アタザナビル・リトナビル
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成分一覧 | |
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Atazanavir | Protease inhibitor |
Ritonavir | Protease inhibitor (pharmacokinetic booster) |
臨床データ | |
販売名 | Ritovaz |
法的規制 |
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アタザナビル・リトナビル(Atazanavir/ritonavir、ATV/r)は、HIV/AIDSの治療に使用される固定用量の配合薬である[1]。アタザナビルとリトナビルを組み合わされたものである[1]。ロピナビル・リトナビルの代わりに使用されることがある[2]。投与法は経口である[1]。
副作用は一般的に少ない[2]。あげられる副作用は、腹痛、下痢、皮膚の黄ばみ、筋肉痛、頭痛などである[2]。根本に肝臓の疾患がある患者への使用には、より注意を払う必要がある[2]。妊娠中の人への使用は安全とされる[3]。この配合薬の作用機序は、アタザナビルがプロテアーゼ阻害剤として機能し、リトナビルがアタザナビルの効果を上昇させる[2]。
この組み合わせは、2012年にインドでの使用が承認され、2017年現在[update]米国での承認待ちである[1]。世界保健機関の必須医薬品リストに収載されている[4]。 2012年の発展途上国での年間平均価格は281米ドルである[2]。
出典
[編集]- ^ a b c d “Atazanavir/ritonavir - Mylan Laboratories - AdisInsight” (英語). adisinsight.springer.com. 11 December 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。29 June 2017閲覧。
- ^ a b c d e f “Atazanavir + ritonavir (Addition) -- Adults”. World Health Organization (WHO). 3 February 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。29 June 2017閲覧。
- ^ “Atazanavir/Ritonavir in Pregnancy” (英語). hivinsite.ucsf.edu. 29 January 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。10 December 2017閲覧。
- ^ World Health Organization model list of essential medicines: 21st list 2019. Geneva: World Health Organization. (2019). hdl:10665/325771. WHO/MVP/EMP/IAU/2019.06. License: CC BY-NC-SA 3.0 IGO