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アウディ・R10 TDI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アウディ・R10 TDI
ネッカーズルムのアウディフォーラムに展示されるR10 TDI
ネッカーズルムのアウディフォーラムに展示されるR10 TDI
カテゴリー スポーツカー - 「ル・マン」プロトタイプ LMP1
コンストラクター アウディ AG(with ダラーラ
先代 アウディ・R8
後継 アウディ・R15 TDI
主要諸元[1][2]
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, トーションバー セパレート・ダンパー, アンチロールバー
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, トーションバー セパレート・ダンパー, アンチロールバー
全長 4650 mm
全幅 2000 mm
全高 1030 mm
ホイールベース 2,980 mm (117.3 in)
エンジン アウディ 5.5リッター V12 TDI DPF ツインターボ ミッドシップ, 縦置き
トランスミッション X-TRAC製 5速 シーケンシャル・マニュアル
出力 650 bhp (485 kW), 1100 Nm
燃料 シェル V-パワー・ディーゼル
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム
ドライバー
コンストラクターズタイトル 4 (アメリカン・ル・マン 2006, 2007, 2008, ル・マン・シリーズ 2008)
ドライバーズタイトル 4 (アメリカン・ル・マン 2006, 2007, 2008, ル・マン・シリーズ 2008)
初戦 2006年のセブリング12時間レース
出走優勝ポールFラップ
48361213
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アウディ・R10 TDIとは、ドイツの自動車メーカーアウディル・マン24時間レースへの参戦を目的に、R8の後継として開発した、耐久レース専用のプロトタイプレーシングカーである。

TDI(Turbocharged Direct Injection)とはフォルクスワーゲングループの直噴式ターボディーゼルエンジンの技術名称である[3]

概要

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2005年12月13日中央ヨーロッパ時間)に発表された。開発及びチーム運営にヨースト・レーシングが係わり、ダラーラにより製作された。エンジンは5.5 Lの水冷V型12気筒(バンク角90度)ディーゼルに、アルミニウム製のツインターボで過給を施している。

2006年ル・マン24時間レースでデビューし、ディーゼルエンジン車初の総合優勝を果たす。

2008年のル・マンには燃料にシェルバイオフューエルを用いる、R10 TDIプロトタイプにて参戦した。こちらは、リアが2段ウィングが特徴。

ル・マン24時間レースでの戦績

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2007年シーズンのカラーリング

2006年

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2007年

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  • 1位 アウディ・スポーツ・ノース・アメリカ - #1:F. ビエッラ/E.ピロ/M.ヴェルナー
  • リタイア アウディ・スポーツ・ノース・アメリカ - #2:R. カペッロ/T. クリステンセン/A. マクニッシュ
  • リタイア アウディ・スポーツ・チーム・ヨースト - #3:L. ルール/A. プリマット/M. ロッケンフェラー

2008年

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  • 1位 アウディ・スポーツ・ノース・アメリカ - #2:R. カペッロ/T. クリステンセン/A. マクニッシュ
  • 4位 アウディ・スポーツ・チーム・ヨースト - #3:L. ルール/A. プレマ/M. ロッケンフェラー
  • 6位 アウディ・スポーツ・ノース・アメリカ - #1:F. ビエッラ/E.ピロ/M.ヴェルナー

参照

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  1. ^ 大内明彦「UPDATE––AUDI 11戦8勝のアウディ、ル・マンでの足跡」『Racing on Archives』第2巻、三栄書房、2010年、147頁。 
  2. ^ Audi R10 TDI Race Car”. rsportscars.com. 2009年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月6日閲覧。
  3. ^ ディーゼルエンジン開発の歴史”. Volkswagen AG.. 2012年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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