ふらっと!294
ジャンル |
観光・地域情報ナビゲーション 位置情報ゲーム |
---|---|
対応機種 | Android、iPhone |
開発元 | ピージーエヌ |
発売元 | 常総地方観光促進協議会 |
美術 | りいちゅ(キャラクターイラスト) |
発売日 |
2018年5月1日(Android版) 2018年5月15日(iPhone版) |
『ふらっと!294』(ふらっとにーきゅうよん)は茨城県の常総市、つくばみらい市、取手市の観光・地域情報ナビゲーションを行うモバイルアプリケーションである。
概要
[編集]このアプリケーションの提供元は常総市、つくばみらい市、取手市及び関東鉄道の4者からなる「常総地方観光促進協議会」である。利用は無料。内容は3市の観光スポット、飲食店、公共施設等を3人の美少女キャラクターが案内をする、というものである。アプリ内では観光スポット等の説明文、写真、場所等を携帯端末に表示し、端末のGPSを使った、目的地までのナビゲーション、現在地周辺の観光・地域情報をガイドする。提供される観光スポット等は関東鉄道の常総線・竜ヶ崎線の鉄道駅や関東鉄道のバス停も含め、およそ936箇所を数える。また、チェックインしたスポットの記録・蓄積や、カテゴリー毎にパッケージ化された複数の目的地を巡るスタンプラリー要素など位置情報ゲーム的システムも持っている。スタンプラリー等を制覇したユーザーにはオリジナルクリアファイル等の景品がプレゼントされる[1][2][3][4][5]。
開発は株式会社ピージーエヌ[6]。配信はAndroid版が2018年5月1日に、iPhone版は同月15日から開始された[4][7]。2019年2月14日にキャラクターボイスが搭載された[8][9]。
アプリ内でイラスト、ボイスが挿入されるキャラクターは各々が常総市、つくばみらい市、取手市にちなんだ設定がされている。イラストレーターはゲーム原画、ライトノベル挿絵等を手掛けている、りいちゅ[8][10][11]。
アプリ名中の"ふらっと"には、3市が含まれる常総地域(県南西部)に拡がる関東平野の一部である常総平野の平坦な地形の様を表す英語の"FLAT"と、気軽に"ふらっと"立ち寄って欲しいとの思いが掛け合わされている。"294"は常総地域を縦断する国道294号のことである[3][4][12]。このネーミングが示すとおり、このアプリは3つの市域をまとめて地域巡りの舞台としてユーザーに提示して、そこから生まれるスケールメリットを観光促進に繋げようとしているのが特徴的な所である[2]。
2020年2月27日からは常総線にキャラクター達のラッピング車両が登場している[13][14]。
キャラクター
[編集]3人は皆、大学生で幼馴染。数年ぶりに再会した3人は、それぞれの地元を巡り友情と地元愛を深めてゆく[8][13]。
姫乃砅花(ひめの れいか "れい"は石偏に水)
常総市出身。おっとりした雰囲気で、ちょっと天然が入っているお嬢様風味の大学3年生。
名前の"姫"の字は常総市の弘経寺に墓所があり「千姫まつり」なども開かれるなど市と縁のある千姫に由来している。"砅(れい)"の字は偏の"石"で市町村合併で誕生した常総市の前身の片方である結城郡石下町を、旁の”水"でもう片方の水海道市を表している[12]。
筑波未来(つくば みら)
取手きらり(とりで きらり)
取手市出身。黒髪ロングヘアの大学4年生。冷めた風に見られがちだけど本当は優しい人。
ラッピング列車
[編集]アプリの宣伝も兼ね2020年2月27日から取手駅と下館駅間を走る常総線にキャラクターのイラストをラッピングした車輌が登場した。ラッピングされているのはキャラクター単体が3箇所、3人集合が1箇所の計4箇所。運行は土日祝日は取手駅-下館駅間を指定列車が1日2往復、平日は不定期。登場から約1年間の運行が予定されている[13][14][15][16][17]。
出典
[編集]- ^ “常総地方観光推進協 観光促進アプリ開発 美少女キャラ3人が案内”. 茨城新聞: p. 20. (2018年6月8日)
- ^ a b “お気に入りのキャラクターと出掛けよう! ふらっと!294”. ちいき新聞(取手・守谷版) (地域新聞社): p. 1. (2019年1月11日)
- ^ a b “常総地方観光促進アプリケーション「ふらっと!294」がリリースされました!”. 常総市観光物産協会ホームページ. お知らせ. 常総市観光物産協会 (2018年5月1日). 2018年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月9日閲覧。
- ^ a b c 取手市「取手・つくばみらい・常総市・関東鉄道の観光アプリ 「ふらっと!294」が誕生」(pdf)『広報とりで』第1244号、2018年5月1日、1頁、2021年1月9日閲覧。
- ^ “独自女性キャラが常総案内、観光促進協がアプリ”. 日本経済新聞(茨城版): p. 41. (2018年5月2日)
- ^ “事例紹介 観光案内アプリ「ふらっと!294」”. ピージーエヌ(PGN)ホームページ. 事業・サービス>スマートフォンアプリ開発. PGN. 2021年1月9日閲覧。
- ^ “ふらっと!294(2018年8月27日時点掲載版)”. ふらっと!294. ピージーエヌ. 2018年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月9日閲覧。
- ^ a b c “ふらっと!294”. ピージーエヌ. 2021年1月9日閲覧。
- ^ “常総地方観光アプリ「ふらっと!294」のキャラクターがお話しをするようになりました。”. 取手市観光協会ホームページ. 取手市観光ニュース. 取手市観光協会 (2019年2月14日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “作家詳細>りいちゅ”. 軸中心祭. 2020グッズ一覧. アールビバン. 2021年1月9日閲覧。
- ^ りいちゅ (2018年5月17日). “【お仕事】常総地方観光アプリ「ふらっと!294」のキャラクターイラストを担当させて頂きました!”. Twitter. りいちゅ@ritylate. 2021年1月11日閲覧。
- ^ a b 常総市秘書課「ようこそ市長室へ」(PDF)『広報常総』第149号、常総市、2018年6月、11頁、2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c “"萌え系"オリジナルラッピング列車が出発 関東鉄道常総線”. 産経新聞(茨城版): p. 23. (2020年2月28日)
- ^ a b “「ふらっと!294ラッピング列車」指定運行決定!”. 関東鉄道公式ホームページ. ニュース. 関東鉄道 (2020年3月6日). 2020年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月8日閲覧。
- ^ “ラッピング車両観光アプリPR 関東鉄道常総線”. 読売新聞(茨城版): p. 30. (2020年2月28日)
- ^ “ふらっと、まちキャラ3人と 関鉄がラッピング列車”. 朝日新聞(茨城版): p. 21. (2020年3月31日)
- ^ “関鉄キャラ列車 観光PRに一役”. 毎日新聞(茨城版): p. 21. (2020年3月2日)