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ナンジャモンジャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナンジャモンジャの例、ヒトツバタゴ(大阪府)

ナンジャモンジャは、特定の場所に生えている見慣れない立派な植物、怪木や珍木に対して地元の人々が付けた愛称。すなわち、特定の植物の名ではない。ヒトツバタゴを指すことが多いが他の樹種の場合もある。あんにゃもんにゃとも呼ばれる。

概要

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「ナンジャモンジャ」と名付けられる植物の樹種は、ヒトツバタゴのほか、ニレイヌザクラボダイジュなど様々である[1]

「ナンジャモンジャ」と称される理由について、民俗学では、元々は占い神事に利用されていたもので、植物名で直接呼ぶことが憚られたものではないかとみる説がある[1]。また、その地域に見かけない種類の樹木に「ナンジャモンジャ」と名付けられたともいう[2]

一説には、代表的な樹種であるヒトツバタゴで1枚の花弁が4つに分かれて4枚に見えることから「何だこれは」が「ナンジャモンジャ」になったという説がある[3]。また一説には、神木の前を通りかかった水戸黄門が「この木はなんじゃ」と聞いたところ、地元の人が聞き取れず「なんじゃもんじゃ」と返答して、木の名前だと勘違いして広まったという話がある[4]

具体例

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脚注

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  1. ^ a b 雑学おもしろ事典』、72頁。 
  2. ^ a b 大野田のフジキ”. 松本市. 2023年5月7日閲覧。
  3. ^ a b 「もこもこしてかわいい」純白ナンジャモンジャの花満開 滋賀・沙沙貴神社”. 京都新聞. 2023年5月7日閲覧。
  4. ^ 静岡市城北公園内の看板による紹介文より
  5. ^ ちばの観光まるごと紹介 神崎の大クス(神崎町) まるごとe!ちば
  6. ^ 明治神宮に「なんじゃもんじゃ」の木があると聞きましたがどんな木ですか? 明治神宮
  7. ^ 雑学おもしろ事典』、73頁。 
  8. ^ 「かながわ名木100選」 011番、一般社団法人 日本樹木医会 神奈川支部(かながわ樹木医会)
  9. ^ 「かながわ名木100選」 018番、一般社団法人 日本樹木医会 神奈川支部(かながわ樹木医会)
  10. ^ 【深見神社】 「なんじゃもんじゃの木」これって一体なんの木? 相鉄Style
  11. ^ 「かながわ名木100選」 049番、一般社団法人 日本樹木医会 神奈川支部(かながわ樹木医会)
  12. ^ “「ナンジャモンジャ」雪化粧のよう-神奈川・茅ケ崎-”. 朝日新聞. (2018年4月27日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASL4T5GC4L4TULOB016.html 2020年4月18日閲覧。 
  13. ^ 『北佐久口碑伝説集南佐久編限定復刻版』 長野県佐久市教育委員会 全434中176P 1978年11月15日発行
  14. ^ a b c d ナンジャモンジャの木(上塩尻)”. 上田市文化財マップ. 2020年6月2日閲覧。
  15. ^ 白山神社のハナノキ及びヒトツバタゴ 土岐市
  16. ^ 再発見!ちりゅうの小さな旅 SCENE018 なんじゃもんじゃ 知立市
  17. ^ 陽春の樹上に「雪」の花 ミキモト真珠島でナンジャモンジャ見頃 中日新聞 2023年4月23日閲覧。
  18. ^ 松江のなんじゃもんじゃ 島根県
  19. ^ ナンジャモンジャの木 2本 松山市
  20. ^ 古塔塚のナンジャモンジャ 朝倉市
  21. ^ ヒトツバタゴ - 対馬ポータルサイト”. 対馬新聞社. 2016年6月7日閲覧。

参考文献

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  • 管野浩編『雑学おもしろ事典 : 頭に栄養と休養を』日東書院、1988年。ISBN 4-528-00518-2 

関連項目

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