431 (3): 1019-1026. Bibcode: 2005A&A...431.1019F .