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にちなん丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
にちなん丸
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1982-1987)
フィリピンの旗 フィリピン(1988-)
所有者 関西汽船(1973-1982)
来島どっく(1982-1985)
ネグロス・ナビゲーション英語版(1988-2005)
Asian Marine Transport Corporation(2005-)
運用者 関西汽船(1973-1982)
室戸汽船(1982-1985)
ネグロス・ナビゲーション英語版(1988-2005)
Super Shuttle Ferry(2005-)
建造所 波止浜造船[1]
母港 大阪
高知
航行区域 沿海[1]
IMO番号 7302122
改名 にちなん丸(1973-1982)
フェリーむろと(2代)(1982-1987)
Santa Ana(1988-2005)
Super Shuttle Ferry 8(2005-)
経歴
起工 1972年7月31日[1]
進水 1972年11月22日[1]
竣工 1973年3月23日[1]
就航 1973年3月
要目
総トン数 6,114 トン[1]
載貨重量 1,658 kt[1]
全長 118.0 m[1]
垂線間長 106.0 m[1]
型幅 20.4 m[1]
型深さ 12.7 m[1]
喫水 5.72m
満載喫水 5.70 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 川崎MAN R6V52/55 2基[1]
推進器 4翼可変ピッチプロペラ 2軸[1]
出力 12,000馬力[1]
最大速力 21.8ノット[1]
航海速力 19.0ノット[1]
旅客定員 1,126名[1]
乗組員 71名[1]
車両搭載数 トラック40台、乗用車94台[1]
テンプレートを表示

にちなん丸は、関西汽船が運航していたフェリー。後に室戸汽船でも就航した。

概要

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関西汽船初の長距離フェリーとして波止浜造船で建造され、1973年3月に神戸 - 日向航路に就航した。

1982年11月、航路廃止により来島どっくに売却された。その後、室戸汽船に用船され、フェリーむろと (初代)に代わって、フェリーむろと(2代)として就航した。本船の就航により、フェリーむろと(初代)は、関西汽船に用船されくるしま丸となった。1987年フェリーむろと (3代)の就航により引退し、用船解除。

その後、海外売船され、フィリピンネグロス・ナビゲーション英語版に売却され、Santa Anaとして就航した。 2005年にAsian Marine Transport Corporationへ売却され、Super Shuttle Ferry 8と改名してSuper Shuttle Ferryのブランドで運航された。

航路

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関西汽船

本船のみで隔日運航を行っていた。運航ダイヤは、下り便は神戸発21時30分、日向着11時30分、上り便は日向発22時30分、神戸着12時30分、所要時間はいずれも15時間だった。

室戸汽船

設計

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海外売船後、船尾にデッキを増設するなど改造を受けている。

船内

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船室

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  • 特等室 - 洋室2名×28、和室2名×8室[1]
  • 一等室 - 洋室5名×24室、和室4名×15室[1]
  • 二等室 - 和室3室計858名[1]
  • ドライバー室 - 40名[1]

設備

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Aデッキ[1]
  • 特等室
  • 1等室
  • スモーキングコーナー
Bデッキ[1]

2等客室

  • メインエントランス
  • 売店
  • 案内所
  • バー
  • ゲームコーナー
  • カフェテリア食堂
Cデッキ[1]
  • 2等客室
  • ドライバー室
  • 浴場・サウナ

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa カー・フェリー"にちなん丸"について - 船の科学1973年8月号