アイヌの一覧
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アイヌの一覧(アイヌのいちらん)では、著名なアイヌ民族出身者を列記する。
有名なアイヌ
[編集]太字は存命。
あ行
[編集]- 明石和歌助(イカシワッカ) - アプタ(虻田)首長。
- 秋田春蔵 - 元北海道ウタリ協会理事長。
- 秋辺得平 - 元北海道ウタリ協会副理事長。
- 秋辺日出男 - WIN-AINU(世界先住民族ネットワークAINU)事務局長
- 浅井タケ - 樺太アイヌの語り部。
- アト゜イ - 「アイヌ詞曲舞踊団モシリ」の代表
- 阿部一司 - 北海道アイヌ協会理事、アイヌ政策推進会議構成員、別名は阿部ユポ
- 阿部政司 - 元鵡川町議、元北海道ウタリ協会副理事長。
- 天川恵三郎 - アイヌ民族指導者[1]。
- 荒井シャヌレ - アイヌ文化伝承者。
- 荒井源次郎 - アイヌ民族解放運動家。旭川区裁判所職員、第七師団司令部事務職、北海道拓殖鉄道職員、旭川地方裁判所職員、旭川市役所職員などを務めた。著書に『アイヌの叫び』ほか[2]。
- 新井田セイノ - アイヌ文化伝承者。
- 安東ウメ子 - 音楽家
- 居壁太 - ミュージシャン。
- 違星北斗 - 歌人
- 上武やす子 - 北海道ウタリ協会登別支部長。
- 宇梶静江 - 関東ウタリ会創設にかかわる。
- 宇梶剛士 - 静江の息子。俳優[3]。
- 浦川治造 - 宇梶静江は実姉。俳優の宇梶剛士は甥[3]。関東ウタリ会、東京アイヌ協会、「萱野茂氏を首都圏で支える会」の会長を歴任。関東移住者による伝統継承に力を入れる。2007年には横浜でハワイの航海カヌー「ホクレア」の安航を祈るカムイノミを主催し、ナイノア・トンプソンとも会見。
- 江賀寅三(シアンレク) - キリスト教伝道師。
- 太田紋助 - アイヌ民族指導者[4]。
- 小川佐助 - 競馬騎手、調教師。
- OKI - ミュージシャン。
- 織田ステノ - アイヌ文化伝承者[5]。
- オニビシ - 首長
か行
[編集]- 貝澤耕一 - 二風谷ダム建設反対の先頭に立った人物。
- 貝澤正 - 元北海道ウタリ協会副理事長
- 加藤忠 - 北海道ウタリ協会理事長
- 金谷フサ - アイヌ文化伝承者。1979年にエイポン女性文化センターの伝統芸術賞を受賞[6]。
- 萱野茂 - アイヌ研究家・活動家、アイヌ初の国会議員(参議院)。
- 萱野志朗 - 二風谷アイヌ資料館館長、WIN-AINU代表。
- 川村カ子ト - 測量技師。北海道の多数の鉄道および長野の飯田線(旧三信鉄道)にかかわる。
- 川村・シンリツ・エオリパック・アイヌ - イヨマンテの復活を主導。
- 金成マツ - アイヌ語話者であり、口承文芸伝承者。イギリス聖公会の伝道師としても活動した。膨大な数のノートにユーカラを筆録したことで知られる。
- 川村ムイサシマツ - アイヌ文化伝承者[7]。
- 菊地ウエントゥク - 網走地方最後の首長[8]。
- 北風磯吉 - アイヌ語伝承者。
- 木下智古比呂 - アイヌ民族指導者[9]。
- 吉良平治郎 - 日本の郵便逓送人。釧路郵便局に勤務し、郵便物の逓送中に殉職。
- クーチンコロ - 近文コタン首長[10]。
- 葛野辰次郎 - アイヌ文化伝承者。
- コシャマイン(コサマイヌ) - 首長。
- 琴似又市 - 幕末から明治初年にかけて、今の札幌市琴似あたりに住んでいたアイヌのリーダー[11]。
さ行
[編集]- 佐々木飛吉 - アイヌ文化伝承者[12]。
- 佐々木太郎 - 佐々木飛吉の息子で、1968年、北海道文化財保護協会から文化財保護功労者として表彰される。また北海道アイヌ協会の役員を務めた[12]。
- 笹村二朗 - 元北海道ウタリ協会理事長。元帯広市議。
- 佐藤タツエ - レラの会創設にかかわる。
- 酒井美直 - 元AINU REBELS代表。アイヌ民族舞踊家。音楽家。
- 澤井アク - アイヌ文化伝承者。
- 澤井トメノ - アイヌ文化伝承者。
- 椎久年蔵 - アイヌ文化伝承者[13]。
- シタエホリ - 択捉島在住の木彫り師。
- シプスケ - 大樹町にかつて住んでいた長老。
- 白沢ナベ - 千歳市在住のアイヌ語、アイヌ文化伝承者。
- 司馬力弥(ヘペンレク) - オシャマムペツ(長万部)首長。
- 四宅ヤエ - 白糠町出身のアイヌ語、アイヌ文化伝承者。
- シャクシャイン(サムクサイヌ) - 首長
- 杉村キナラブック - 深川市出身のアイヌ語、アイヌ文化伝承者。
- 砂沢クラ - 旭川市出身のアイヌ語、アイヌ文化伝承者。著書に『ク スクッㇷ゚ オルシペ - 私の一代の話』(1983年)がある[14]。
- 砂澤陣- 工芸家。砂澤ビッキの息子。アイヌ利権、役所や政治家の癒着、北教組や中国人の土地買い占めなどを批判[15][16]。
- 砂澤チニタ- 書家・画家・彫刻家
- 砂澤ビッキ - 彫刻家[15]。
- 千徳太郎治 - 樺太内淵村の長。著書に『樺太アイヌ叢話』(1929年)がある[17]。
た行
[編集]- DJ KANTO - 元AINU REBELSメンバー
- 武隈徳三郎 - 『アイヌ物語』の著者。
- 田澤守 - 樺太アイヌ協会代表
- 多原香里 - 新党大地副代表、歴史学者。
- 多原良子 - アイヌ文化伝承者。
- チカップ美恵子 - 少女時代に出演した映画の写真の無断使用へ肖像権を主張。
- チコモタイン - 東地(渡島半島東部)の首長。
- 知里高吉 - 知里幸恵、知里真志保の父親[18]。
- 知里真志保 - 言語学者。
- 知里むつみ - 「知里幸恵 銀のしずく記念館」館長。横山孝雄の妻。
- 知里幸恵 - 『アイヌ神謡集』の著者。
- ツキノエ - 首長。
- 津田命子 - 北海道ウタリ協会学芸員。
- 床ヌブリ - 彫刻家。
- 虎尾ハルシア - 口承文芸の伝承者。
な行
[編集]- 中村要吉(イベチカレ) - 上士幌出身で、アイヌ人の生活環境改善などのために活動[19]。
- 中本ムツ子 - アイヌ文化伝承者。
- 鍋沢ワカルパ - アイヌ文化伝承者。金田一京助に数多くのユーカラやアイヌに関する知識を教えた[20]。
- 西田正男 - 阿寒アイヌ工芸協同組合代表理事
- 西田香代子 - アイヌ刺繍アーチスト、北海道アイヌ伝統工芸優秀賞
- 西村ハツヱ - 関東ウタリ会、レラの会それぞれの初代会長。
- 二谷一太郎 - アイヌ文化伝承者。NHK制作の記録映画「ユーカラの世界」に出演した他、多数の記録を残した[21]。
- 二谷国松 - アイヌ文化伝承者。久保寺逸彦に協力した[21]。
- 能登酉雄 - 高倉新一郎の著作に思い出話を語っている[22]。
- 野本正博 - アイヌ民族博物館学芸員。
- 野村義一 - 元白老町議会議員、元北海道ウタリ協会理事長。
は行
[編集]- ハウカセ - 17世紀末から18世紀初頭の石狩川流域の首長[23]。
- ハシタイン - 西地(渡島半島西部)の首長。
- 榛孝太郎 - ニシペツシユワンコタン(現標茶町虹別)の首長[24]。
- バチェラー八重子 - 歌人。
- 鳩沢佐美夫 - 平取町出身の小説家。
- 花守信吉 - 樺太アイヌ。白瀬矗の南極探検隊に参加した。
- 日川善次郎 - アイヌ文化伝承者[25]。
- 平村ペンリウク-首長
- 深月ユリア-ポーランドのワルシャワ出身の日本の女優[26]。慶応大学卒[27]。アイヌの父とポーランド人の母のハーフ[28][29]。
- 伏根弘三 - コタン指導者。アイヌ民族の教育指導に尽力した[30]。
- 藤山ハル - アイヌ文化伝承者。樺太方言の話し手として、服部四郎編『アイヌ語方言辞典』などに協力した[31]。
- ヘナウケ - 首長
- 辨開凧次郎 - 八甲田雪中行軍遭難事件の際、捜索に協力。
ま行
[編集]- 松前ピリカ - 平取町出身の民謡歌手、興行師。本名・平村花子。
- マメキリ - クナシリ・メナシの戦いの首謀者の一人として処刑される
- 宮本エカシマトク - 首長。アイヌ文化伝承者[32]。
- 明武谷力伸 - 釧路市出身の元大相撲力士。
- メンカクシ - アイヌ民族指導者。安政3年の西別川漁猟権訴訟での活動で著名[33]。
- 森竹竹市 - 詩人。1937年に詩集『原始林』を刊行。昭和新山アイヌ記念館、白老町立民俗資料館の館長も務めた[34]。
や行
[編集]- 八重九郎 - アイヌ文化伝承者。釧路地方の詩曲「サコㇿペ」の最後の語り部。北海道文化財保護功労者[35]。
- 山辺安之助 - 樺太アイヌ。白瀬矗の南極探検隊に参加した。
- 山道康子 - 「沙流川を守る会」
- 山本一昭 - アイヌ解放同盟の活動家。
- 山本惣五郎 - 初めて官吏に登用されたアイヌ[36]。
- 山本多助 - 彫刻家・アイヌ文化伝承者・著述家
- 結城幸司 - 芸術家。アイヌ・アート・プロジェクト代表
- 結城庄司 - アイヌ解放同盟の代表、北海道ウタリ協会理事、札幌アイヌ文化協会副会長などを務めた。
- 吉田菊太郎-幕別村会議員、十勝アイヌ協会会長。
わ行
[編集]脚注
[編集]- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 17.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 18.
- ^ a b 「文藝春秋」編集部. “「夕飯はいつもオハウでした」宇梶剛士が明かす“アイヌ民族出身の母から教わったこと””. 文春オンライン. 2022年10月23日閲覧。
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 70.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 88.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 102.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 112.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 114.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 121.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 125.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 144.
- ^ a b 北海道歴史人物事典 1993, p. 163.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 174.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 198.
- ^ a b 株式会社ローソンエンタテインメント. “砂澤陣|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2022年10月23日閲覧。
- ^ “北海道が危ない!”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年10月23日閲覧。
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 202.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 233.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, pp. 267–268.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, pp. 270–271.
- ^ a b 北海道歴史人物事典 1993, p. 277.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 284.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 286.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, pp. 287–288.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 305.
- ^ “深月ユリア(ふかつきゆりあ)の解説 - goo人名事典”. goo辞書. 2022年10月23日閲覧。
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “深月ユリア|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2022年10月23日閲覧。
- ^ “ポーランドの墓地で〝吸血鬼の骨〟が発見 欧州に根強く残る「吸血鬼伝説」差別や偏見の犠牲者か - 記事詳細|Infoseekニュース”. Infoseekニュース. 2022年10月23日閲覧。
- ^ ““魔女系アイドル”死神とキスシーン、黒魔術も… - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年10月23日閲覧。
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 318.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, pp. 319–320.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 370.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 380.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 385.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 387.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 400.
- ^ 北海道歴史人物事典 1993, p. 413.
参考文献
[編集]この節で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
- 『アイヌ、いまに生きる』(西浦宏己 著 / 新泉社 ISBN 4-7877-9707-7 / 1997年7月)- 山道康子/熊谷たみ子/チュプチセコル/壁岸神奈枝/宇梶剛士/チカップ美恵子)
- 「アイヌ群像―民族の誇りに生きる」 御茶の水書房 ISBN 4275015711 1995年02月 チカップ美恵子, 萱野茂はじめ26人
- 北海道新聞社 編 編『北海道歴史人物事典』北海道新聞社、1993年7月。ISBN 4893636960。