アイオキシニル
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アイオキシニル Ioxynil[1] | |
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別称 3,5-ジヨード-4-オクタノイルオキシベンゾニトリル[2] アクチノール(商品名) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1689-83-4 |
特性 | |
化学式 | C7H3I2NO |
モル質量 | 370.91 g mol−1 |
外観 | 白色の結晶 |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 110mg/kg(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連物質 | ブロモキシニル 4-ヒドロキシベンゾニトリル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アイオキシニル(英: Ioxynil)は有機ヨウ素化合物の一種で、フェノール・ニトリル系除草剤として使用される。
歴史・用途
[編集]イギリスのメイ・アンド・ベーカー社が開発した薬剤で、日本では1967年3月10日に農薬登録を受けた[3]。作用機序は、光合成の電子伝達系に作用し、広葉雑草の生存に必要なアデノシン三リン酸(ATP)の生成を阻害し枯死させるものと考えられている。適用作物にはムギ・野菜類・芝・樹木がある[4]。商品名には「アクチノール」があり、日本では塩野義製薬などが乳剤を製造していた[3](2004年11月に塩野義の植物薬品部門がハヤシアグロサイエンスに事業譲渡)[2]。
脚注
[編集]- ^ “アイオキシニル標準品”. 富士フイルム和光純薬. 2018年8月26日閲覧。
- ^ a b “2004年度環境報告書”. 塩野義製薬 (2004年). 2018年8月26日閲覧。
- ^ a b (植村 2002, p. 2)
- ^ “水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料 アイオキシニルオクタノエート” (pdf). 環境省. 2018年8月24日閲覧。
参考文献
[編集]- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。