ほんまりう
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ほんま りう | |
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生誕 |
1949年8月8日(75歳) 日本・新潟県西蒲原郡巻町(現・同新潟市西蒲区) |
ほんま りう(1949年8月8日 - )は、日本の漫画家。新潟県・新潟市西蒲区(旧巻町)出身。
経歴
[編集]明治大学では明治大学漫画研究会に所属。大学に入るまで漫画を描いたことがなく、明大漫研の1年先輩であるかわぐちかいじに漫画の描き方を教わった。大学4年のときに『海へ出る蝶』(「ヤングコミック」誌、少年画報社)でデビュー。
キャリア初期の青春漫画『息をつめて走りぬけよう』や、1984年から1987年にかけて『近代麻雀オリジナル』(竹書房)誌に連載された『麻雀激闘録3/4』などが代表作である。主に青年向けの劇画を手掛けているが、原作付きが多いのもあって、麻雀漫画やヤクザ漫画など、幅広いジャンルの作品を発表している。
1980年代には、『哭きの竜』の能條純一や『はっぽうやぶれ』のかわぐちかいじらとともに、麻雀劇画ブームの一翼を担った。
近年では歴史漫画を多く描いている。
娘の英治あかりも漫画家。
豆知識
[編集]- かわぐちかいじとともに1970年代の「劇画の明治」を代表する作家である。かわぐちとは明大漫研時代にプロデビューした先輩の元で一緒にアシスタントした仲で、プロデビュー後も仲が良い。1980年代当時の明大漫研は結束が深く、ほんまの6年後輩にあたる明大漫研OBの尾沢工房が編集長を務めた1980年代の『近代麻雀オリジナル』誌では、かわぐち、いしかわじゅん、片山まさゆきらとともに、明大漫研OB閥を築いた。
- いしかわじゅんは明大漫研の2年後輩にあたり、ほんまを手本にしたという。いしかわじゅんの『憂国』ではほんまりうをモデルにした人物が登場する。
漫画作品一覧
[編集]- 与太(青林堂)
- 人斬り五郎(原案・藤田五郎、みのり書房)
- 息をつめて走りぬけよう(ブロンズ社)※後に壱番館書房より再版
- 真夜中のイヌ(原作・関川夏央、日本文芸社)
- 不敵な純子(原作・神保史郎、芳文社)
- 女教師(原作・西塔紅一、芳文社)
- 処刑地帯(原作・西塔紅一、芳文社)
- 挑戦者(原作・笠原和郎、講談社)
- あこがれ大将(原作・牛次郎、講談社)
- たそがれ刑事(原作・北鏡太、廣済堂)
- ハイエナ(原作・セルジオ関、リイド社)
- 売人勝負嵐(原作・梶川良、日本文芸社)
- 麻雀激闘録3/4(竹書房)
- 売人風雲録 指ぐれ(原作・梶川良、日本文芸社)
- 修羅の群れ(原作・大下英治、桃園書房)
- 麻雀馬鹿物語(桃園書房)
- B 麻雀プロ物語(竹書房)
- 黒帯疾風録(原作・橋本一郎、日本文芸社)
- 必殺雀鬼 修羅ボタル(原作・吉田幸彦、双葉社)
- 漱石事件簿(原作・古山寛、新潮社)
- ヒットマン(原作・鷹匠政彦、スタジオ・シップ)
- 東一局五十二本場(原作・阿佐田哲也、松文館)
- これが売れる企画だ!(原作・田宮幸一・栗田修、日本文華社)
- 天下御免(原作・早坂暁、松文館)
- それぞれの甲子園(原作・荒尾和彦、実業之日本社)
- ファインダー(原作・河本智彦、白夜書房)
- もがきの政(日本文芸社)
- 遠くから吹いて来る風(小学館)
- 探偵ブル(原作・宇治谷順、日本文芸社)
- DH(原作・森谷耕三、マガジンハウス)
- 宵待草事件簿(原作・古山寛、新潮社)
- 森一族(原作・久保田千太郎、小学館)
- 無防備都市 おたすけ狼(原作・鷹匠政彦、リイド社)
- トリプルR(原作・剣名舞、メディアファクトリー)
- へるん幻視行(原作・宇治谷順、小学館)
- 騙す人と騙される人のちょっとの違い(原作・坂口拓史・SOW企画、あおば出版)
- 剣狼 秋山要助(原作・鳥羽亮、小学館)