コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アタザナビル・リトナビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
成分一覧
Atazanavir Protease inhibitor
Ritonavir Protease inhibitor (pharmacokinetic booster)
臨床データ
販売名 Ritovaz
法的規制
  • (Prescription only)
テンプレートを表示

アタザナビル・リトナビル(Atazanavir/ritonavir、ATV/r)は、HIV/AIDSの治療に使用される固定用量の配合薬である[1]アタザナビルリトナビルを組み合わされたものである[1]ロピナビル・リトナビルの代わりに使用されることがある[2]。投与法は経口である[1]

副作用は一般的に少ない[2]。あげられる副作用は、腹痛、下痢、皮膚の黄ばみ、筋肉痛、頭痛などである[2]。根本に肝臓の疾患がある患者への使用には、より注意を払う必要がある[2]妊娠中の人への使用は安全とされる[3]。この配合薬の作用機序は、アタザナビルがプロテアーゼ阻害剤として機能し、リトナビルがアタザナビルの効果を上昇させる[2]

この組み合わせは、2012年にインドでの使用が承認され、2017年現在米国での承認待ちである[1]世界保健機関の必須医薬品リストに収載されている[4]。 2012年の発展途上国での年間平均価格は281米ドルである[2]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d Atazanavir/ritonavir - Mylan Laboratories - AdisInsight” (英語). adisinsight.springer.com. 11 December 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。29 June 2017閲覧。
  2. ^ a b c d e f Atazanavir + ritonavir (Addition) -- Adults”. World Health Organization (WHO). 3 February 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。29 June 2017閲覧。
  3. ^ Atazanavir/Ritonavir in Pregnancy” (英語). hivinsite.ucsf.edu. 29 January 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。10 December 2017閲覧。
  4. ^ World Health Organization model list of essential medicines: 21st list 2019. Geneva: World Health Organization. (2019). hdl:10665/325771. WHO/MVP/EMP/IAU/2019.06. License: CC BY-NC-SA 3.0 IGO