むきそば
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むきそばは山形県酒田市の郷土料理。麺としての蕎麦ではなく、ソバの実を使用した料理である[1][2]。
庄内地方の家庭料理であり、来客時のもてなしの料理とされる[1]。殻を取り除いたソバの実を茹で、冷たいそばつゆをかけた料理である[1][2]。宴席の最後に締めの料理として出されることも多い[1]。
もともとは京都の精進料理であったが、江戸時代に北前船によって港町である酒田に伝わったものと考えられている[1][2][3]。
缶詰やレトルトのむきそばも製造、販売されている[4][5]。
2022年度(2023年3月)、100年フード「伝統の100年フード部門」に認定された[2][5]。
出典
[編集]- ^ a b c d e 日本調理科学会「〈山形県〉むきそば」『そば・うどん・粉もの』農山漁村文化協会〈伝え継ぐ日本の家庭料理〉、2020年、9頁。ISBN 978-4540191848。
- ^ a b c d 「本県5品「100年フード」、文化庁が認定 地域の食文化PR・関係者、継承へ決意新た」『山形新聞』2023年3月4日。2023年8月4日閲覧。
- ^ 尾形希莉子、長谷川直子「山形県 サクランボ」『地理女子が教える ご当地グルメの地理学』ベレ出版、2018年。ISBN 978-4860645502。
- ^ “全国変わり種缶詰5選 へそ、こっこめし、鹿肉、トコブシ他”. NEWSポストセブン (2019年7月31日). 2023年8月4日閲覧。
- ^ a b “酒田市民のソウルフードと、昔ながらの伝統食が認定を受けました”. 酒田市 (2023年3月3日). 2023年8月4日閲覧。