アサス・ド・ポルトガル
アサス・ド・ポルトガル Asas de Portugal | |
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2008年7月 2008ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥーのアサス・ド・ポルトガル。機体はアルファジェットA。 | |
活動期間 | 1977年 |
国籍 | ポルトガル |
軍種 | ポルトガル空軍 |
任務 | 曲芸飛行、展示飛行 |
基地 | 第11航空基地 |
彩色 | 白、黒、赤、緑 |
使用作戦機 | |
攻撃機 | アルファジェットA (1997年-2016年現在使用中) |
練習機 | セスナ T-37C (1977年-1992年) |
アサス・ド・ポルトガル[注釈 1](葡:Asas de Portugal)は、ポルトガル空軍の公式ディスプレイチームである。チーム名の和訳は「ポルトガルの翼」[注釈 1]。本記事では、無名チーム時代も併せて記述する。
概要
[編集]1962年、ポルトガルにT-37C練習機の供給が始まると、ポルトガル空軍はこの頃から試験的に曲芸飛行を開始した。
1977年、第102飛行隊"Panchos"内にT-37C練習機6機によるアクロバットチームが編成された。チーム名はアサス・ド・ポルトガルと名付けられた。アサス・ド・ポルトガルは、1992年の解散までに146の航空ショーに出場し、このうちヨーロッパ域外への出張は40回を数えた。
1997年6月27日、アルファジェットA攻撃機を装備していた第103飛行隊"Caracóis"内に士官7名による臨時のディスプレイチーム[注釈 2]が編成された。この無名のチームは、シントラで開催されたポルトガル空軍創設45周年記念式典に出場した。チームは1998年に解散したが、ポルトガルの航空機ファンは、アサス・ド・ポルトガルの復活を願った。
2001年、翌年に控えたポルトガル空軍創設50周年記念式典のため、第103飛行隊内にアルファジェットA攻撃機2機によるアクロバットチームが編成された。
2005年、第103飛行隊内にアルファジェットA攻撃機4機によるアサス・ド・ポルトガルが、空軍の公式アクロバットチームとして再編成された。アサス・ド・ポルトガルはロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥーをはじめとする多くの航空ショーに参加した。アサス・ド・ポルトガルは2010年に整備上の理由により一旦活動を休止したが、その後活動を再開し、ポルトガル国内で開催される航空ショーやエアレースに出場している。
画像集
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1988年、T-37C時代のアサス・ド・ポルトガル。
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2014年9月14日に撮影されたアサス・ド・ポルトガルのアルファジェットA。
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2016年7月2日、リスボンエアレースの会場上空を飛行するアサス・ド・ポルトガルのアルファジェットA。
注釈
[編集]参考文献
[編集]- 梶田達二 航空ファン別冊 航空ファンイラストレイテッド No. 26 『世界のアクロバットチーム』、文林堂、1985年。雑誌コード 03744-6
- Gérard PALOQUE 『AEROBATIC TEAMS』、Historie & Collections、2010年。ISBN 978-2-35250-168-8