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なつしお (潜水艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なつしお
基本情報
建造所 新三菱重工業神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 なつしお型
艦歴
計画 昭和35年度計画
発注 1960年
起工 1961年12月5日
進水 1962年9月18日
就役 1963年6月29日
除籍 1978年3月20日
除籍後 1978年、宇品造船所で解体
要目
排水量 基準 803t
満載 997t
全長 60.52m
最大幅 6.48m
深さ 6.4m
吃水 4.12m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
三菱神戸/ズルツアー 6LDA 25Bディーゼルエンジン × 2基
富士電機 SG-2発電機 × 2基
三菱電機 SM-2電動機 × 2基
SCA-36W蓄電池 × 240個
推進 スクリュープロペラ × 2軸
出力 水上 900PS
水中 2,320PS
速力 水上 14kt
水中 11kt
燃料 65t(常備)
航続距離 巡航10ktで6,000海里
潜航深度 150m程度
乗員 43名
兵装 56式533mm魚雷発射管 × 3門
レーダー ZPS-2 水上
ソナー JQS-3 アクティブ
JQO-3 パッシブ
探索装置・
その他装置
56式3型 潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLR-1 ECM
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なつしおローマ字JS Natsushio, SS-523)は、海上自衛隊潜水艦なつしお型潜水艦の1番艦。艦名はから由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍陽炎型駆逐艦夏潮」に続き2代目にあたる。

艦歴

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「なつしお」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和35年度計画潜水艦8703号艦として、新三菱重工業神戸造船所で1961年12月5日に起工され、1962年9月18日に進水、1963年6月29日に就役し、自衛艦隊第1潜水隊に編入された。

1965年2月1日、第1潜水隊が自衛艦隊隷下に新編された第1潜水隊群隷下に編成替え。同年6月8日から8月23日までの間、「ふゆしお」とともにハワイ派遣訓練に参加。その途中の7月15日オアフ島南方海域で無人の貨物船と衝突し、潜望鏡が折損した[1]

1978年3月20日、除籍。

脚注

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  1. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』1971年6月号第166号、海人社、1971年6月、81頁。 

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)