アディオス・アミーゴス (さらば友よ)
『アディオス・アミーゴス (さらば友よ)』 | ||||
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ラモーンズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク ベイビー・モンスター・スタジオ[1] | |||
ジャンル | パンク・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
レディオアクティヴ・レコード クリサリス・レコード | |||
プロデュース | ダニエル・レイ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ラモーンズ アルバム 年表 | ||||
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『アディオス・アミーゴス (さらば友よ)』(原題:¡Adios Amigos!)は、アメリカ合衆国のパンク・ロック・バンド、ラモーンズが1995年に発表した、14作目にして最後のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]収録曲のうち6曲は、元メンバーのディー・ディー・ラモーンがソングライティングに貢献しており[6]、そのうち「ザ・クラッシャー」は、「ディー・ディー・キング」名義で1988年に発表したアルバム『Standing in the Spotlight』収録曲のリメイクである[7]。「大人になんかなるものか」は、トム・ウェイツがアルバム『ボーン・マシーン』(1992年)で発表した曲のカヴァーで[8]、日本盤ボーナス・トラック「ラモーンズ」は、モーターヘッドがアルバム『1916』(1991年)で発表した曲のカヴァー[9]。ジャケットの絵は、ロサンゼルス出身の画家マーク・コスタビが1984年に描いた作品『Enasaurs』が元になっており、原画で恐竜が被っていたパーティー・ハットは、デジタル処理によりカウボーイ・ハットに差し替えされた[10]。
バンドは本作のリリース前に解散を公表し[6]、1996年8月6日のハリウッド公演をもって活動を終了した[11]。
反響・評価
[編集]母国アメリカでは2週にわたりBillboard 200入りし、最高148位を記録した[5]。スウェーデンのアルバム・チャートでは16位に達し、バンドにとって通算13作目のトップ60アルバムとなった[3]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「彼らの作品の中で特に優れているわけではないが、最後の挨拶としては立派である」と評している[2]。Ultimate Classic Rockの2017年の企画「Ramones Albums Ranked Worst to Best」では14作中13位となり「印象に残るのは、冒頭を飾る遊び心に満ちたトム・ウェイツのカヴァー"I Don't Want to Grow Up"だけ」と評されている[12]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はディー・ディー・ラモーンとダニエル・レイの共作。
- 大人になんかなるものか - "I Don't Want to Grow Up" (Tom Waits, Kathleen Brennan) - 2:46
- メイキン・モンスターズ・フォー・マイ・フレンズ - "Makin Monsters for My Friends" - 2:35
- 知りたかないぜ - "It's Not for Me to Know" - 2:51
- ザ・クラッシャー - "The Crusher" - 2:27
- ライフ・イズ・ア・ギャス - "Life's a Gas" (Joey Ramone) - 3:34
- テイク・ザ・ペイン・アウェイ - "Take the Pain Away" - 2:42
- アイ・ラヴ・ユー - "I Love You" (Johnny Thunders) - 2:21
- クリテン・ファミリー - "Cretin Family" - 2:09
- ハヴ・ア・ナイス・デイ - "Have a Nice Day" (Marky Ramone, Skinny Bones) - 1:39
- スキャッターガン - "Scattergun" (C. J. Ramone) - 2:30
- 御意見無用 - "Got a Lot to Say" (C. J. Ramone) - 1:41
- シー・トーク・トゥ・レインボー - "She Talks to Rainbows" (Joey Ramone) - 3:14
- ボーン・トゥ・ダイ・イン・ベルリン - "Born to Die in Berlin" (Dee Dee Ramone, John Carco) - 3:32
アメリカ初回盤CD (RARD-11273)ボーナス・トラック
[編集]- "Spider-Man" (Paul Francis Webster) - 2:03
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ラモーンズ - "R.A.M.O.N.E.S." (Lemmy Kilmister, Phil Taylor, Phil Campbell, Michael Burston) - 1:23
参加ミュージシャン
[編集]- ジョーイ・ラモーン - ボーカル、バッキング・ボーカル(on #4)
- ジョニー・ラモーン - ギター
- C・J・ラモーン - ボーカル(on #2, #4, #8, #10)、ベース
- マーキー・ラモーン - ドラムス
脚注
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “¡Adios Amigos! - Ramones - Album”. AllMusic. 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b swedishcharts.com - Ramones - ¡Adios Amigos!
- ^ RAMONES songs and albums | full Official Chart history
- ^ a b “The Ramones - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b 日本盤CD (TOCP-8596)ライナーノーツ(畔柳雪子、1995年4月)
- ^ Carlson, Matt. “Standing in the Spotlight - Dee Dee King - Album”. AllMusic. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “I Don't Wanna Grow Up by Tom Waits”. Songfacts. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Random Cover Song: Ramones - "R.A.M.O.N.E.S." (Motörhead)”. Dying Scene. 2024年7月25日閲覧。
- ^ “Ask Mark Kostabi”. Artnet Worldwide. 2024年7月25日閲覧。
- ^ Swanson, Dave (2016年8月6日). “The Night the Ramones Played Their Last Show”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2024年7月25日閲覧。
- ^ Gallucci, Michael (2017年1月9日). “Ramones Albums Ranked Worst to Best”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2024年7月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- アディオス・アミーゴス - Discogs (発売一覧)