やりたいふたり
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やりたいふたり | |
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悶絶劇場 あえぎの群れ | |
監督 | 谷口恒平 |
脚本 | 谷口恒平 |
出演者 |
横山夏希 霧島さくら 永瀬愛菜 関幸治 |
主題歌 | おとぼけビ~バ~「愛の暴露本」 |
撮影 | 金碩柱 |
編集 | 谷口恒平 |
配給 | オーピー映画 |
公開 |
2019年8月9日「悶絶劇場 あえぎの群れ」 2019年8月24日「やりたいふたり」 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『やりたいふたり』は、谷口恒平監督の日本映画。第2回OP PICTURES新人監督発掘プロジェクト優秀賞獲得作品[1]。
概要
[編集]谷口恒平初のピンク映画。R-18ピンク映画『悶絶劇場 あえぎの群れ』として2019年8月9日公開。「OP PICTURES+ フェス 2019」の一本としてR-15版として再編集し、改題。『やりたいふたり』として2019年8月24日より公開[2]。「OP PICTURES+ フェス 2019」ではポスター、パンフレットのメインビジュアルに起用された[3]。
2020年4月に開催されたピンク映画ベストテンで年間1位を獲得[4]。本作監督の谷口恒平が監督賞、撮影の金碩柱が桃熊・技術賞を受賞した[4]。
主要キャストは谷口のリクエストにより決まり、寝取り経験をAV作品で告白していた横山夏希、ギャルものAVに出ていた永瀬愛菜をほぼそのままの役柄で抜擢。逆に演技経験豊富な霧島さくらをストーリーを回す役柄に抜擢した。また、監督の谷口と主題歌のおとぼけビ~バ~とは大学の同級生という間柄である[5]。
セックスができないという特殊な夫婦の関係性をエロコメディとして描く[6]。裏モチーフとして芥川龍之介『藪の中』が採用されている[7]。
2020年9月25日から行われるUPLINK渋谷での特集上映「OP PICTURES TEAM若 -WAKA-」でR-18版が初の一般劇場公開[8]。11月25日には「MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021」の1本としてR-15版を再上映[9]。
ストーリー
[編集]やっとデビューの決まった新人漫画家・小崎愛。しかし編集者から掲載を言い渡されたのは『本当にあったエロい話』。実録エロ漫画を描くため愛は編集者から紹介された男性・春山タモツに話を聞きに向かう。ストーリーに厚みを持たせるため、妻であった秋田カオリにも取材に行くのだが……。場面やざっとしたエピソードは重なるのだが、詳細は食い違い、互いの感情も異なっていた。いったいどっちが本当なの!?[7]
登場人物
[編集]- 秋田カオリ
- 演 ‐ 横山夏希
- 見られたい女。34歳。タモツいわく「おさせ」。
- 小崎愛
- 演 ‐ 霧島さくら
- 新人エロ漫画家。処女。
- 櫻井ミキ
- 演 ‐ 永瀬愛菜
- ぶち壊す女。24歳。仮名。本業はAV女優。
- 春山タモツ
- 演 ‐ 関幸治
- 寝取られた男。34歳。仮名。カオリいわく「勃たない男」。
- チャラ男
- 演 ‐ 可児正光
- カオリに誘われやってしまう男。
- 漫画家
- 演 ‐ 折笠慎也
- 小崎愛が尊敬するベレー帽の人物。
- バンドマン
- 演 ‐ 山本宗介
- ギターを持つ男。
- AV男優
- 演 ‐ 安藤ヒロキオ
- 森田
- 演 ‐ 中村無何有
- エロ漫画雑誌の編集者。
- 三木
- 演 ‐ 細川佳央
- 朗読劇の女優
- 演 ‐ 山本ロザ
スタッフ
[編集]- 監督・脚本・編集:谷口恒平
- 撮影:金碩柱
- 照明:市川高穂、白鳥友輔
- 録音:北野愛有
- ヘアメイク:坂口佳那恵
- 劇中漫画製作:平松茉紘
- 演出応援:江尻大
- 仕上げ:東映ラボ・テック
- 制作:花園シネマ
- 配給:オーピー映画
音楽
[編集]- 主題歌:[[おとぼけビ~バ~「愛の暴露本」]]
受賞歴
[編集]- 第2回OP PICTURES新人監督発掘プロジェクト優秀賞
- ピンク映画ベストテン2019[10]
脚注
[編集]- ^ “老若男女にピンク映画を、R15+版の祭典「OP PICTURES+フェス」今年も開催”. 映画ナタリー (2019年7月26日). 2019年8月13日閲覧。
- ^ “やりたいふたり”. 映画.com. 2019年8月13日閲覧。
- ^ “関幸治、男性主演を務めた映画「やりたいふたり」が公開決定!! | 株式会社アニモプロデュース”. 2019年8月12日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha (2020年4月15日). “ピンク映画ベストテンで谷口恒平の「悶絶劇場」が2冠!佐倉絆と櫻井拓也が主演賞(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2020年4月15日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2020年11月26日). “【イベントレポート】「やりたいふたり」谷口恒平とおとぼけビ~バ~の夢結実、都楳勝は「蝸牛」に思い託す”. 映画ナタリー. 2020年11月29日閲覧。
- ^ ““羅生門”視点で撮った新感覚の官能映画が登場! 『やりたいふたり』ほか新作ピンク15本を上映|日刊サイゾー”. 日刊サイゾー (2019年8月23日). 2019年8月24日閲覧。
- ^ a b デラべっぴん編集部 (2019年8月13日). “【上野オークラ劇場「悶絶劇場 あえぎの群れ」舞台挨拶レポート!】霧島さくら、横山夏希、永瀬愛菜の初々しい魅力がさく裂! 新人監督発掘プロジェクト優秀賞受賞・谷口恒平監督のピンク映画デビュー作は大注目!”. デラべっぴんR. 2019年8月13日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2020年8月4日). “R18+のピンク&BL映画の特集開催、若手監督5人にフォーカス”. 映画ナタリー. 2020年8月6日閲覧。
- ^ moosiclab. “11.21(土)-12.4(金)MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021、K’s cinemaにて特集上映スタート! – MOOSIC LAB 2019”. 2020年10月6日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2020年4月15日). “ピンク映画ベストテンで谷口恒平の「悶絶劇場」が2冠!佐倉絆と櫻井拓也が主演賞(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2020年4月25日閲覧。
- ^ a b 複数の出演作品で受賞