やまと (玩具)
表示
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目4番4号 第一電波ビル8F |
設立 | 1953年7月21日 |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 4010001089235 |
事業内容 |
キャラクター玩具の企画、開発、製造、 販売、及び卸売業、輸出入 |
資本金 | 2億3327万5000円 |
決算期 | 12月 |
外部リンク | http://www.yamato-toys.com/[リンク切れ] |
株式会社やまと(英: Yamato Co., Ltd.)は、日本の玩具メーカー。ロボット玩具や彩色済みフィギュアを製造していた。
沿革
[編集]栃木県宇都宮市で創業。もとはアパレル関連会社で、サバイバルゲーム用の軍服や雑貨類を輸入販売していた。その中のフィギュアが好評なため、1996年に海外玩具の輸入代理店業を始める。1997年には『マーズ・アタック!』のフィギュアを輸入し、好セールスを記録する。
自社企画としては1995年に『ゼイラム』のガレージキットを発売。2000年の『マクロスプラス』変形玩具より、玩具メーカーとして本格的に開発・販売を行う[1]。以後アニメ・漫画・ゲームのメカニックやキャラクターを立体化し、変形ギミックやプロポーションの再現に力を入れている。
アメリカに海外支社のYAMATO USAがある。
2013年3月に公式サイトが閉鎖され、東京の本社事務所が撤収したと伝えられた[2]。倒産などの情報は不明。アメリカ支社のYAMATO USAは営業を継続している。
なお、マクロスシリーズの変形玩具は2013年1月に設立された株式会社アルカディア[3]より発売されている。
主な商品
[編集]メカニック関連
[編集]- マクロスシリーズ
- 中心アイテムは3段変形の可変戦闘機(バルキリー)シリーズ。設定に沿いつつ独自の変形機構を採用し、差し替え無しの完全変形にこだわりを見せている[4]。おもに1/48と1/60スケールでバリエーション展開し、デストロイド系メカも開発。試作レプリカ品として1/2000マクロス(全長640mm)を受注生産した[5]。
- なお、アメリカでは『ロボテック』との関係でToymani社が『超時空要塞マクロス』の商品化権を保有しているため、YAMATO USAはマクロス関連商品を販売していない。
- 装甲騎兵ボトムズ
- 1/12(全高約33cm)の大スケールでアーマードトルーパー(AT)を製品化。オプション装備も別売りしている。また、ローラーダッシュが可能なラジコンモデルを京商と共同開発している。
- メガゾーン23
- 1/15スケールでガーランドとプロトガーランドを立体化。オートバイ形態からロボットに変形する機構の一部に磁石を使用している。OVA第1作のDVD・サントラCDと設定資料本を同梱したコンプリートBOXも発売した。
- 機動警察パトレイバー
- 1/24スケールで劇場版イングラムを製品化。ATと同サイズの大型トイで、パトランプの電飾化、内蔵ギミックの表現などに特徴がある。
- バブルガムクライシス
- 1/15スケールでモト・スレイブとヒロイン達のフィギュア(ハードスーツ)を製品化。モト・スレイブはオートバイ形態からロボットへの分割変形、パワードスーツとしての装着を再現している。
- 萌え萌えブロック (MMB) HYPER ARMORED BLOCK
- ブロック組み換え式のオリジナルメカフィギュア。峰岸達実の手によるデザイン。
- 群雄(GN-U)
- ロボット系統一ブランド。J9シリーズなどスーパーロボットを積極的にフィーチャーしている。全高13cm程度で可動性重視の「動」[6]、重量感のある「鋼」、合体を再現した「合」の3ラインを展開している。
【動】
- 001 YF-19バトロイド(マクロスプラス)
- 001CV YF-19バトロイド 対応 ファストパック(マクロスプラス)
- 002 YF-21バトロイド(マクロスプラス)
- 002EX YF-21バトロイド with ファストパック(マクロスプラス)
- 002CV YF-21バトロイド 対応 ファストパック(マクロスプラス)
- 003 VF-11Bバトロイド(マクロスプラス)
- 003EX VF-11Bバトロイド with スーパーパック(マクロスプラス)
- 003CV VF-11Bバトロイド 対応 スーパーパック(マクロスプラス)
- 004 戦国魔神ゴーショーグン
- 005 銀河旋風ブライガー
- 006 銀河烈風バクシンガー
- 007 超獣機神ダンクーガ
- 008 銀河疾風サスライガー
- 009 宇宙戦士バルディオス
- 010 獣装機攻ダンクーガノヴァ
- 011 ケンリュウ(マシンロボ クロノスの大逆襲)
- 012 ゴッドグラヴィオン(超重神グラヴィオン)
- 013 グランカイザー(超重神グラヴィオン)
- 014Z VF-19A エクスカリバー(マクロスプラス)[7]
- 015Z VF-11B サンダーボルト(マクロスプラス)[7]
- 016 VF-1J一条輝機(超時空要塞マクロス)
- 017 VF-1Aマックス機(TV版)(超時空要塞マクロス)
- 019 VF-1A量産機(超時空要塞マクロス)
- 020 VF-1S(TV版)(超時空要塞マクロス)
【鋼】
- グロイザーX
- グロイザーX(原作版)
- グロイザーX(ガイラー版)
- 惑星ロボ ダンガードA
- 惑星ロボ ダンガードA(ホビーショー限定メタリック版)
【合】
キャラクター関連
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- Story Image Figure (SIF)
- 全高13cm弱のトレーディングフィギュア。
- variable motion figure (vmf)
- 全身可動のアクションフィギュア。
- vmf50
- 全高50cmのカスタマイズドール。オビツ製作所(オビツボディ)とアゾンインターナショナル(衣装)の協力のもと製作されている。2008年に第1弾としてマクロス25周年記念モデル「リン・ミンメイ 50cmフィギュア」を発売[8]。dollcore、ANGEL PHILIA、Pink Dropsへと発展した[9]。
- Creators' Labo
- 美少女キャラクターを手がける原型師によるPVCフィギュア。
- 萌え萌えブロック (MMB) ANGEL DEVICE
- パーツ交換式の球体関節人形。詳細はカスタマイズドール#その他の素体を参照。
脚注
[編集]- ^ 最初はガレージキットメーカー、スタジオ・ハーフアイの技術協力を受けており、第3弾のVF-11B サンダーボルトより完全自社開発となる。ユーザーからの厳しい意見に応え、金型を改修するなど試行錯誤を重ねた。
- ^ "やまとが消えた日[リンク切れ]". ラジ館PRESS.(2013年3月14日)
- ^ "株式会社アルカディア" 2014年2月9日閲覧。
- ^ VF-1 バルキリーの場合、最初の1/60版ではバトロイドへの変形時に両脚を差し替えなければならなかった。次の1/48版でシャフト移動方式を考案し、これをフィードバックして1/60の新版をリリースしている。
- ^ 通常市販品は1/3000スケール(全長400mm)。
- ^ 海洋堂のリボルテックと同系のアクションフィギュア。
- ^ a b 群雄【陣】特約店限定商品
- ^ “リン・ミンメイ50cmフィギュア”. やまと. 2010年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月25日閲覧。
- ^ “ドールパーツ構成表”. クアラントット. 2020年6月25日閲覧。
参考文献
[編集]- 『フィギュア王 No.50 -玩具列島ニッポン』 ワールドフォトプレス、2001年、55頁
- 『フィギュア王 No.77 -マクロス・クロニクル』 ワールドフォトプレス、2004年、39頁
外部リンク
[編集]- 株式会社やまと - ウェイバックマシン(2013年3月4日アーカイブ分)
- YAMATO USA