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なかやまて由希

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なかやまて由希
生誕 (1960-08-12) 1960年8月12日
出身地 日本の旗 日本東京都
死没 (2022-12-23) 2022年12月23日(62歳没)
ジャンルJ-POP
職業歌手
シンガーソングライター
担当楽器ボーカル
活動期間 1980年 - 1983年
レーベル ポリスター

なかやまて由希(なかやまて ゆき、1960年8月12日[1] - 2022年12月23日)は、日本の元歌手。身長163cm(1981年当時)[2]

来歴・人物

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東京都出身[1]。子供の頃から歌が好きだった[1]。小学生時代からピアノを習い始めて、「給食の唄」「緑のおばさんの唄」など自作の曲を作り始め[3]、自作の曲がNHK総合あなたのメロディー』で放送されたこともあった[2]。中学生時代からギターを始め[3]、高校は東京都立練馬高等学校に入学[3](政治家の長妻昭、タレント・俳優の西山浩司は高校の同級生)、高校生時代は文化祭ロックフォークソングを歌い、文化祭の花形だったという[2]。「ヤマハ イースト・ウエスト」の地区予選にも出場した[3]

高校卒業後出版社でOLをしながら、自主的に音楽活動を続ける[1][2]。その後、デモテープが音楽関係者に認められて歌手デビューが決まり[2]、1980年にシングル『テレフォン・ボックス』で歌手デビュー。デビュー時に付いた自身のキャッチフレーズは「Good bye City,ミントブルーの中で…[3]歌手シンガーソングライター、バックコーラスとして活動していた。佐野元春のコーラス、プリティ・フラミンゴスにも参加していた。

1983年に発症した疾病により、その年の3月に音楽業界を引退。

長期間の療養、充電期間を経て、2000年以降、なかやまて(yuki-mam)由希というwebネームを使用して、自身のブログ、Instagram、facebook、Twitter、mixiに投稿している。

2013年よりオルガニストでプロデューサーの池田皓一と2人でATERIER FORESTというユニットを組んで、YouTubeに作品をゆったりペースで載せている[4]

2022年12月23日に膵臓癌のため亡くなったことが、音楽ライターの池上尚志により報告された[5]

妹が2人居り[3]、そのうち1人は着付け師をしている[6]

ディスコグラフィ

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シングル

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発売日 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格 規格品番
ポリスター
1980年11月25日 A テレフォン・ボックス なかやまて由希 丸山恵市 EP 6P-16
B FLASH 大村雅朗
1981年6月 A やさしく傷つけて[注釈 1] 松本隆 林哲司 EP 7P-23
B Party[注釈 2] なかやまて由希 西本明
1982年11月25日 A 抱擁[注釈 3] 佐藤純彌 筒美京平 川村栄二 EP 7P-64
B あまくみないで

アルバム

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発売日 アルバム レーベル 規格 規格品番
ポリスター
1981年 Hold Me Tender

※ 注記以外、作詞・作曲:なかやまて由希

A面

  1. 見つめられると…(編曲:大村雅朗
  2. Flash(編曲:大村雅朗)
  3. あぁ悲しや Lady Driver(編曲:西本明)
  4. 帰る秋(作詞:小泉長一郎、編曲:大村雅朗)
  5. Long Hair Blue(編曲:丸山恵市)

B面

  1. テレフォン・ボックス(編曲:丸山恵市)
  2. 懐かしい風景(編曲:西本明)
  3. いぢわる潮風(編曲:西本明)
  4. 聞かせて…(編曲:西本明)
ポリスター LP 26P-10
CT 26X-10
1983年3月 OCTOPUSSY~恋する女たち~

※ 全作曲:筒美京平

A面/編曲:佐久間正英

  1. アンジェ・ブラン(作詞:ちあき哲也
  2. トロワ(作詞:ちあき哲也)
  3. おんな教師(作詞:ちあき哲也)
  4. 重役室 P.M 4(作詞:竹花いち子

B面/編曲:茂木由多加

  1. 噂のフィンガー(作詞:竹花いち子)
  2. シルエット・コール(作詞:ちあき哲也)
  3. トップ・モデル(作詞:よこすか未美
  4. チキータ(作詞:よこすか未美)
ポリスター LP 28P-44
CT 28X-44
2015年6月3日 Solid Records CD CDSOL-1657
2020年7月8日 Solid Records CD UVPR-30035
2023年2月22日 Lawsongs, Inc LP HRLP280
2023年3月10日 Lawsongs, Inc CD 826853003537
2024年7月3日 Solid Records CD UVPR-60031

その他シングル

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「STEVANY(ステファニー)」名義で 24時間テレビで放映された『アンドロメダ・ストーリーズ』のアニメ版(1982年)のエンディングテーマ「永遠の一秒」を歌っている。10052-07(vapレコード)

  • 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:大野雄二 / 歌:STEVANY(ステファニー)
    「永遠の一秒」は、ラジオ関西の「青春ラジメニア」の記念アルバムにて初CD化が決定した。2019年6月発売[7]

プリティ・フラミンゴス

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ザ・ハートランド(佐野元春のバックバンド)の女性コーラスメンバーである「プリティ・フラミンゴス」(Pretty Flamingos)に在籍していた(1980年〜83年頃)。 プリティ・フラミンゴスのメンバー変遷は以下のとおり。

  • 第1期:白井貴子、なかやまて由希など
  • 第2期:なかやまて由希、杉本和世、ハッチ
  • 第3期:なかやまて由希(ステファニー)、杉本和代、桑田りん

なお、プリティ・フラミンゴスは、上記にはないメンバーで『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』の「SANO’S SIDE」にコーラスとして参加している。

なかやまて由希として佐野元春の2ndアルバム「HEART BEAT」の中の「グッド・バイブレーション」のコーラスを担当している。

出演

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ラジオ

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脚注

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注釈

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  1. ^ 妻そして女シリーズ愛の陽炎」エンディング曲。
  2. ^ 補作詞:有川正沙子
  3. ^ Gメン'82」エンディングテーマ。

出典

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  1. ^ a b c d GORO 1981年11月No.23号 特集「GORO推薦実力派女性シンガーベスト8」
  2. ^ a b c d e GORO 1981年3月12日号 p.208『ニューアイドルにアタック』
  3. ^ a b c d e f 週刊テレビ番組(東京ポスト)1980年11月28日号 p.52「ニューボイス」
  4. ^ ATELIER FOREST - YouTubeチャンネル
  5. ^ 池上尚志 [@takashi_ikegami] (2022年12月27日). "なかやまて由希さんが亡くなったそうです。膵臓がんだったそうです。". X(旧Twitter)より2023年2月5日閲覧
  6. ^ なかやまて由希・妹のツイート 午前9:05 · 2023年1月23日
  7. ^ 「青春ラジメニア30周年記念CD」曲目決まる!”. ラジオ関西 (2019年5月11日). 2019年7月27日閲覧。

外部リンク

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