アテネ地震
表示
アテネ地震 | |
---|---|
本震 | |
座標 | 北緯38度04分 東経23度31分 / 北緯38.06度 東経23.51度座標: 北緯38度04分 東経23度31分 / 北緯38.06度 東経23.51度 |
震源の深さ | 10 km |
規模 | Mw6.0 |
最大震度 | メルカリ震度階級 [1]IX |
津波 | なし |
地震の種類 | 正断層型 [2] |
被害 | |
死傷者数 |
143人死亡、800人から1,600人が負傷[1][3] 50,000人が住居を失う[2] |
被害総額 | 3 - 4.2 億ドル [1][3] |
出典:特に注記がない場合は特に注記無き場合、国際地震センター[4]による。 | |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
アテネ地震(アテネじしん)は、1999年9月7日14時56分51秒(現地時間)にギリシャのパルニサ山付近を震源として発生したマグニチュード6.0の地震である。
概要
[編集]1999年9月7日14時56分(日本時間の20時56分)、ギリシャでM5.9の地震が発生した[5][6]。震源の深さは5 km - 10 kmほど[6]。震源は首都のアテネに近く、北西に10 kmほどしか離れていなかった[5]。
ギリシャやイタリアなど、ヨーロッパの南部は、日本と同様にプレートが衝突し合う地域であるため、地震が発生しやすい特徴がある[7][8][9]。
また、この地震の約1ヶ月前には、トルコで、イズミット地震 (1999年) (M7.4) が発生している。
被害
[編集]地震の揺れによって、アテネを中心に著しい被害が出た。主な被害は以下の通り。
人的被害
[編集]この地震で、136人が死亡し、4人が行方不明となった[5]。さらに、負傷者は1,600人であった。
物的被害
[編集]地震によって倒壊した建物の数は8000棟近くにものぼり、工場や学校なども被害を受けている[6]。
出典
[編集]- ^ a b c National Geophysical Data Center / World Data Service (NGDC/WDS) (1972), Significant Earthquake Database (Data Set), National Geophysical Data Center, NOAA, doi:10.7289/V5TD9V7K
- ^ a b USGS (September 4, 2009), PAGER-CAT Earthquake Catalog, Version 2008_06.1, United States Geological Survey
- ^ a b Elenas, A. (2003), “Athens earthquake of 7 September 1999: Intensity measures and observed damages”, ISET Journal of Earthquake Technology, Technical Note (Indian Society of Earthquake Technology) 49 (1): 77–97
- ^ ISC (2017), ISC-GEM Global Instrumental Earthquake Catalogue (1900–2013), Version 4.0, International Seismological Centre
- ^ a b c “平成 11 年9月 地震・火山月報 (防災編)”. 2019年8月9日閲覧。
- ^ a b c “https://www.adrc.asia/view_disaster_jp.php?NationCode=&Lang=jp&Key=68”. 2019年8月9日閲覧。
- ^ 上田誠也」「地震予知に成功した国 -ギリシャ-」『地震 第2輯』 1991年 44巻 Supplement号 p.391-405, doi:10.4294/zisin1948.44.Supplement_391
- ^ “【週刊地震情報】ギリシャで大きな地震、死者も”. 2019年8月10日閲覧。
- ^ “イタリアの地震対策が遅れている理由”. 2019年8月10日閲覧。