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アセナフテン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アセナフテン
Skeletal formula Ball-and-stick model
識別情報
CAS登録番号 83-32-9 チェック
PubChem 6734
ChemSpider 6478 チェック
UNII V8UT1GAC5Y チェック
EC番号 201-469-6
国連/北米番号 3077
KEGG C19312 ×
ChEBI
RTECS番号 AB1000000
特性
化学式 C12H10
モル質量 154.21 g mol−1
外観 白色ないし淡黄色の結晶性粉末
匂い (有臭)
嗅覚閾値 0.02 - 0.22ppm[1]
密度 1.222 g/cm3
融点

93.4 °C, 367 K, 200 °F

沸点

279 °C, 552 K, 534 °F

への溶解度 0.4 mg/100 ml
エタノールへの溶解度 微溶
クロロホルムへの溶解度 微溶
ベンゼンへの溶解度 易溶
酢酸への溶解度 可溶
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 1674
EU Index 未分類
NFPA 704
1
2
1
引火点 135 °C
発火点 >450 °C
半数致死量 LD50 >2000mg(ラット、経口)
関連する物質
関連物質 アセナフチレン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アセナフテン: Acenaphthene)は、多環芳香族炭化水素の一種。

IUPAC名1,2-ジヒドロアセナフチレンが示す通り、アセナフチレンを水素化したものであり、1.2%ほど含有するコールタールをはじめ多くの化石燃料に含まれる。石炭ディーゼル燃料の燃焼、火山活動などの自然火災によっても排出される[1]

アセナフテンは、フランスの化学者マルセラン・ベルテロによりコールタールから製造され、後にベルテロはα-エチルナフタレンから合成する手法を発見した。

染料農薬医薬品の製造に使用される。

安全性

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皮膚や粘膜に対する刺激性があり、大量に摂取すると嘔吐を起こすことがある[1]。水生生物に対しては強い毒性がある[2]

脚注

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外部リンク

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