アイ・スタンド・アローン (アル・クーパーのアルバム)
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『アイ・スタンド・アローン』 | ||||
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アル・クーパー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ニューヨーク(#1, #3, #4, #6, #7, #12)[1] ナッシュビル(#2, #8, #9, #10, #11)[1] ロサンゼルス(#5)[1] | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | アル・クーパー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アル・クーパー アルバム 年表 | ||||
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『アイ・スタンド・アローン』(I Stand Alone)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター/音楽プロデューサー、アル・クーパーが1969年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]収録曲のうち5曲はカヴァーで、「ワン」はハリー・ニルソンの曲、「カラード・レイン」はトラフィックの曲、「ケンタッキーの青い月」はビル・モンローの曲(ただし本作ではエルヴィス・プレスリーのヴァージョンが元になっている)、「トウ・ホールド」はジョニー・テイラーがシングルB面で発表した曲、「ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン」はジェリー・バトラーの1968年のシングル・ヒット曲である[3]。「月面軟着陸」はインストゥルメンタルで、クーパーのハモンドオルガン独奏となっている[1]。
「アイ・スタンド・アローン」、「ケンタッキーの青い月」、「トウ・ホールド」、「ライト・ナウ・フォー・ユー」、「ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン」の5曲はナッシュビル録音だが、ザ・ブロッサムズのボーカル・パートはロサンゼルスで録音された[1]。
反響・評価
[編集]アメリカでは13週Billboard 200入りし、1969年3月15日に最高54位を記録した[2]。Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「様式的には見事なまでに大胆な作品で、喜びに満ちたソウル、スウィング時代まで遡るジャズ、クラシック、ポップ、更にロカビリーまで包括しており、それらを自由奔放に(そして巧みに)混ぜ合わせ、変幻自在の全体像に至っている」と評している[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はアル・クーパー作。
- 序曲 - Overture - 4:39
- アイ・スタンド・アローン - I Stand Alone - 3:37
- カミール - Camille (Al Kooper, Tony Powers) - 2:54
- ワン - One (Harry Nilsson) - 2:53
- カラード・レイン - Coloured Rain (Steve Winwood, Jim Capaldi, Chris Wood) - 3:01
- 月面軟着陸 - Soft Landing on the Moon - 4:01
- アイ・キャン・ラヴ・ア・ウーマン - I Can Love a Woman - 3:28
- ケンタッキーの青い月 - Blue Moon of Kentucky (Bill Monroe) - 2:14
- トウ・ホールド - Toe Hold (Isaac Hayes, David Porter) - 3:53
- ライト・ナウ・フォー・ユー - Right Now for You - 2:33
- ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン - Hey, Western Union Man (Jerry Butler, Kenny Gamble, Leon Huff) - 3:43
- アンボーン・チャイルドに捧げる歌と踊り - Song and Dance for the Unborn, Frightened Child - 4:31
参加ミュージシャン
[編集]- アル・クーパー - ボーカル、ピアノ、ハモンドオルガン、キーボード、リズムギター、オンディオライン、アレンジ、指揮
- ジミー・ウィズナー - アレンジ(on #1, #4, #12)、指揮(on #4, #12)
- チャーリー・カレロ - アレンジ、指揮(on #3, #7)
- ドン・エリス - アレンジ、指揮(on #5)
- チャーリー・マッコイ - アレンジ、指揮(on #8)、ベース(on #2, #8, #9, #10, #11)
- ウェイン・モス - ギター(on #2, #8, #9, #10, #11)
- ジェリー・ケネディ - ギター(on #2, #8, #9, #10, #11)
- ビッグ・チャーリー・ダニエルズ - ギター(on #2, #8, #9, #10, #11)
- ケニー・バトリー - ドラムス(on #2, #9, #10, #11)
- ザ・ブロッサムズ - バッキング・ボーカル(on #2, #8, #9, #10, #11)
- ドン・エリス・オーケストラ(on #5)