ねじ掛け結び
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ねじ掛け結び(ねじかけむすび)とは、ロープをフックなどでかける結び方のひとつ。英語ではキャッツ・ポウ(Cat's paw)という。
古代ギリシャでも知られていた結びだが、キャッツ・ポウとして紹介されたのは1794年の『船員初等教本』がはじめてとされる[1]。
結び方
[編集]ロープの2箇所に2~4回ねじることによってループをつくる。ただしこの2つねじりの向きは逆向きになるようにする。この2つのループを重ねてフックにかければ、ねじ掛け結びとなる。
特徴・用途
[編集]主にフックで荷物の上げ下げをするときに用いられる[2][3]。
ねじ掛け結びは中径のロープに適しているとされる[4]。
参考文献
[編集]- ジェフリー・バドワース著、乙須敏紀訳 『結びのテクニック』 産調出版、2001年。ISBN 978-4882822363。
- 羽根田治 『アウトドア・ロープテクニック』 山と溪谷社、1999年。ISBN 978-4635043052。
- 前島一義 『図解 実用ロープワーク』 成山堂書店、1999年。ISBN 978-4425481125。
- 小暮幹雄 『図解 ひもとロープの結び方大事典』 日東書院本社、2006年。ISBN 978-4528011809。
- マリオ・ビゴン・グイド・レガッツォーニ著、杉浦昭典訳 『結びの百科―実用70種の結び方を鮮明な連続写真でマスター』小学館、1983年。ISBN 978-4093300261。