アシュトン・カーター
| アシュトン・カーター Ashton Carter | |
|---|---|
 2015年2月13日 | |
| 生年月日 | 1954年9月24日[1] |
| 出生地 |
.svg){kind=small} アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア |
| 没年月日 | 2022年10月24日（68歳没） |
| 出身校 |
イェール大学 オックスフォード大学 |
| 所属政党 | 民主党 |
| 配偶者 | ステファニー・カーター |
| 子女 | 2人 |
| 在任期間 | 2015年2月17日 - 2017年1月20日 |
| 大統領 | バラク・オバマ |
| 在任期間 | 2011年10月6日 - 2013年12月3日 |
| 国防長官 |
レオン・パネッタ チャック・ヘーゲル |
| 在任期間 | 2009年4月27日 - 2011年10月5日 |
| 大統領 | バラク・オバマ |
アシュトン・ボールドウィン・"アッシュ"・カーター（英語: Ashton Baldwin "Ash" Carter、1954年9月24日 - 2022年10月24日）は、アメリカ合衆国の政治家、物理学者。調達・技術・兵站担当国防次官、国防副長官、国防長官を歴任した。
来歴
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1954年9月24日にペンシルベニア州フィラデルフィアに誕生する[1]。1976年にイェール大学で物理学と中世史を専攻して卒業後にローズ奨学金を得てイギリスのオックスフォード大学に留学し、1979年に理論物理学の博士号を取得して卒業した[1][2]。その後、ハーバード大学ケネディ行政大学院科学・国際関係ベルファー・センターのグレアム・アリソンによれば「科学技術が国際関係・国際問題の推進力になり、ときにはその解決策ともなりうる」ことを見出し、防衛政策などに興味を持つようになる[3]。
1980年からは連邦議会技術評価局・1981年からはアメリカ合衆国国防長官府でアナリストの職に就く[1]。1982年から1984年まではマサチューセッツ工科大学CISのリサーチフェロー・その後1984年にハーバード大学ケネディ行政大学院科学・国際関係センター（現在のベルファー科学国際問題センター。）助教授となり、1986年には同センター准教授・1988年には教授に昇進。1990年には同センターの所長に就任した[1]。
1993年から1996年までウィリアム・J・ペリー国防長官の時代に国防次官補（国際安全保障政策担当）を務め[1]、特に1994年の第1次北朝鮮核危機ではその対応において中心的な役割を果たした[3]。
政権から離れていた2006年にワシントン・ポスト紙にペリー元国防長官と共同で"If Necessary, Strike and Destroy（必要なら、攻撃し破壊せよ）"と題する論文を寄稿し、北朝鮮に対する先制攻撃論を主張した [4]。
2009年4月27日から2011年10月5日まで国防次官（調達・技術・兵站担当）、2011年10月6日から2013年12月3日までは国防副長官を務めた[1]。2014年12月5日にオバマ大統領より国防長官に指名され[5]、2015年2月17日に連邦議会での承認を経て、正式に第25代アメリカ合衆国国防長官に就任した[6]。
2019年5月21日、日本国政府より旭日大綬章を受章[7]。
2022年10月24日、心臓疾患のため死去[8]。68歳没。
人物
[編集]クリントン政権での上司に当たるペリー元国防長官はカーターについて、「タカ派とは言わないが、アメリカの力で何ができるかについてはかなり強気で人に讓らないところがあり、適切だと判断した場合はその力の行使も辞さないだろう」と述べている[3]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g CNN Library (2014年12月11日). “Ashton Carter Fast Facts”. CNN 2014年12月17日閲覧。
- ^ “Ashton B. Carter Former Deputy Secretary of Defense”. アメリカ国防総省. 2014年12月17日閲覧。
- ^ a b c “In Ashton Carter, Nominee for Defense Secretary, a Change in Direction”. ニューヨーク・タイムズ. (2014年12月6日) 2014年12月17日閲覧。
- ^ Ashton B. Carter and William J. Perry (2006年6月22日). “If Necessary, Strike and Destroy”. ワシントン・ポスト 2014年12月17日閲覧。
- ^ “次期米国防長官にカーター氏、オバマ大統領が指名”. ロイター. (2014年12月6日) 2014年12月17日閲覧。
- ^ カーター国防長官就任＝イラク部隊派遣、難しい判断－米 時事通信 2015年2月17日閲覧
- ^ “令和元年春の外国人叙勲 アシュトン・Ｂ・カーター元国防長官の旭日大綬章受章”. 在米国日本大使館. 2023年11月1日閲覧。
- ^ Roscoe, Matthew (2022年10月25日). “BREAKING: Former US Defence Secretary Ash Carter dies following a heart attack aged 68” (英語). Euro Weekly News. 2022年10月25日閲覧。
外部リンク
[編集]
- Ashton B. Carter Former Deputy Secretary of Defense アメリカ国防総省による経歴。2014年12月17日閲覧。
| 公職 | ||
|---|---|---|
| 先代 ジョン・ヤング・ジュニア |
 アメリカ合衆国国防次官（AT&L担当）2009年4月27日 - 2011年10月5日 |
次代 フランク・ケンドール3世 |
| 先代 ウィリアム・J・リン3世 |
アメリカ合衆国国防副長官 第30代：2011年10月6日 - 2013年12月3日 |
次代 クリスティン・フォックス（代行） |
| 先代 チャック・ヘーゲル |
アメリカ合衆国国防長官 第25代：2015年2月17日 - 2017年1月20日 |
次代 ジェームズ・マティス |
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